2022/05/10
コラム
超小型電動で深場マルイカ攻略フォースマスター 200&リアランサー マルイカ
コンパクトボディに最先端機能を搭載した「フォースマスター 200」と
最新マルイカロッド「リアランサー マルイカ」。そのハイスペックな性能と実力を、
マルイカの名手・鈴木孝がこの時期は深場をメインに狙う外房小湊沖のマルイカで実証する。
「とにかく軽くてコンパクト。アグレッシブに誘うマルイカにピッタリな電動リールです」と、シマノフィールドテスターの鈴木孝さん。
「フォースマスター 200」は自重わずか395グラム。手巻きリール並みのパーミング性とギア比を備えた軽量コンパクトボディに、ロッドを握る手の親指だけで巻き上げ速度をコントロールできるタッチドライブと、巻き上げ速度がアップしたムテキモータープラスを搭載。釣り場が深いこの時期の小湊沖のマルイカでは、巻き上げの負担を軽減してくれるコンパクトな電動リールが大きな利点になるという。
乗船したのは小湊寄浦港の小沢丸。小湊沖の水深70メートル付近で釣り開始。手巻きリールと変わらぬ落下スピードで着底、鈴木さんはタタキ~ゼロテンションを繰り返し、気配がなければ巻き落としする。
2流し目で乗りをとらえた鈴木さんが、すかさずタッチドライブをオン。
「中間速を20に設定してあるので、いきなり高速巻きになってバラす失敗を防止できます」と言いながら、胴長15センチ級のマルイカを取り込んだ。
その後は水深70~90メートル付近を転々と流して拾い釣りが続いたが、いい群れに当たると1流しで3~4投できる場面も。
「電動リールの一番のアドバンテージはやっぱり巻き上げ。手巻きは深場で連チャンできる流しになると腕が悲鳴を上げますが、電動リールなら楽勝です」
後半は再び拾い釣りの展開になったが、鈴木さんは単発ながら着実に釣っていく。
「釣り場が深いうえ、この時期は小型主体でアタリを取るのが難しいのですが、リアランサー マルイカの穂先はタタキ~止めでピタッと振幅が止まるので微細な触りを見極めることができます」
リアランサー マルイカは3アイテム。この日、鈴木さんが使用した82 SS155は振れ幅の大きいしなやかな穂先を搭載した8:2調子のゼロテン専用モデル。穂先を長く取っているのでゼロテンをキープしやすく、乗り感も分かるように穂持ちのパワーがマイルドに仕上がっている。
82 S160は穂先は82 SS155同様繊細でありながら、穂持に関してはやや硬めの設定。主に深場でイカの抱きが強いときや、活性が高いときの浅場で使用。7:3調子の73 145は宙釣りやブランコ対応のショートモデルでアワセ遅れが少ないという。
「3アイテムともXシートフロントトリガーを搭載しています。タタキで誘うとき中指(もしくは人さし指)を支点にしっかりパーミングできるので負担が軽減されます。大げさではなく、電動リールをセットしても驚くくらい軽く感じますよ」
マルイカのトップシーズンは間近。手巻きリールの釣りの領域を電動リールで攻略することを可能にしたフォースマスター 200と、状況に合わせて選択できるリアランサー マルイカの3アイテムで、マルイカの乗りをたっぷり楽しもう!
ForceMaster 200 & REALANCER MARUIKA
リアランサー マルイカ
8:2調子のゼロテン専用モデル2アイテムと、宙釣りやブランコにも対応する7:3調子の1アイテム。グリップ前方に配置したXシートフロントトリガーがパーミング性を高め、独自のスパイラル構造で締め上げたブランクスが軽快な操作性を実現。穂先は82 S160が張りのある高感度カーボンソリッド「タフテック」、73 145と82 SS155が強度としなやかさを備えた「タフテックα」を採用。
使用タックル製品情報
リアランサー マルイカ 82 SS155 / 82 S160 / 73 145
※オモリ50号負荷の竿先の曲がり
フォースマスター 200
ワンハンドでの操作性を向上させた軽量コンパクトデザインを採用。親指1本で快適な操作を可能にした中間速設定を備えたタッチドライブを始め、毎分195メートル、1キロ負荷でも148メートルという巻き上げスピードを持つ「MUTEKI MOTOR+」、探見丸スケール、スピードクラッチなどシマノ独自の数かずの機能を搭載。左ハンドルの201、201DHもラインアップ。
使用タックル製品情報
フォースマスター 200
INFORMATION
外房小湊寄浦港 小沢丸
0470-95-2428
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