2024/12/20
コラム
釣り人の本能を刺激する、美しい曲がりを見せるエキサイトゲームXRで、東伊豆の海を満喫!
深く美しい曲がりで魚とのやり取りを味わえるフルソリッドブランクスに、数々のシマノテクノロジーを投入して感度と操作性をプラスした新次元の船ゲームロッド『エキサイトゲームXR』。このロッドを手に松本圭一さんと鈴木新太郎さんが東伊豆へ釣行。様々な魚に様々な釣法でチャレンジして、エキサイトな釣りを堪能した。
曲げて楽しめるロッドとともに東伊豆の海へ
極限まで曲げて楽しめるフルソリッドブランクスを採用した『エキサイトゲームXR』。軟らかいだけでなく、いくつものテクノロジーを搭載することで、ソリッドにもかかわらず感度に優れ、ブレやパワーロスも抑えられた新時代のロッドシリーズだ。このロッドを持って、松本圭一さんと鈴木新太郎さんが東伊豆へ。さまざまな魚にチャレンジ、一日を通して楽しんだ。
ふたりは出港前からロッドを選び、曲がりを確認し、期待を膨らませる。
「なにか新しいアイテムが一個あると、その日の釣りはすごくワクワクしますよね。とくに竿は一番重要ですよ」と鈴木が言う。
朝日の中、船は静岡県網代港から出港した。楽しい一日が始まる。
64MH200・73M180でコマセ五目
最初の釣りはコマセ五目。松本さんが選んだのは『、ライトアジやマダイなど、繊細な釣りに最適な『64MH200』。船長の水深47mの声に仕掛けを落とす。着底後、すぐにロッドをシャクってコマセを振り、44mで止めて仕掛けをなじませる。するとすぐにヒットした。
「ただ軟らかいだけじゃなく、ちゃんと魚を浮かせてくれる。ロッドを上に向けてるだけでスって抜けてくる。抜けた分だけタッチドライブで巻き取る、魚が引いたら我慢するみたいな感じですね」
上がってきたのはウマヅラハギ。エサ取りながら良型だったため、引きを楽しませてくれた。
一方、鈴木さんが選んだのは、軽快なコマセワークと精密な仕掛け操作ができる『73M180』。こちらにもヒット。曲がりを楽しみながら上げてくる。上がってきたのは本命のイサキだ。
「カーボンフルソリッド粘りと反発の良さ。1匹1匹を楽しんで釣りをすることができる竿です」
その後も、ヒメダイの三連をはじめ、イサキ、サバと五目釣りを楽しんだ。
エキサイトゲームXRのテクノロジー
二人にエキサイトゲームXRについて語ってもらった。
「ネジレを軽減するためにハイパワーXフルソリッドで仕上がっています。素直に綺麗に曲がる竿です」(鈴木)
「操作性と曲げて楽しむを両立しているロッドです。通常は穂先の部分で使われるタフテックインフィニティを、ブランクスの全身に使用してます。カーボンフルソリッドですが非常に軽量で高感度。今回のモデルはガイドが大きくなったので糸の抜けも良くなりました。少し太いリーダーでもスムーズに糸が抜けていく感じがします」(松本)
「M、MH、HにはXシートテクニカルガングリップが搭載されています。左右持ち替えができるグリップで、フロントトリガーが付いているので人さし指もしくは中指を掛けることができます。手首が前に出て操作性が良く、腕だけでなく手首も使えます」(鈴木)
全8アイテムのうちの6アイテムム、64MH200、64H190、73M180、73MH180、73MH195、73H200のM、MH、Hモデルには、Xシートテクニカルガングリップ仕様になっている。手首と手のひらが真っ直ぐに近い状態で、4本の指で包み込むように握ることで疲労を軽減してくれるグリップだ。一方、73HH200/RIGHT、73HH220/RIGHTは、エクストリームガングリップ仕様になっている。
「リアグリップは全モデル、カーボン一体成型で中空構造のカーボンモノコックグリップを採用しています。感度増幅装置です。手で感じて、さらにもう一箇所カーボングリップが当たる部分でも情報を得られます」(松本)
73HH200・73HH220で中深場五目
続いて中深場五目に挑戦。ふたりともHHパワーのロッドに換えた。深場や大物へ対応する2アイテムがラインナップされている。鈴木さんが選んだのは73HH220。仕掛けを弛ませるのにしなやかさが生きる。
「胴突きの仕掛けは、エダスをいかにフワフワさせるかです。弛ませて張るまでの間に喰わせます」
松本は73HH200を使用。ロッドをゆっくりあおって誘う。
「フワフワと誘いを入れ続けても、本来操作性のいいとされてる硬い竿より楽に動かしていられます」
鈴木さんにヒット。顔をほころばせながら巻き上げ、上がってきたのはシロムツの一荷だった。
高負荷アイテムHHモデルのグリップ
高負荷アイテムにはグリップもそれに合わせた設計が施されている。それがXシートエクストリームガングリップだ。このグリップは、左右専用設計のシートで手のひらとグリップの接触面が大きく、手のひら全体で包み込むようにホールドできるため、パワーロスも最小限に抑えられ、フッキングやファイト時も力負けせず、長時間の釣りでも疲れにくい。さらに重いオモリ、深場での仕掛けの操作、大型魚とのファイトの時にアングラーをサポートするために、HHモデルのみにフロントグリップが備えられている。
「HHのXシートエクストリームガングリップは、ブレることなく操作ができ、力も軽減できます。溜めてよし、それで溜められなかったらフロントグリップで支えるもよしです」(鈴木)
松本も大型をヒット。
「HHは中深海で使っています。よく行くフィールドの剣崎とか東京湾口だと、アジビシやコマセのワラサで使うのが絶対面白い。高負荷で魚にこっちを向かせたいときはフロントグリップに手を掛けて竿の角度をつけてやると、カーボンソリッドなのでガンガン上に向けて巻いてこれます」(松本)
73M180・64MH20・64MH200・73M180でライト泳がせ
三番目の釣りは、ライト泳がせ。水深は16m。松本さんのロッドは73M180。するとさっそくヒット。ロッドが曲がる。
「なんか楽しそうじゃん」
鈴木さんが声をかける。
「竿がいいんだよ」
そう言いながらフォースマスターを鳴らせて巻き上げていく。
「ハタかな?」
取り込んだのは、玉網が必要なサイズのヒラメ。
「伊豆は根周りでは、けっこうヒラメが釣れるんですよ」
魚の動きに合わせて的確な操作を快適に行えるのは、″瞬間・精密”コンセプトと呼ばれるXシートテクニカルガングリップとフォースマスター600の組み合わせによるもの。
「ロッドを保持しやすく、リールを全部ワンハンドで操作できる。それが瞬間・精密コンセプト。魚の動きに応じて狙ったスピードで巻き上げが可能です。疲れ知らずで、思いのままに操れます」
鈴木さんが使っているのは64MH200。こちらもヒラメがヒット。
「ヒラメいっぱいいるんだね。いい曲がり、見てよこの曲がり」
さらに松本さんにも再びヒラメがヒット。ふたりともライト泳がせを堪能した。
思い出に残る一匹にするために
釣りを終えてふたりが語る。
「調子がソリッドだから『こう』とか『ああ』とかってあるじゃない。やっぱり、チューブラーの専用竿に比べるとすごいアバウトな部分あるけど、汎用性は高い。アレもコレも、1本の竿でできる。色々やってみたいという中級者の方などに、ぜひ使っていただきたい竿です」と松本さん。
「やり込んだ人たちに、また違う釣りの味付けで使ってほしい。ロッド一本変わるだけで、釣りの味ってまるっきり変わることがあるじゃないですか。それって多分楽しい味だと思うんですよね」と鈴木さんは言う。
「価値があるというか、格別の一匹。思い出に残る一匹を釣るという感じだね」
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