2020/10/28
コラム
松田竜也のイカスペシャル&ビーストマスターMD3000使いこなしガイド【スルメイカ編】
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは豪快な釣り味が魅力のスルメイカ。
沖イカ釣りのエキスパート・シマノフィールドテスター松田竜也が最新イカ竿「イカスペシャル」と
中型電動リール「ビーストマスター MD 3000」の使いこなし術をお届けする。
パワフルな釣り味が魅力のスルメイカ。今年は日により釣り場によりムラがあるものの、今回釣行した南房方面ではトップ20~30杯とまずまずの釣れ具合。
南房乙浜港のしまや丸へ釣行した当日は二枚潮に苦戦したものの、江見~白間津沖の水深150~180メートル前後で胴長25~30センチが3~15杯の釣果。松田は撮影で度たび手を止めながらも10杯を釣り上げてスルメの乗りを楽しんだ。
当日松田が使用したタックルは最新ロッド「イカスペシャル」と中型電動リール「ビーストマスター MD 3000」。今回はこの竿とリールを使い込んでいる松田に特徴と魅力を聞いた。
ダブルX構造が生み出す軽快な操作性とチューブラー穂先がもたらす高感度
「イカスペシャルの特徴の一つが操作性です。竿を軽快に操れるから積極的に誘ってしっかり仕掛けを動かせます。感度も抜群で、仕掛け落下中の触りやムギイカサイズの乗りを、穂先の動きだけでなく手感度でも表現してくれます」
その性能を支えているのがシマノ独自の最新技術。メインの軽量カーボン素材のブランクスは、カーボンテープで締め上げネジレを抑え込む強化構造「スパイラルXコア」。それをさらに「ハイパワーX」で強化したダブルX構造を採用し、軽快な操作性を実現。
トップは軽量UDグラス素材を特殊設計したチューブラー穂先を搭載し、グラス素材ならではの柔軟性による目感度アップに加え、ハイパワーXでネジレを抑えることで小さなアタリを感知する伝達力を高めている。
「さらにXシートのおかげで従来モデルに比べて竿を操作するのが格段に楽になりました」
もう一つのテクノロジーが、手のひらで包み込むようにホールドする「Xシートエクストリームガングリップ」。従来のリールシートよりもパーミング時の負荷が45パーセント低減(当社比)し、リーリング時のブレは30パーセント減(当社比)を実現。パワーロスを抑えて疲労を軽減する新発想のリールシートだ。
つまり、ダブルX構造でネジレが抑えられて竿を動かしたときのロスがなく軽快な操作が可能になり、Xシートが疲れを軽減し、積極的に誘う攻めの釣りに最適なモデルということだ。
3アイテムを駆使して様ざまな状況に対応
イカスペシャルは3アイテムあって、M170が8 :2調子でオモリ負荷60~150号、MH160は9 :1調子でオモリ負荷80~180号、H155は9 :1調子でオモリ負荷100~200号。
それぞれの竿の使いこなし方について聞くと、
「軟らかめで繊細な乗りがよく分かるM170は、ムギイカ(小型のスルメ)やシーズン初期の小型のヤリイカに最適なモデルです。MH160は直結とブランコ仕掛けに対応したオールラウンドモデル。H155は水深200メートル以上の深場狙いや、ツノ数が多い直結仕掛けをしっかり操作できる硬めの設定で、大型のスルメの多点掛けに対応するパワーモデルです。イカ釣り入門にはオールラウンドモデルのMH160、直結仕掛けを極めたい人はぜひH155を使ってみてください」
と松田はアドバイスしてくれた。
圧倒的なパワーとスピード、さらに探見丸スクリーンを初搭載
ビーストマスター MD 3000の特徴を聞くと、
「大型スルメの多点掛けでも余裕で巻き上げるパワーがあります。毎分215メートルという巻き上げ速度、5キロ負荷でも173メートルの速さもこのリールならでは。入れ掛かり時、移動を繰り返すときも余裕で対処できます。そして探見丸スクリーンで地形の変化や魚群、海底までの水深が手元で視認できるので、群れが宙層に浮くことも多いスルメは反応を見ながらタナを探れます。釣っていて楽しいですよ」
と答えた。
スルメイカは日中船に加え、今年は常磐エリアの夜釣りが好調。最新タックルでスルメの乗りをたっぷり楽しもう!
IKA SPECIAL & BeastMaster MD 3000
感度と操作性を極めた最新イカ竿
イカスペシャル
「イカスペシャル」は様ざまなシマノ独自のテクノロジーを搭載した最新スルメ&ヤリイカロッド。全3アイテムはいずれもRIGHT仕様(右巻きリール対応)で、ダブルX構造で締め上げた細身軽量ブランクスを採用し軽快な操作性を実現。感度に優れたUDグラスチューブラー穂先、Xガイド、Xシートエクストリームガングリップなどを装備。
使用タックル製品情報
イカスペシャル M170/MH160/H155 RIGHT
ビーストマスター MD 3000
探見丸スクリーン搭載
ビーストマスター MD 3000
シマノ巻上力88キロのハイパワーを発揮する先鋭化したブラシレスモーター「NEW GIGA-MAX MOTOR」や強化ギアシステム、カウンター画面にカラー液晶で海底形状や魚の反応を映し出す「探見丸スクリーン」などシマノ独自の数かずの機能を搭載。
探見丸スクリーン
探見丸スクリーンは電動リール初のカラードット液晶を採用。従来の簡易魚探機能から大幅に進化し、海底水深、海底形状、群れの大きさや魚体長(ACCU-FISH®)などが表示される(ACCU-FISH®機能は、ACCU-FISH®対応の親機搭載船に限る)。
INFORMATION
南房乙浜港 しまや丸
0470-38-2567
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