イカスペシャル

年を追うごとに深まるタナでイカ角を躍動させ、かすかなアタリを掴み、巻上げる。
この緻密にしてハードな沖イカを攻略するためにシマノが辿り着いた解答、それがイカスペシャル。
この非凡なる能力を掌握すれば、やがて大型イカの多点掛けとなって報われる。

イカ角をイメージ通りに動かせているか。
乗せたイカの重さを確実に感知できるか。
イカスペシャルが突き詰めた性能は大きくこの二つ。
そのために素材を徹底検証。穂先は沖イカ竿では、異例とも言える軽量UDグラスチューブラー穂先を採用し、かつてない高感度を実現。適度なしなやかさを併せ持つため、わずかなサワリまでも穂先に視覚化し、しっかりとアタリを釣り人に伝え、さらに巻上げ中のイカの重さの把握を可能にしました。
高強度スパイラルXコア＋ハイパワーXで締め上げたメインブランクスは釣り人が入力したパワーを的確にイカ角へと伝達。イメージ通りの動きを演出します。

益々、深い海域を狙うことが増えた沖イカのアタリを確実に取るために開発された穂先。
UDグラスを素材にチューブラー構造を採用し、さらにネジリ強度をプラスすることで、大幅な高感度化と約46%の軽量化を実現※。
シャクリ時にブレず、シャクリ後は速く戻ることで、これまで感じることができなかった微かなアタリも明確に拾い、乗せへのシグナルとして釣り人に伝えます。

※当社従来グラスソリッド比

現在のヤリイカ、スルメイカの釣りはタナが深くなり250m以上を狙うことも少なくありません。しかも潮の早い日も多く、オモリもこれまでの120号から150号が標準になりつつあります。このような状況下でイメージ通りの操作をするためには、より硬い竿が求められます。沖イカ用ロッドのハイエンドモデル・イカスペシャルはスパイラルXコアとハイパワーXのダブルX構造により硬く、強く、軽く、細い竿として誕生しました。イカ角をしっかり動かせている感覚がつかみやすく、150号のシャクリにも、これまでのようなダルさを感じません。イカの乗りに対しても敏感で、80%の時間を手持ちで釣りをする自分にとても合っていますね。
穂先はグラスソリッドが主流の中にあって、ダブルX構造のUDグラスチューブラーを採用しています。この穂先は驚くほどの軽量化が図られていて感度が秀逸。イカが触れる前段階、仕掛けの周囲に確実にいることさえ察知できるため、触った瞬間、的確に乗せることができる。構造と素材の違いが出ていると思いますね。
今回はXシートエクストリームガングリップがイカ竿として初搭載され、3000番サイズのリールを乗せても手元ブレを起こさずしっかりシャクれ、巻上げることが可能になりました。また、ガイドはこれまでのスレッド仕様から大幅な強度アップが図られているので、激しいシャクリにも耐える耐久性を備えていることも非常に嬉しいですね。