2020/09/23
コラム
鈴木新太郎のビーストマスター1000EJ使いこなしガイド【アカムツ編】
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは中深場の人気魚アカムツ。シマノフィールドテスター鈴木新太郎が
電動リールの最新モデル「ビーストマスター 1000EJ」の使いこなし術をお届けする。
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中深場のスターの座に君臨する高級魚といえばアカムツ。
釣り場は各地にあり周年狙えるが、産卵で浅い海域に群れが乗り込む夏場は比較的釣りやすい時期。今期の各地の釣況はトップが2ケタに到達する好日もあれば、型を見る程度に終わる日もあるという感じだが、そんなギャンブル性もファンを熱くさせる。
そのアカムツ釣りで鈴木新太郎が使用している電動リールが、
7月にリリースされた「ビーストマスター 1000EJ」。
このリールをすぐに気に入った鈴木に最新モデルの特徴と魅力を聞いた。
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▲ 関東エリアで夏場に盛り上がる釣り場の一つが茨城県鹿島~波崎港のアカムツ船が狙う”カンネコ根”と呼ばれるポイント。水深120~140メートル前後をメインに探る
ビーストマスター 1000EJの特徴を教えてください。
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ひとことで言うと、シマノの最新技術を集約した小さなモンスターマシンです。
このリールの一番の特徴は、巻き上げスピード、巻き上げ時間、停止時間を自由に設定できる電動ジギング対応の「EJモード」を搭載したこと。EJモードはタチウオやヤリイカ、スルメイカ、コマセシャクリなど広くタナを探る釣りでも活躍しますよ。
加えてビーストマスターシリーズでは初の「NEWタッチドライブ」を搭載。不意に強く押圧しても、設定した巻き上げスピード以上にならない中間速設定ができるので、誤操作によるトラブルを軽減してくれます。
巻き上げ速度は31段階で中間速の初期設定は速度17ですが、初めて使うのであれば12くらいの遅めがおすすめです。
このリールはハイパワーのGIGA-MAX MOTORと強化ギアシステムも採用し、2サイズ上のビーストマスター3000シリーズに近いスペックがあるのに、自重は145グラムも軽い小型軽量パワーモデルです。アカムツを始めオニカサゴやアマダイ、ヤリイカなど、手持ちで積極的に誘う攻めの釣りが釣果につながることが多いターゲットにもピッタリですね。
ほかにもリール単体で機能する簡易魚探「NEW海底・魚群水深表示」や、クラッチレバーを押すだけの簡単操作でクラッチのオンオフ切り替えが可能な「スピードクラッチ」など、数かずの最新技術を搭載してます。
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▲ 鈴木は手持ちでアクティブに誘ってアカムツを狙う
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▲ 片手でクラッチのオンオフ切り替えができる「スピードクラッチ」を搭載。スプールをサミングしながら仕掛けを落とし込んでいる最中でも、瞬時に狙いのタナでクラッチオンが可能
「NEW海底・魚群水深表示」はどんな機能ですか?
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この機能は、リールが探見丸の親機の無線通信をキャッチし、液晶画面に水深、海底形状、魚群水深が表示されるシマノ独自のテクノロジーです。ピクトという絵文字でフラット、カケ上がり、カケ下がり、魚群の4種が表示されます。アカムツは斜面のポイントを狙うことも多い釣りですが、海底のトレース、根掛かり回避などが容易にできる便利な機能です。
アカムツのタナは底付近が中心ですが、指示ダナが幅を持って出されることもあるイサキなどは魚群を感知するとアラームが鳴って、魚群水深表示に切り替わると魚のタナ(魚群水深)が表示されるので、素早く仕掛けをヒットレンジに合わせられますよ。
※海底水深表示は、すべての探見丸親機搭載船でご使用になれる機能です。
※魚群水深表示は、ACCU-FISH®対応の親機搭載船でご使用になれる機能です。
このリールに巻く道糸は何号がおすすめ?
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PE3号がおすすめです。
1000番のPE3号の糸巻き量は400メートルで、主なアカムツの釣り場は水深300メートル以内なので対応可能ですし、ほかにもスルメやヤリイカ、マダイやアマダイ、オニカサゴなど、関東沿岸の大半の釣りをこの1台でカバーできそうです。
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▲ パーミングしやすい「Sコンパクトボディ」が手巻きリールに引けを取らない操作性を生む
Beast Master EJ 1000
電動ジギング対応「EJモード」&「NEWタッチドライブ」搭載
ビーストマスター 1000EJ
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電動ジギング対応の「EJモード」を始め、親指1本で快適な操作が可能な中間速設定を採用した「NEWタッチドライブ」、クラッチレバーを押すだけでクラッチのオンオフ切り替えが可能な「スピードクラッチ」、シマノ巻上力68キロのハイパワーを発揮する高耐久のブラシレスモーター「GIGA-MAX MOTOR」や強化ギアシステム、簡易魚探「NEW海底・魚群水深表示」などシマノ独自の数かずの機能を搭載。
使用タックル製品情報
ビーストマスター 1000EJ
ミッドゲーム CI4+ TYPE73 H190 RIGHT
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[EJモード]
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巻き上げスピードが31段階、巻き上げ時間と停止時間を0.1〜10秒まで0.1秒単位で設定できる「オートジャークモード」と、ボタンを押している間は電動で巻き上げる「マニュアルジャークモード」の2つのモードを搭載し、多彩なジグアクションを演出する。
[NEWタッチドライブ]
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▲ 片手で快適な操作、スピード調節が可能
親指の屈伸動作で増速、減速の自在なスピード調節が可能なタッチドライブに、好みのスピードで瞬時の巻き上げが可能な中間速設定機能を追加。不意に強い押圧を加えても設定したスピード以上にはならず、誤操作を防止する。
簡易魚探「NEW海底・魚群水深表示」
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リール単体で機能する簡易魚探機能。リールが探見丸の親機の無線通信をキャッチし、液晶画面に水深、海底形状、魚群水深が表示される。
![12.jpg 12.jpg](/ja-JP/content/fishingstyle/article/tackle_saisentan/200923/img/12.jpg)
▲ フラット
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▲ カケ上がり
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▲ カケ下がり
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▲ 魚群水深表示
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