ミッドゲームXR in 和歌山|吉田昇平・樋口輝【浅海の大物から中深海の高級魚まで、多彩なミッドゲームを丸ごと楽しむ】
2025年06月 発売予定
多様なターゲットに気軽に・手軽に・挑戦し、駆け引きや釣り味を楽しむ。それがゲームロッド。そんなゲームロッドシリーズのなかでも、より高負荷な釣りに対応可能なのがミッドゲームシリーズ。本体の基本構造には軽量・高強度を実現するスパイラルXコアを採用。そして穂先部には高感度カーボンソリッドタフテック∞を採用し、ハイパワーXソリッド構造で補強。そしてカーボンモノコックグリップの新規採用により、海中の状況を手元に明快に伝達。加えてリールシートには、フロント部にトリガーを設けたXシート テクニカルガングリップ(※)を導入。高いパーミング性能により、軽快かつ繊細な誘い操作とファイト時の安定感が向上しました。新生ミッドゲームXRとともに、船釣りをより深く、より緻密に。
※HHモデルはXシートエクストリームガングリップを採用しています。
ミッドゲームXR in 和歌山|吉田昇平・樋口輝【浅海の大物から中深海の高級魚まで、多彩なミッドゲームを丸ごと楽しむ】
ミッドゲームXR in 和歌山|吉田昇平・樋口輝【魚種問わず1尾を楽しむゲームロッド】
浅い湾から大陸棚とその辺縁部、水深およそ30~200メートル以上を舞台にオモリ40号から200、ときに250号を使用し、マダイ・ワラサ・ヒラメにはじまりオニカサゴ・アカムツ・キンメまでを狙う……。水深、パワーランクにおいて船釣りでミッドレンジと呼べる釣りにおいて、1尾、1尾との出会いをより深く楽しむための新たな提案、それがミッドゲームのコンセプト。
ともすれば置き竿釣法が定石とされてきた中深場のターゲットでもロッドを操作し誘って喰わせ、ゲーム性を高めるべく誕生したゲームロッド「ミッドゲーム」に、シマノ最新ロッドテクノロジーにより操作性と感度を向上、さらに高負荷モデルではオモリ負荷の対応幅を広げさらなる余裕を加え進化を遂げたのがミッドゲームXRです。
青物狙いの落し込みやノマセ釣り、高負荷仕掛けでのコマセ釣りなど、思わぬ負荷が加わる場面での余裕と操作性はもちろん、たとえばアカムツやオニカサゴ、ライトキンメなどでポイントと潮によりオモリ150から200号へ変更するような場面でも変わらぬ操作性と感度を発揮。オモリ負荷への不安を感じさせない余裕が釣り人のゆとり、楽しみに繋がる、ミッドゲームXRで魅惑のミッドレンジを存分に楽しんでください。
だれもがロッドとリールを持った瞬間に「楽」だと感じ、一日を通して「疲れにくい」と思えるのなら、どれほど釣りは快適になるでしょう。ミッドゲームXRに搭載されたXシート テクニカルガングリップは、まさにこのような快適性と、そこから生まれる操作性を実現したものです。
このグリップはエクストリームガングリップの形状を徹底的に見直すことにより誕生しました。ストロングポイントである疲労軽減や安定性を損なうことなくダウンサイジングし、手の大小、右巻き、左巻き、いずれにもフィットする左右共用。そしてフロント部は指を掛けやすいトリガー形状とすることで操作性が向上し、細かなロッドワークを可能にすると同時に、リールの大小に関わらず高いパーミング性を高次元で獲得しています。
シマノのこだわりが形となったこのグリップを、ぜひ一度握ってみてください。手が自然に密着する形状となっていることがよく分かります。ロッドを手のひらに乗せるように保持すると手首に余裕が生まれ疲労を軽減できる。腱鞘炎になりにくい形でパーミングでき、高負荷が加わる釣りで絶大な効果を発揮する。一方で安定性と操作性は表裏一体でもあるため、安定性を維持しながら、フロントにトリガー部を設けることで操作性を飛躍的に高めています。
実釣ではタックルの重さに加え、ロッド操作や仕掛けが受ける潮流の抵抗、そして魚の引きなど大きな運動エネルギーが加わります。極論すれば、どれだけロッドを軽くしても、その負荷を指の間で支えるのであれば快適にはなり得えない。指のストロングポイントを活かすシマノ独自のグリップ形状こそがXシートテクニカルガングリップなのです。
※1:HHモデルを除く。
そして250号の限界突破モデルたるHHモデルには負荷軽減&安定性重視のエクストリームガングリップを採用しています。パワーロスも最小限に抑えられ、フッキングやファイト時も力負けしません。
釣り竿の感度には大きく分けて目視での目感度、触感による手感度の2種類があります。目感度は穂先の動きによるもので、手感度は文字どおり手が竿に触れている箇所から伝わる振動。この振動=情報を、脇挟み時や肘に当てているときに釣り人へ増幅して伝えるのがミッドゲームXRに搭載されているカーボンモノコックグリップ。
その情報は魚信だけでなく、海底を探る際の底質や潮流による道糸への抵抗など、海中の状況の変化を知ることにも役立ち、目感、手感に次ぐ「第三の感度」とも呼べるもの。
薄型一体成型により軽量であると同時に、置き竿時に便利なカーボン性ホールドポジションも装備。感度・手持ち性と同時に実釣での使いやすさを両立しています。
調子は64、73、82の3タイプ、硬さはM、MH、H、HHの4段階、そして波などフィールドの特性や使用仕掛けにより長さをチョイス。ミッドゲームはシンプルに自分の釣りたい魚、行きたい釣り場を軸に選べる9つのラインナップ。いずれのモデルも錘負荷の対応幅に余裕があるため、複数のターゲットをクロスオーバーさせて使用することも可能。迷ったときは好みでお選びください。
【64はコマセやヒラメ釣りをメインに】
コマセ釣りへの対応力を磨いた64は、湾内で遊ぶしなやかな64M230と外海にも対応しやすいロングレングスの64MH240の2モデル。
【汎用性高い73は魚種&フィールドでチョイス】
操作性とパワーのバランスに優れ汎用性の高い73は、アマダイやオニカサゴ、アジやタチウオなどに向く73MH190と、ウネリや波の中でも仕掛けを安定させやすい73MH230、アマダイ、オニカサゴに加えアカムツやクロムツ、ヤリイカなどにも対応する73H190、全長を長くすることでライト落し込みやライト泳がせなどを快適に楽しむ73H230、そしてオモリ250号まで対応しアカムツやライトキンメ、落し込みもカバーする73HH210の5モデル。
【中深場とイカを手持ちで攻める82】
操作性と感度、レスポンスを優先した82はオニカサゴや根魚五目、アジやヤリイカなどを楽しむ82MH180、アカムツ・クロムツ、オニカサゴ、ヤリイカなどに対応する82H190の2モデル。
穂先は釣り人の目であり指の延長。実釣では意識を集中し最も長い時間眺めているパーツになります。シマノではタフテック∞、タフテック、タフテックα、ハイパワーXソリッドをはじめ、カーボン、グラス各素材のソリッド穂先をターゲット、調子ごとに搭載。細さ、硬さ、反発力、ガイドの配置など、それぞれ長所を活かすこだわりの設定で1本1本高い完成度を目指しています。使うほどに馴染み、釣りの楽しさを引き出してくれるソリッド穂先は、同時に竿の中で最も繊細なパーツ。実釣時の糸ガラミをはじめ、トラブルで破損するおそれもあります。万が一穂先のソリッド部を破損した際は「ソリッド穂先交換修理対応(有償)」にて、その部分だけ交換することが可能。愛竿との長い付き合いをサポートします。
★最適、◎適、〇可
イチ推しアイテム |
64 |
73 |
82 |
|||||||||
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M230 |
MH240 |
MH190 |
MH230 |
H190 |
H230 |
HH210 |
MH180 |
H190 |
||||
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
錘負荷 |
||||
コマセ系 | アジ | ビシ80号前後 | 73MH190 | ○ | ○ | ★ | ◎ | ◎ | ○ | - | ◎ | ○ |
ビシ120号前後 | 73H190 | - | ○ | ○ | ○ | ★ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ||
マダイ | 64M230 | ★ | ◎ | - | ◎ | - | ○ | - | - | - | ||
イサキ | 64MH240 | ◎ | ★ | ○ | ★ | ○ | ◎ | - | - | - | ||
ワラサ/メジロ/ブリ | 73MH230 | ○ | ◎ | ○ | ★ | ○ | ★ | ○ | - | - | ||
コマセ五目 | 73H230 | ◎ | ★ | ○ | ★ | ○ | ★ | ○ | - | - | ||
メダイ | 73H230 | - | - | - | - | - | ◎ | ◎ | - | - | ||
胴突・天秤系 | オニカサゴ | LT | 82MH180 | - | - | ★ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ★ | ◎ |
ノーマル | 82H190 | - | - | ○ | - | ★ | ○ | ◎ | ○ | ★ | ||
タイサビキ | 64M230 | ★ | ◎ | - | ○ | - | - | - | - | - | ||
タテ釣り/ライト落し込み | 73MH230 | ○ | ★ | ○ | ★ | ○ | ★ | ○ | - | - | ||
落し込み | 73HH210 | - | - | - | - | - | ○ | ○ | - | - | ||
ライト泳がせ(ノマセ釣り) | 73H230 | - | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ★ | ◎ | - | - | ||
アカムツ クロムツ |
LT | 73H190 | - | - | ○ | ○ | ★ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | |
ノーマル | 73HH210 | - | - | - | - | ◎ | ◎ | ★ | - | ◎ | ||
ヒラメ | LT | 64MH240 | ◎ | ★ | ○ | ◎ | - | ○ | - | - | - | |
ノーマル | 73MH230 | ○ | ◎ | - | ★ | - | ◎ | - | - | - | ||
ヤリイカ・スルメイカ | 82MH180 | - | - | ◎ | - | ◎ | - | ◎ | ★ | ★ | ||
夜イカ | 73MH230 | - | ○ | ★ | ★ | ◎ | ○ | - | ○ | ○ | ||
根魚 | 82MH180 | - | - | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ★ | ◎ | ||
アマダイ | 73MH190 | - | ○ | ★ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | - | ||
ライトキンメ | 73HH210 | - | - | - | - | - | - | ★ | - | - |
※こちらの表は目安です。遊漁船によっては使用する錘の号数が異なる場合がございます。
松本 圭一 KEIICHI MATSUMOTO
繊細かつパワフル。これが、ミッドゲームXRの第一印象です。前作のミッドゲームCI4+は高い完成度を持っていました。ミッドゲームXRは、その長所を引き継ぎつつ、ブランクスにスパイラルXコアを採用することでパワーロスを減らしメリハリの効いた操作と強さを実現させ、9モデル中8モデルにテクニカルガングリップを搭載することで左右の持ち替えなど快適さを高め、さらにカーボンモノコックグリップにより目感度、手感度、脇感度と3つの感度を備えていますから、軟らかい番手でも、硬い番手でも、前作以上に繊細な操作性とパワーを感じることができると思います。
では、同じく汎用性の高いゲームロッド、ライトゲームシリーズとミッドゲームXRは何が違うのか? ということについてですが、ミッドゲームXRはライトゲームよりもワンランク上のパワフルな使い方、あるいは、よりメリハリの効いた使い方ができるシリーズと言えます。
たとえば、関東周辺ではイサキやワラサやマダイ、アマダイ、オニカサゴなど、色んな魚種においてライトゲーム、ミッドゲームともに使うことが可能ですが、ミッドゲームはパワーがあるため強い負荷に対して安心して対応することができ、仕掛けのコントロールも細かく行うことが可能。さらにフロントグリップを搭載しているためファイトしやすく、ホールドポジションのおかげで置き竿でも安心です。ライトゲームがしなやかに楽しむ竿だとすれば、ミッドゲームは重いオモリや引きの強い魚、深い水深でも『ガチでいける』竿と言えます。
ライトゲームシリーズを使っている方にこそ、ぜひ、ミッドゲームXRを使ってみてほしいですね。
【64M230・64MH240】
ヒラメやライト泳がせ、コマセダイやコマセ五目など喰い込ませたい釣りに。細ハリスも使えるしなやかさも持っていますからイサキにもいいと思います。230、240という長さは仕掛けの安定性や取り回しやすさ、誘いのストローク、手持ちと置き竿においてバランスがとれていると思います。
【73MH190・73MH230・73H190・73H230】
73MH、Hは4種あるわけですが、まず長さについては、竿を曲げてソフトに、またはマイルドに使いたいなら長め(230)を。手持ちをメインに積極的に操作して誘ったり、やり取りしたいなら短め(190)という選択になります。硬さ、パワーに関しては、自分のいく釣り場や魚の大きさなどを考えて選んでみるといいと思います。実際に手に取って使ってみれば、どの竿も、色んな釣りに使えると気づいていただけると思います。
【73HH210】
この竿は深場を意識したモデルで、関東周辺で頭に浮かぶのはアカムツです。石廊崎沖など伊豆方面、房総半島、犬吠埼沖、常磐の小名浜沖など、オモリ250号を使うエリアで、気持ちとしては置き竿にしたいけれど手に持って誘ったほうが釣れる、そんな場所で使いたい竿となっています。
【82MH180・82H190】
82は支点が釣り人から遠くなるため、全長は短いほうが負担少なく操作が楽になります。その分、安定させるためには手持ちになるわけですが、底をこまめに確認していく釣りでは感度が良く、操作が楽という長所が活きます。もし73と82で迷ったら、操作性を重視するなら82でいいのではないでしょうか。ターゲットとしてはオニカサゴ、アラなど海底をたたくように探っていく釣りや、シマアジ混ざりの五目、遠征五目など、積極的に誘ってアワセる釣りに使っても面白いと思います。
吉田 昇平 SHOHEI YOSHIDA
ミッドゲームXRを使って最も印象的だったのが「感度の良さ」です。ゲームロッドである以上、中深場や青物狙いであっても感度は大事だと思います。感度が良いと海中や魚の状態が分かりますから、底取りや誘いもしやすくなります。もちろん、アタリもよく分かりますし、引きも楽しい。ミッドゲームXRに搭載されている高感度カーボンソリッド穂先はハイパワーXで強化されているため、柔軟に曲がるけどネジレにくい。同じく、ブランクスも曲がるけれどネジレにくいんです。だから、オモリが重くても、潮が速くても、深くても、海底や魚信がよく伝わってきて、しっかり魚を浮かせることができます。
さらに穂先の目感度に加えカーボンモノコックグリップによって手から伝わってくる感度、情報量も増しているように思います。加えて9モデル中8モデルにテクニカルガングリップ、高負荷モデルの73HH210にはエクストリームガングリップが搭載されていますから、操作性が良く疲れにくい。一昔前は手持ちではあり得なかった釣りが、手持ちで楽しめるようになった。これは凄いことだと思います。3つの調子の特徴として、64は存分に曲げて楽しむ、82は深くても潮が速くてもしっかり底取りして誘う、そして73は両方の要素をバランスよく備えていています。
いずれもオモリ負荷が広く、多くの釣りをカバーできますから、1本で様々な釣りに対応可能。スペックや対応魚種を気にせず使っても期待を裏切らないだけの性能を持っているゲームロッドです。
船釣りで色んな魚を釣りたい、そんな方はぜひミッドゲームXRを手にしていただき、多彩な釣りを楽しんでいただけたらと思います。
【64M230】
しっかり喰い込ませたい、バラシたくない釣りに。やはり鯛サビキやメバルに使ったら絶対に面白い竿です。連掛けを狙いたいですね。
【64MH240】
長い仕掛けを扱いやすい長さとMより若干張りがありつつ深く曲がりますから、やはり鯛サビキでの活躍が多い竿です。
【73MH190・73MH230】
アマダイやライトな中深場など。誘ってアタリを出させて掛ける釣りに。
【73H190・73H230】
オモリ負荷200号まで対応モデルで、張りがあって誘いやすくて、それでいてしっかり喰い込ませられますので、ワラサなどの青物、中深場のほか、大阪湾ではクログチ狙いにもバッチリです。
【73HH210】
シリーズで最も硬いHHは中深場・速潮、オモリ250号の釣り、オニカサゴやアカムツ・クロムツなどで。
【82MH180】
感度が良く操作性が素晴らしいので、テンヤタチウオやカットウフグにも使えます。180という長さも絶妙で、色んな魚種を手持ちで狙うのに適しています。
【82H190】
感度が良く操作性も良いので、何にでも使えるのが本音です。ノマセ釣りはもちろん、最近関西でも流行ってきているイカを使ったイカブリなど。実際に曲げるとそんなに穂先は硬くなくて、それでいて胴が強くて速潮時でも底取りしやすい。テンヤタチウオならMHぐらいの印象で使えます。
樋口 輝 HIKARU HIGUCHI
ミッドゲームXRを手にして、コマセ五目、ノマセ釣り、オニカサゴとアマダイ、中深海のアカムツ・クロムツを狙った感想としては、いずれの釣りも竿を手に持って誘い、アタリを感じて、掛けることを存分に楽しめる仕上がりです。感度ももちろんですが、とくに感じたのが、魚を掛けて曲げたとき、ただ曲がるのではなく、ネジレにくく快適さを感じたこと。こちらが主導権を持って魚を上げてくると言うのでしょうか、スパイラルXコアの効果だと思うのですが、64で深く曲げても、82で攻めても、73でも快適でした。
しかも穂先の目感度が良く、手感度もよく伝ってきます。これはカーボンモノコックグリップで感じることが増えているのかもしれません。また、個人的に手持ち操作を行う釣りには“マスト”といっても過言ではないぐらいにテクニカルガングリップは気に入っています。竿を動かすこと、リールの操作ともに従来のリールシートと比べて明らかに操作性が良く、疲れにくさを実感できると思います。水深200メートルを超える所や、オモリ250号まで使っていて、手持ちで釣り続けて指が痛くならず、釣り終わって楽。今まで中深場の釣りは『しんどそう』と思っていましたが、そんなイメージをガラッと変えてくれる、そんなグリップです。
ミッドゲームXRはゲームロッドで、特定の魚を狙う専用竿ではありません。ですが、コマセ五目ではマダイやイサキ、ノマセではワラサなど青物、ライト中深海ではアマダイやオニカサゴ、中深海ではムツ。それぞれの専用竿なのではないかと思うほど、専用ロッドのように使えて楽しめます。
9モデルいずれもポテンシャルが高く、どんな釣りでも最高に楽しめますね。
【64M230】
大阪湾ならアジ、カサゴなど、オモリ負荷が軽めの釣り、喰い込ませたい釣りに万能だと思います。
【64MH240】
個人的に非常に印象的なモデル。大きく、よく曲がって楽しい竿です。大阪湾だったら青物、クログチ、ワラサなどをターゲットにするライト落し込みやノマセや落し込みが全部できます。
【73MH190・73MH230】
誘いやアワセなど、手持ちでの操作性を重視したいのなら190、波が高いエリアや喰い込みを重視するなら230という選択になると思います。個人的には、大阪湾のクログチ狙いで73MH230をオススメしたいです。海況が悪いときを想定すると、対応幅の広い230は魅力です。
【73H190・73H230】
ノマセ釣りやライト落し込み、ライト中深場までを視野に入れるならHをメインに考えていいと思います。長さの違いによる選択は、MHと同じ考え方でいいと思います。
【73HH210】
オモリ負荷250号でグリップも高負荷に対応するエクストリームガングリップ搭載モデルですので、ムツなどの中深場、中深場まで対応可能です。
【82MH180】
ライトヤリイカや中深場が想定されているのですが、大阪湾であればテンヤタチウオやカットウフグといった積極的に掛けていく釣りにも使ってみたい1本です。
【82H190】
オモリ負荷200号、ヤリイカや中深場、さらにディープな釣りにも対応しています。関西のテンヤタチウオやカットウフグ、伊勢湾のテンヤタチウオも楽しめると思います。
手首と手のひらが真っ直ぐに近い状態で、4本の指で包み込むように握ることで疲労を軽減させる革新的なグリップ“エクストリームガングリップ”がさらに進化。疲労軽減と高い安定性はそのままに、フロントにトリガー部を設けることで操作性が向上。幅広いサイズのリールにフィットするとともに左右共通とすることで右巻き、左巻きに関わらずその効果を体感することができます。
左右専用設計のシートは掌とグリップの接触面が大きく、掌全体で包み込むようにホールド。リーリング時のブレを30%低減※するとともに、パーミング時の負荷も最大45%減※。パワーロスも最小限に抑えられ、フッキングやファイト時も力負けしません。その差は長時間の釣りでいっそう顕著。Xシートエクストリームガングリップを体感したら、元のグリップには戻れません。(※当社従来比)
※XシートエクストリームガングリップM(交換可能)
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化した“カーボンモノコックグリップ”は軽量で伝達性・感度に優れるリアグリップ。腕や脇など触れている部分から海中の変化やアタリを釣り人に伝え、目、手に続く第三の感度とも呼べる効果を発揮します。
一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)した強度に優れるカーボンソリッド、タフテック∞を穂先に採用。さらに、ソリッド部を極細カーボンテープで強化したハイパワーXソリッドを搭載することで耐ネジレ性能を高めました。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
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ロッド本来の性能を引き出す適材適所のモノづくり。
竿づくりの基本はまずブランクスにこだわり、その性能を最大限に引き出すこと。釣り人の意思を入力し魚からの答えを感じ取るグリップは、そのための重要なターミナルです。シマノはそれぞれのシーンで求められる“握りやすさ”を追求、斬新な発想を形にします。
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感度の基準を変えた中空構造が生んだ軽さと高感度。
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアで、あらたな高感度ロッドの歴史を創り上げたカーボンモノコックグリップ。従来にない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度を獲得しました。
解説ページはこちら
柔軟なソリッド部をカーボンテープで強化。ソリッドの魂ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。
新開発、タフテック∞は一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
64M230 | 2.30 | 並継 | 2 | 171.4 | 178 | 1.4 | 40-120 | 410 | DOWNLOCK | 86 |
50,000円 |
272799 | 4969363272799 |
64MH240 | 2.40 | 並継 | 2 | 181.4 | 193 | 1.4 | 40-150 | 410 | DOWNLOCK | 86.6 |
51,000円 |
272805 | 4969363272805 |
73MH190 | 1.90 | 並継 | 2 | 119.4 | 180 | 1.2 | 40-150 | 410 | DOWNLOCK | 85 |
49,000円 |
272812 | 4969363272812 |
73MH230 | 2.30 | 並継 | 2 | 159.4 | 196 | 1.2 | 40-150 | 410 | DOWNLOCK | 82.6 |
51,500円 |
272829 | 4969363272829 |
73H190 | 1.90 | 並継 | 2 | 119.4 | 187 | 1.4 | 50-200 | 410 | DOWNLOCK | 82.5 |
49,500円 |
272836 | 4969363272836 |
73H230 | 2.30 | 並継 | 2 | 159.4 | 203 | 1.4 | 50-200 | 410 | DOWNLOCK | 80.7 |
52,000円 |
272843 | 4969363272843 |
73HH210/RIGHT | 2.10 | 並継 | 2 | 139.4 | 201 | 1.4 | 50-250 | 410 | DOWNLOCK | 85.1 |
52,500円 |
272850 | 4969363272850 |
82MH180 | 1.80 | 並継 | 2 | 109.4 | 182 | 1.2 | 40-150 | 410 | DOWNLOCK | 85.2 |
49,000円 |
272867 | 4969363272867 |
82H190 | 1.90 | 並継 | 2 | 119.4 | 187 | 1.2 | 50-200 | 410 | DOWNLOCK | 86.4 |
50,000円 |
272874 | 4969363272874 |
※ソリッド交換修理対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※RIGHT=右巻きの両軸・電動リールに適応します。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。