2019/12/25
コラム
松本圭一のニューライトゲームSS使いこなしガイド【ヒラメ編】
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回はシマノフィールドテスターの松本圭一が、様ざまな釣りに対応する最新ゲームロッド
「ニューライトゲームSS」で、好期を迎えた外房大原のヒラメを狙う。
ヒラメは秋~冬の沖釣りを代表するターゲットの一つ。今回釣行した外房大原では1キロ級主体に3キロオーバーも交えつつトップで5枚前後釣れている。
松本が持参した竿はヒラメ専用竿ではなく最新ゲームロッド「ニューライトゲームSS」のタイプ73 MH190とMH225の2本(いずれも右巻き仕様)。
なぜ、この竿を選んだのかを聞くと、
「細身で感度抜群のライトゲームロッドは海底の変化やエサの生きイワシの暴れる様子がよく分かるので楽しいんです。
ニューライトゲームSSは、軟調から硬調まで様ざまなニーズに応えた竿がありますが、ヒラメ釣りは頻繁に底ダチを取り直すため、硬過ぎず軟らか過ぎずのタイプ73のMHが釣りやすいと思います。
このシリーズは上位機種の性能を受け継いだコストパフォーマンスに優れたベーシックモデルなので、ヒラメ入門にもピッタリですよ」
全長2.25メートルのMH225はウネリが高いことも多い外海に面した釣り場でも仕掛けを安定させやすく、横流しで道糸が反対舷に入り込むケースにも対応しやすいモデル。一方、操作性に優れるショートモデルのMH190は手持ちで積極的に誘って攻める釣り方に最適なモデルで、この2本はオモリ80号まで背負えるためほとんどのヒラメ釣り場に対応できるとのこと。
なお、当地のヒラメ船の標準オモリはノーマルタックルが80号、道糸PE1.5~2号のライトタックルで60号となる。
![](/ja-JP/content/fishingstyle/article/tackle_saisentan/191225/img/01.jpg)
1.5キロ級を頭に9枚キャッチ。外房のヒラメは11月も期待大!
スパイラルX構造とXシートがもたらす軽快な操作性と高感度
第一松栄丸に乗り込み4時過ぎに出船し、1時間ほど走って太東沖の水深50メートルに到着。当日は風が強く波も高い状況のなか、点在するツブ根周りのポイントをエンジン流しで狙った。
まずはタイプ73 MH225とバルケッタプレミアム150のライトタックルにオモリ60号の仕掛けでスタート。
底から1メートルにタナを取り、しばし待ってアタリがなければ、竿いっぱいに上げ、ゆっくり下ろして元に戻す誘いを織り交ぜつつ探ること20分後、小さなアタリに続いてグイッと竿先が引き込まれ、1.5キロ級を釣り上げる。
「ライトゲームSSの特徴は軽快な操作性と高感度です。竿自体が軽量仕様なので積極的に誘えるし、一日手持ちでもほとんど疲れません。感度もよく、ヒラメがエサのイワシをくわえて竿先を押さえ込む微かな変化も分かりますよ」
その性能を支えているのが数かずのシマノ独自の最新テクノロジー。ブランクスは高弾性カーボン素材をカーボンテープで締め上げ剛性を高めてネジレを抑え込む「スパイラルX」構造で強化し、穂先は柔軟なグラス素材が微かなアタリを表現するソリッドトップを採用。
そしてもう一つのテクノロジーが、手のひらで包み込むようにホールドする「Xシートエクストリームガングリップ」。従来のリールシートよりもパーミング時の負荷が45パーセント低減(当社比)し、リーリング時のブレは30パーセント減(当社比)を実現、パワーロスを抑えて疲労を軽減する新発想のリールシートだ。
松本がエサのイワシを付け直して投入すると、今度は着底直後にアタリがきて1キロ級をキャッチ。
「ヒラメは投入後の着底で喰ってくることが多いので、底上5メートルくらいから仕掛けをゆっくり下ろしてエサのイワシを見せつける誘いが効果的です。
スプールをサミングしてスムーズに仕掛けを下ろすのは慣れていないと難しいのですが、バルケッタプレミアムのフォールレバーを使えば簡単ですよ」と松本。
バルケッタプレミアムに搭載されたフォールレバーは、仕掛けの沈下速度の調節がワンタッチで可能な機能で、コマセダイの落とし込みの誘いでもフォールレバーを活用すると言う。
その後はアタリが遠のくと、船長は水深40~50メートルで小移動を繰り返し、その都度1キロ前後がポツポツ釣れ上がった。「今回は波が高い状況、ある程度長さのある竿が釣りやすかったので、ショートモデルのタイプ73 MH190を使うタイミングがありませんでしたが、次回の釣行で活躍してもらいましょう」そう言いながら、笑顔で大原港を後にする松本だった。
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▲ 松本のエサの付け方は、親バリは口掛け、孫バリは背ビレの後方へ打つ
LIGHTGAME SS
最新テクノロジー搭載
上位機種のDNAを受け継ぐベーシックモデル
ニューライトゲーム SS
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「ニューライトゲームSS」は、沖釣りの多様化するニーズに応えた9アイテム(持ち手により18種)をラインナップ。細身のブランクスにネジレを抑え込む強化構造のスパイラルX構造を採用し、リールシートは疲労を軽減するXシートエクストリームガングリップなどシマノ独自の最新テクノロジーを搭載。上位機種のDNAを受け継ぐコストパフォーマンスに優れたライトゲームロッドのベーシックモデル。
使用タックル製品情報
ニューライトゲームSS TYPE73 MH190 RIGHT
ニューライトゲームSS TYPE73 MH225 RIGHT
バルケッタ プレミアム 150(右)
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▲ タイプ73 MH225は胴の張りが強く操作も軽快
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▲ 穂先はしなやかでエサの喰い込みがいいグラスソリッド。シルバー塗装にオレンジのスレッドが巻いてあり視認性抜群
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▲ バルケッタプレミアムは仕掛けの沈下速度の調節がワンタッチで可能なフォールレバー、高強度で滑らかな巻き心地のマイクロモジュールギアなどを搭載したカウンター付き小型両軸
![](/ja-JP/content/fishingstyle/article/tackle_saisentan/191225/img/07.jpg)
▲ 全種携帯性に優れたセンターカットの2本継ぎ仕様
Xシートエクストリームガングリップ
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![](/ja-JP/content/fishingstyle/article/tackle_saisentan/191225/img/09.jpg)
▲ Xシートエクストリームガングリップは、疲れにくく手持ちで攻める釣りに最適だ
![](/ja-JP/content/fishingstyle/article/tackle_saisentan/191225/img/10.jpg)
INFORMATION
外房大原港 第一松栄丸
0470-63-0593
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