2019/04/24
コラム
飯田純男のベイゲームXアマダイ使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは相模湾のアマダイ。シマノインストラクター飯田純男が、
アマダイロッドの最新モデル「ベイゲームX アマダイ」の使いこなし術をお届けする。
愛くるしい瞳のアマダイは冬場に盛り上がる人気魚種。例年ならそろそろ終盤だが、今年の相模湾ではトップの平均が4~5尾で、いい日は10尾超えも見られる釣れっぷりでファンを喜ばせている。
「アマダイは大好きな釣り物の一つ。今日はライトタックルで積極的に誘ってみます」と飯田が持参したタックルはアマダイロッドの最新モデル「ベイゲームX アマダイ」、リールはタッチドライブを搭載した最新鋭機フォースマスター600DH。
「この竿は1.82メートルとやや短めで、自重100グラムの軽量モデルです。軽いうえ、ハイパワーX構造で強化したカーボンブランクスを採用していて、胴から元にかけて張りがあるので軽快に操作できます。
穂先は柔軟なグラス素材ならではの目感度に優れたグラスソリッドトップなので、アタリも分かりやすいですよ」
早朝の好時合に良型ヒット
乗船したのは相模湾小田原早川港の坂口丸。同船のアマダイ乗合は標準オモリ80号だが、道糸PE2号以下であればオモリ60号のライトタックルでも楽しめる。
6時15分に出船し、20分ほど走った小田原沖の水深80メートルで開始となった。
飯田はオモリ60号の仕掛けを投入。着底後、竿先を海面に向けた体勢で糸フケを取り、オモリを底から1メートルほど持ち上げてしばし待ち、アタリがなければ竿一杯に誘い上げ、ゆっくり下げて元に戻す。
そんな誘いを繰り返した15分後、コンと竿先をたたく明確なアタリをキャッチ。上がってきたのは40センチ級のアマダイだ。
「この竿は7:3調子ですが、魚が引くと追従するように胴に曲がり込んでくれるので、巻き上げ中に鋭く突っ込む良型のアマダイが相手でも安心してヤリトリできますよ」
早朝の好時合に船中でアマダイがポツポツ取り込まれたが、日が高くなるとエサ取りが増え、ハナダイやトラギスの仲間などが上がってきた。
「竿先に集中していても、仕掛けを上げたらエサがない……。様ざまなエサ取りが喰ってくるアマダイ釣りでは、そんなケースも少なくありません。」
「しかし、この竿の柔軟なグラスソリッドトップは、小さな魚の微細なアタリを、プルプルッと竿先が震えるような感じで表現してくれます。そのおかげで、エサ取りに気づかないまま釣り続けるようなタイムロスがほとんどないですね」
その後は、水深60~90メートル付近を流し変えていき、次第にアタリが遠くなると置き竿で休憩する人が目立つようなる。しかし飯田は本命を狙って誘いを繰り返し、集中力を切らさずエサ取りとともにアマダイを釣り上げていく。
「この竿はオモリ20~100号まで幅広く対応できますが、手持ちで積極的に誘うなら40~60号のライトがおすすめです。しかし置き竿にしたいときや、波などで船が揺れるときはオモリ80号で仕掛けを落ち着かせると釣りやすいときもあります。ライトでもノーマルでも、手持ちでも置き竿でも楽しめる能力が備わった竿なんです」
14時に沖揚がり。釣果は20~40センチ級が2~6尾。飯田は撮影で度たび手を止めながらも5尾を釣り上げてアマダイの引きを楽しんだ。
相模湾のアマダイは3月も期待大。最新ロッドで50センチ級の大型を目指して釣行してみてはいかがだろう。
BAYGAME X AMADAI
軽快に誘える軽量ショートモデル
ベイゲームX アマダイ
「ベイゲームX アマダイ」は、しなやかなグラスソリッドトップと、ハイパワーX構造で締め上げた細身で軽量なカーボンブランクスを採用し、軽さと感度を備えたマルチパーミングCI4+シートなど、様ざまなシマノ独自の最新テクノロジーを搭載した最新アマダイ専用ロッド。ライトタチウオやライト五目など様ざまなターゲットに対応する汎用性の高い竿といえる。
使用タックル製品情報
ベイゲームX アマダイ
フォースマスター600/600DH
[ノーマル&ライトタックル対応!]
アマダイ乗合のライト船はオモリ40~60号、ノーマルで狙う船は80~100号を指定されることもあるが、オモリ負荷20~100号のベイゲームX アマダイはいずれのケースでも対応可能だ。
フォースマスター600/600DH
リールはライトゲームに対応したニューコンセプトモデル、フォースマスター600/600DH。親指1本で快適な操作が可能なタッチドライブ、クイッククラッチを始め、ハイパワーを発揮するMUTEKIMOTOR+、リール単体で簡易魚探機能が楽しめるNEW海底魚群水深表示など数かずの最新機能を搭載。
INFORMATION
相模湾小田原早川港 坂口丸
0465-22-8266
Get the Dream
シマノ電動リールをさらに詳しく紹介する
「Get the Dream」はこちら
関連記事
RELATED COLUMN