2018/07/24
コラム
松本圭一のライトゲームCI4+ モデラート TYPE64使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで攻略する。
今回のターゲットは好期を迎えたイサキ。シマノフィールドテスターの松本圭一が、
ゲームロッドの最新モデル「ライトゲームCI4+ モデラート TYPE64」の使いこなし術をお届けする。
イサキの釣り場は各地にあるが、今回釣行した東伊豆では、初島周りのイサキが解禁を迎える3月中旬から夏にかけてが主な釣期となり、今年は30~40センチ級の良型主体にいい日はトップ30尾以上の釣れっぷりを見せている。
松本が持参した竿は、ゲームロッドの最新モデル「ライトゲームCI4+ モデラート TYPE64」。
ライトゲームCI4+には多様化する沖釣りのニーズに応えた24本もの竿があるのだが、その中からパワーモデルのモデラートシリーズを選んだ理由を聞くと、
「アミコマセとオモリ60号のコマセカゴを使う外房~南房方面のイサキであれば、スタンダードモデルのライトゲームCI4+シリーズが最適です。
しかし、オキアミコマセとオモリ80号が標準で、大型のマダイや青物も交じる東伊豆ではパワーモデルのモデラートシリーズの出番です。このシリーズには64、73と2タイプありますが、今回は操作系ムーチングアクションのTYPE64 M210とM260で狙ってみます」と答えた。
先調子の操作性と胴調子のしなやかさを併せ持つ6:4調子
伊東港の第2三好丸に乗り込み5時ごろ港を離れ、30分ほど走って初島周りに到着。ま0122_H3ずはTYPE64 M260をセットし、32メートルの指示ダナでスタートとなった。
軽くコマセを振ってタナに合わせて静かに待ち、3分に1回ほどのペースで入れ替えを繰り返して20分後、キュンと竿先を引き込む明確なアタリをキャッチ。上がってきたのは30センチ級のイサキだ。
「コマセ振りや、誘うときの操作性は先調子に近い印象で、魚が掛かるとしなやかに胴に曲がり込むのがTYPE64の特徴です。長めのM260は、波があるときでも竿が船の上下動を吸収して仕掛けが安定するので、のんびり置き竿で釣りたい人にもおすすめです」
その後は何度か潮回りをしてポツポツ釣れたが、日が高くなるとアタリが止まる。
そこで松本はM210にチェンジ。指示ダナの3~5メートルほど下方から小刻みにシャクリ上げて誘い、1~2分に1回ほどのハイペースで手返しを繰り返す。
すると答えはすぐに出た。シャクった竿先がクンと曲がって30センチ級を釣り上げ、続けて同級をダブルでキャッチ。
「東伊豆のイサキは、タナに合わせてじっくり待つコマセダイのような釣り方が定番ですが、アタリが遠いとき、積極的にシャクリ上げて誘うと魚の活性が上がって喰うことがあります。短めのM210は、そんなふうに誘って掛ける攻めの釣りにピッタリなんです」
狙いどおりにイサキを釣り上げた松本は、その後も手を休めずにシャクリ続ける。
すると、ギュンと強いアタリがきて道糸が引き出された。慎重に巻き上げ、海面に浮かんだのは1.5キロ級のマダイ。
「この竿は魚の引きに追従するように曲がり込むので、鋭く突っ込む魚が相手でも安心してヤリトリできます」と破顔一笑。
今回は使用しなかったTYPE64 M230とS230については、
「M230は積極的に誘って攻める釣り方はもちろん、置き竿にも対応できるオールラウンダーです。軟調のS230は南房方面のイサキやライトアジ、ライト五目で活躍する竿ですね」とアドバイスしてくれた。
6月中旬現在、第2三好丸ではトップ40尾以上の好日もあり高位安定の様相。当地のイサキは午前・午後船の2便制で楽しめるのでぜひ出かけてみてはいかがだろう。
LIGHTGAME CI4+ Moderato
細身で軽量かつパワータイプの6:4調子
ライトゲームCI4+ モデラート TYPE64
細身で軽量なゲームロッド「ライトゲームCI4+」。そのカテゴリーでパワータイプに位置付けられるモデラートシリーズに、今年2月に追加された「ライトゲームCI4+モデラートTYPE64」の4アイテムは、7:3調子の操作性と5:5調子のしなやかさを兼ね備えた操作系ムーチングアクションと呼ばれる独自設計を採用。スパイラルX+ハイパワーX構造、マルチフィットCI4+リールシートなど、様ざまなシマノ独自の最新テクノロジーを搭載。
INFORMATION
東伊豆伊東港 第2三好丸
0557-37-1152
船GAMEROD
地域&アイテム別対応釣種や各製品特徴など、シマノ船ゲームロッドのすべてがわかるスペシャルサイト 「船GAMEROD」もどうぞご覧ください。
関連記事
RELATED COLUMN