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2018/08/23

コラム

多才な機能と多彩なアクションで青物を魅了する新世代ポッパー誕生!

青物は、状況によって好むアクションが変わってくる。それに対応すべく開発されたのがコルトスナイパー ロックポップスリム!「ペンシルベイト的なアクションも可能にすることで、様々なシチュエーションで威力を発揮します。」数多くの新機能を持つNEWポッパーを、赤木さんが実釣にて解説!

様々な状況に合わせた使い方ができるポッパー

02T ブルピンイワシ
※2018年9月発売予定

ポッピングだけじゃない!

近年、人気が高まっているショアの青物ゲーム。メタルジグやミノー、ダイビングペンシルといった様々なルアーがある中でも、ポッパーは音と泡などで魚を誘うアピール系の定番ルアー。今回、新しくリリースされるロックポップスリムは、そのポッパーにカテゴライズされる。

– しかし、ロックポップスリムの使い方は、ポッピングだけではないというのが大きな特徴。
「青物って、ボイルがバンバン出てルアーへ反応が良いときもあれば、ルアーの動きに反応しない活性の低いときもある。だから、1つのルアーで色んなアクションが出せた方が、刻々と変わる状況に合わせやすいし、釣果にもつながる。そこで考えたのが、いろんな動きを出せるポッパーがあったらいいなぁ・・・ということ。これが、ロックポップスリムの開発をスタートさせたきっかけなんです」


– あらゆる状況にマッチする多彩なアクションを演出できるロックポップスリムは、同時に高い基本性能をも有している。
「過酷な環境での使用が想定されるため、ヤワなルアーではアングラーの要求には十分に応えられません。その点、このロックポップスリムの耐久性はとても高い。また、飛距離に関しても、遠くのボイルも狙える十分な性能を持っています。こういった基本性能の上に、多彩なアクションを有しているのがロックポップスリム。だから、ルアーローテーションの中でも出番が多いんですよ」


多才な機能性と多彩なアクションを併せ持つ、そんなロックポップスリムの実力を、実釣で徹底解説していただこう!

[Function] ロックポップスリムの多才な機能

ショア青物用ルアーに必要不可欠な3つの機能

【機能1】AR-C搭載による遠投性
磯や堤防、サーフなど、状況を問わず飛距離は強力な武器!

AR-C重心移動システムによって風があっても綺麗な飛行姿勢を保ち、遠投性はもちろんピンスポットへのキャストもしやすい。磯やサーフなどのショアゲームでは、狙いのボイルや潮目などの変化へしっかり届くことが重要となってくる。

【機能2】多くの泡を発生するバブルチャンバー

カップ上部から背中に抜けるチャンバーが設定されている。これにより、カップより取り込まれたエアーが細かい泡となり抜けていく。視覚的なアピール力が高く、広範囲の魚にその存在を主張することが可能だ。

着水からの連続写真
ポップ音と細かい泡が広い範囲で魚へアピール!

カップ音とバブルチャンバーによる細かい泡が、広い範囲で魚へアピール。なおかつ泡のブラインド効果で「ルアーがはっきり見えない」という状況を作り出す。これにより、違和感を与えずバイトを誘発。また、左右へ水流を逃しやすいカップ形状のため、引き抵抗が軽く、ペンシルベイト的なアクションも得意。

【機能3】3X BODYで磯に当たっても割れにくい

磯のショアゲームでは護岸された足場に比べて複雑なため、魚が暴れるとルアーが激しく叩きつけられる可能性もある。ロックポップスリムは3X BODYを採用して強固なボディとなっており、ハードな使用でも破損しにくくなっている。

[Action] 多彩なアクション

基本となるポッピング以外にもダイビングとドッグウォークで誘いと喰わせを演出

3つのアクションを組み合わせることが大事!

「ポッピングはポッパーのメインアクション。ロッドで、瞬間的にラインを張るような操作をすることで、カポッ!カポッ!と、サウンドとバブルを出して広い範囲でアピールします」


– ここまでは普通のポッパーの使い方だ。
「ポッピングは集魚効果が届く範囲が広く、アピール度の強い誘いのアクションと言えるんです。でも、それだけではスイッチが入り切れていない魚もいたりする。そんなときはダイビングさせて誘うんです」


– つまり、ポッパーなのに、ダイビングペンシルと同じような使い方ができるということ。ポッピングが誘いなら、ダイビングにはどんな効果が?
「ダイブさせることで、水中で波動が発生します。この波動が、魚の側線を刺激して捕食スイッチを入れる。つまり、喰わせのアクションになりますね」


– 沈ませて喰わせやすくするんですね。
「ダイビングしてからルアーの動きが失速して、水面へと浮上する際のバイトが多い。弱ったベイトのように見えているのかもしれません」


– そして、3つ目のアクションは?
「ドッグウォークですね。ボイル時など、ターゲットとなる魚がベイトフィッシュを追い回しているときに効果的。抵抗が軽いカップ形状で水を左右へ流しますので、綺麗に首振りしてくれます。これは誘いと喰わせを両立しているアクションになります」


– ポッパーでありながら、状況に応じてアクションを使い分けることができる。ロックポップスリムの出番が多くなるのは、ある意味必然的なのかもしれない。
「それぞれのアクションで反応がなければ、一回のキャストで3つのアクションを組み合わせていきます。魚の反応が悪くなっても、アクションの組み合わせでさらにバイトを引き出せる場合があるので、試してみてください」

【1:ポッピング】
音と泡で広くアピールするメインアクション

ポッパーの利点と言えば、音と泡などで他にはない強いアピール力で広い範囲へ気付かせること。ロックポップスリムもメインアクションとして、まずはポッピングで音と泡を出して誘っていく。「まずは高いアピールで寄せるポッピングが基本になってきます」

【2:ダイビング】
水中への波動で魚の側線を刺激!強引に捕食スイッチON!

ポッピングでスイッチが入り切らない魚には、水中へのダイビングアクションでバイトを誘う。「水中へダイブさせることで波動が発生します。この波動が魚の側線を刺激し、捕食モードへと駆り立てるんですね」

【3:ドッグウォーク】
ボイル時に効果が高い、左右首振りアクション

鳥山やボイルが見られるような、青物が高活性モードのときに効果的なアクション。ロッドを細かく動かしトゥイッチを加えると、ポッパーとは思えないほどしっかりと左右へ首振りをしてくれる。「誘いと喰わせ、どちらも両立してくれているアクションです」

ボイル付近をキャストしてキャッチしたメジロ(ワラサ)サイズ。ボイル中は魚同士で競い合うようにベイトを追っているので、ドッグウォークなどのアクションが効果的だ。

狙い所は鳥山や潮目などの変化!

鳥山やボイルなどわかりやすい変化はもちろん狙いのポイント。それ以外にも潮目など潮の流れの変化も重要。 「水面がモヤモヤしていたり流れの抵抗が強い場所は、地形変化などで潮が湧いていたりヨレている可能性があるので狙い目です」

さらに2つの使い方を駆使してブリ、カンパチ、ヒラマサまで狙っていく!

スレているときに効果的なナチュラルアクション

「ここまで説明してきた3つのアクションがメインの使い方ですが、これで喰いが止まったり、反応しない場合はただ巻きが効果的なんです」


– ポッパーをただ巻きで使うんですか・・・!?
「ポッピングやドッグウォークだと、追っては来るもののバイトには至らない。これ、結構あるんですよね。喰わせようとして止めると、逆に見切ってしまう。そこで、ただ巻きで動かし続けるとバイトしてくる場合があるんですよ」


– ちなみに、ダイビングアクションの際、静止させますが、それは見切られない?
「ダイビングの場合は止めても浮上アクションが入るので大丈夫です。あと、別の使い方として、潮流に乗せて流すドリフトの釣りも効果的ですね」


– それは、どうやるんですか?
「たるんだラインを巻き取り、潮流に乗せます。ただ巻きとドリフトはナチュラルな動きが重要。追いかけてくる青物とは違い、ベイトを待ち伏せしている個体を狙うことができる。この釣り方なら、警戒心の強い大型のブリ、根や潮のヨレなどの変化などに付くヒラマサ、良型のカンパチが喰ってくることもある」


– 実釣時、ボイルの青物は小さめが主体であったが、朝マヅメにボイルから離れたポイントでキャッチしたのは、80cmオーバーの堂々たる体躯のブリだった。
「ボイルだけに気を取られず、ロックポップスリムで広範囲に探ると良型に出会えるチャンスがアップしますよ!是非、試してみて下さい!」

プレッシャーを掛けないためボイルから少し離れた場所へキャスト。すると、大型がヒット!
「大きい個体は、効率良く捕食するために、ベイトを待ち伏せしているんです」。ようやく見えた魚体、これはでかい!

朝マヅメに80cm OVERブリクラスをゲット!

ボイルから離れたポイントで喰ってきた魚は80cmオーバーのブリ。
キャッチした時間はまだ陽が昇りきっていない朝マヅメ。


「光量の少ないローライトの方が活性は高いのでチャンスタイム!」

【ただ巻き】スレている魚に効果的で他アクションにも組み合わせやすい

反応がなくなったり、追ってきても喰わないときは、ただ巻きで対応。派手な動きにスレている状況で効果的な使い方だ。「他のアクションにも組み合わせやすく、激しい動きに反応しないような大型にも効きやすいんです」

【ドリフト(流す釣り)】潮の流れに乗せていき大型ブリ&ヒラマサ、カンパチも獲る!

他で反応がない場合は、潮の流れに乗せていくドリフトが効果的なときもある。流す釣りは待ち伏せ型の大型のブリ、または根などの障害物に付いているヒラマサやカンパチにも効果的。「ヒラマサとカンパチは、基本ポッピングとダイビングですがドリフトしか喰わない場面もあります」

WEB LURE X MOVIE

青物を魅了する 新世代ポッパー誕生! コルトスナイパー ロックポップ スリム

タックルデータ

ロッド:コルトスナイパー XTUNE S1002H

「エクスチューンはバットパワーもパワフルで、朝マヅメのヒラマサや大型ブリなどを狙うために使用しました。パワーはあるけど軽いのでポッパーを軽快にアクションさせるのにも良いですね。他にはコルトスナイパーS1006HとS1000Hを飛距離と魚のサイズで使い分けていました」
※写真はS1006H/PSです。

リール:ステラ SW 8000HG

「とにかく大型を獲るためラインもPE4.0号を巻いていましたから、ラインキャパシティとパワーを重視した選択です。強度と耐久性はもちろん、スムーズな巻き心地なので細かいアクションも楽に行えました。他にもステラSW6000HGとツインパワーSW5000XGを、ラインの太さなどで使い分けています」

ライン&リーダー:オシア EX8 PE3.0号、オシア リーダーEXフロロ14号

「朝マヅメの大型狙いのときはオシアEX8 PE3.0号にオシアリーダーEXフロロ14号を使用。他にも遠くのボイル撃ちではPE2.5号にリーダー12号、よりパワーが欲しいときはPE4.0号+リーダー18号を組み合わせていました」

【製品情報】
オシア EX8 PE3.0号
オシア リーダーEXフロロ14号

プロフィール

赤木 光広

赤木 光広 (あかぎ みつひろ)

[フィールドテスター]

紀伊半島をベースに全国各地で活躍する磯ルアー師。豊富な経験に基づく知力・体力を武器に大型回遊魚と渡り合い、ダイナミックな実釣スタイルと軽妙なトークでロックショアゲームの魅力を伝えている。

SNS:

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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この記事で使用している製品

ルアー

コルトスナイパー ロックポップスリム140Fジェットブースト

リール

ステラ SW

ライン

オシア EX フロロ リーダー

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