トップページ >  CONTENT >  釣種から探す >  山本太郎直伝 黒鯛流儀 ウキダンゴ釣りのタナ調整 「+α」と「はわせ釣り」(1)

2015/11/11

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 ウキダンゴ釣りのタナ調整 「+α」と「はわせ釣り」(1)

タナ調整の基本

ウキダンゴ釣りのタナ調整は、以前の記事でも説明したようにいわゆるトントンが基本形。ダンゴが着底し仕掛けがまっすぐに立った状態で、玉ウキでは水面下スレスレ、棒ウキではウキのトップが水面上に僅かに出る調整がトントンの状態となる。

しかしながら、この状態はあくまで弱風以下でほぼ潮止まりの条件下での話だ。

潮流や風による影響

たとえば、実際の水深が10mあったとしよう。計算上ではウキ下も10m取ればトントンになるのだが、ここに潮流や風が伴うと、ウキが押されて仕掛けが斜めになり、その分タナはマイナスということになる訳だ。


仕掛け投入後、着底したダンゴはそのままの位置に留まるが、軽いウキは潮流や風に押されて流れてしまう。ダンゴが割れない状態のままだと、やがてはウキは水面下深くへ沈んでいってしまう。

こうなるとウキがどこに浮いているのか、どこから浮いてくるのか見失ってしまう上、ダンゴが割れた瞬間には反動でサシエが勢いよく浮き上がってしまう。

これではなかなかチヌが釣れないし、ウキが確認し辛い分、面白みも半減してしまうというものだ。
防波堤先端付近の潮通しが良い所を避けるのは、そのあたりの意味合いもある。

対処方法は+αで

対処方法としては、トントンの調整でスタート。その状態を十分に把握した上で、潮流、風の強さ等を考慮し、タナ調整を+αさせていく。ウキダンゴ釣りに慣れるまでの初めのうちは、ダンゴが割れていない状態でウキが水面上にギリギリ留まる深さまで+αしてやるのが目安だ。

この状態ならダンゴが割れた瞬間、サシエが勢いよく浮き上がってしまうことはなく、通常時のトントン調整と同じ状態がキープ出来るはずだ。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

この記事をシェアする:

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。