2023/06/27
コラム
フォースマスター3000が導く沖イカ釣りのスタイル 松田竜也
「醍醐味はね、イカが乗った時、掛かった時ですね」。そのズシっとした独特の重量感に魅了されたフィールドテスターの松田竜也が、釣りの要と位置付けるリール、フォースマスター3000の魅力を語る。
リールの役割
「魚みたいに大きく竿を曲げて引きを楽しむという釣りではないんですけど、それこそ真逆の短い竿、しかも硬い竿で。だけどイカが乗るとドシッとくる重量感」。アドレナリンが出てテンションが上がる。それが松田さんにとってのイカ釣り。「そのイカ釣りで一番大変な思いをしているのは電動リールなんですよ」。釣り人の所作をパワーの面からサポートしてくれる存在がフォースマスター3000だ。
MUTEKI MOTOR+
「電動リールのパワーはその時強くてもしょうがない。1日を通す中で持続的にずっと安定して、パワーを出し続けなければならない」。MUTEKI MOTOR+(ムテキモータープラス)、そのための強くて持続性のあるモーターだ。「乗らない時間でも、上げ下げの回数も多いし、リールのモーターが動いている時間というのは、1日を通すとかなり長いんですよ」。イカ釣りにおいてリールは要となる。そしてその核がモーターだ。
強化ギアシステム&探見丸スクリーン
「従来のフォースマスター300XPと比べると、耐久性が2倍に強化アップされている」。重たい仕掛けをシャクリ続け巻き続けなければならない沖イカ釣りにおいて、モーターと並んで負担がかかるパーツがギアだ。リールそのものの強さに繋がるギアの強化は釣果にも当然直結する。そして探見丸スクリーン。「自分の仕掛けを上に持っていくか、下に降ろすか。イカのいそうな棚、いる棚に自分の仕掛けを合わせてアタリを取って掛けていく」。情報を活用することがテクニックとなる。
イカスペシャル
松田さんがフォースマスター3000の相棒に選んだのは、イカスペシャルH155。シリーズ中、最も硬いモデルだった。「スルメイカの場合は、仕掛けをしっかり動かしてイカにアピールして抱きつかせることが多いので。状況にもよるんですけど、ある程度水深が深くて、潮も速かったりすると柔らかい竿でシャクるよりは、硬いしっかりした竿でビシっとシャクって、アタリが出たものをしっかり掛けてというところで、今回イカスペシャルを使いました」。動かすこと、そして感度。竿からどれだけの情報を得られるかも釣るためには重要になる。
それぞれのスタイルへ
「釣り手側に過酷な条件が、昔と比べると遥かに多くなっていると思います」。すべては釣るために。「人間の力では補えない部分を電動リールのパワーであったり、ドラグ力であったり、スピードであったり、そういったもので今の海の状況に合わせられるようになってきた気がします」。釣り人のスタイルを完成させる、そのためのタックル。「自分なりのスタイルを確立していくと、より一層面白いオリジナルな釣りができるのかなという気がしますね」。
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