2024/06/28
コラム
メタルスッテゲーム2024年新製品テスト釣行in韓国 ×富所潤
シマノインストラクターの富所潤さんが、セフィアSSメタルスッテ、スイスイスティック80フラッシュブースト、スイスイスティック80のシマノメタルスッテゲームの2024年新製品を隣国、韓国で実釣テスト。進化し続けるタックルに併せて、日本はもとより韓国でもさらに注目を増すメタルスッテゲーム、その戦略も交えての解説。楽しみは国境を超える。
メタルスッテ
富所さんの今回の韓国24セフィアSSメタルスッテ釣行は、プサンを出て3時間、ベタ凪からのスタートした。
セフィアSSメタルスッテF-B511ML-S(プロトタイプ)にバルケッタ100DHHG、ドロッパーがスイスイスティック80フラッシュブースト、ノリノリスッテⅡ15号がメタルのショート仕掛け。タチウオも多いので、イカのアタリを選んで獲っていく作戦だ。
スッテを跳ねさせて暴れさせて止める、ショートピッチで叩くというやり方を経て、上げて落として再度イカのいるタナに戻して抱かせて最初の1杯を捕獲。
「色んな手を駆使して1杯抱かせたっていう、気持ちの良いイカですね」。
選ぶという戦略
ベタ凪であれば船の上下動は少ないので、長いロッドではなくても問題はない。
パラシュートを打つ船かアンカーを打つ船かで潮との同調具合が変わるので、ロッドの硬さも決まってくる。
タックルを決めたら潮の強さ、速ければオモリグ、緩ければメタルリグなど、リグを決める。
ベイトとスピニングの選択は、投げるスピニングか、投げないベイトか。
「色んな海の状況によって使うタックルを変えていくのが重要になってきます」。
スイスイスティック80/スイスイスティック80フラッシュブースト
エギとスッテの中間的存在と富所さんが位置付けるスイスイスティック80。
「エギでちょっと反応が悪い時、スッテを使ってみたけど反応が悪い時は、エギではなくてこちら(スイスイスティック80)に替えてみる」。
さらにフラッシュブースト搭載モデルもあるので、ローテーションのバリエーションを増やすことで、イカの反応を落とさずキープさせることも可能だ。
24セフィアSSメタルスッテラインナップ
ベイトロッドは一般的な掛け調子のF-B66ML-S、F-B66M-S、F-B66MH-Sのスタンダードな3機種にF-B511ML-Sのショートロッドが1機種。オモリグ用のレギュラーテーパー、R-B68M-S、R-B68H-Sの2機種の計6機種。
スピニングロッドはファーストテーパーのF-S68ML-S、オモリグ用のR-S610MH-Sの2機種。様々なリグに対応するべく、SSシリーズが拡充されている。
オモリグ
セフィアSSメタルスッテR-S610MH-SにハイパーフォースLB C2000MDH、スイスイドロッパーフラッシュブースト1.8号とコロコロスッテ20号のオモリグで引き続き狙ってみる。
大きいイカが抱きやすい、エギのサイズを替えずに潮の速さに対応できるといった、オモリグのメリットを活かす展開で投入しよう。
釣れない時にはリグはもちろん、エギのカラーやサイズなど、速いテンポで替えていくことで、アタリを導くことができる。
考えることと考えないことのメリハリもまた、メタルスッテゲームでは重要になる。
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