今回新しくなったセフィアSSメタルスッテには、メタルリグとオモリグという異なる釣り方に合わせて開発した専用の調子がラインナップされています。メタルスッテをイメージ通りに動かすメタルリグ用のF調子と、ロングハリスの先に結んだエギを潮に馴染ませるオモリグ用のR調子です。加えてF調子にはタフテックインフィニティ、R調子にはハイレスポンスソリッドというタイプの異なるソリッド穂先を採用し、より専用ロッドとしてのポテンシャルを発揮できる仕様になっています。さらに上位機種に使われているテクノロジーをふんだんに盛り込むことで前作からさらなる飛躍を遂げ、大幅に使いやすくなっています。ベイトモデルには上位機種にしか採用されていなかったXシートフロントトリガーを落とし込んでいる点にも注目です。エキスパートが使っても満足できるミドルクラスに仕上がりました。
F-B511ML-Sは、ショートロッドならではの使いやすさが魅力です。感度を活かした即掛けを好むアングラーにおすすめ。海が穏やかで船が安定している場面で使うと抜群です。ロングロッドは体力的に厳しい女性やお子さんでも安心して使えるロッドです。F-B66ML-S、F-B66M-S、F-B66MH-Sは、ミディアムライトからミディアムヘビーというパワーを変えた6フィート6インチの3モデル。水深やスッテの号数などに応じて使い分けてください。メタルスッテゲームで最も使い勝手のよいラインナップといえます。この3本を持っていれば全国のフィールドに対応できます。最初の1本を考えているなら、この3本の中から選ぶことをおすすめします。釣行する地域の船が推奨するメタルスッテの号数を参考にしてください。ちなみに私の場合は15号以下でML、20号前後ならM、25号以上でMHを目安にしています。そして日ごろスピニングタックルを愛用している人には、先調子に仕上げたスピニングロッドF-S68ML-Sをおすすめします。キャストする場面でもライントラブルの心配が少ないのは嬉しいところでしょう。
オモリグ用のR-B68M-SとR-B66H-Sは、シンカーの号数に合わせて使い分けてください。タナが深かったり潮が速いといった重いシンカーを使う場面ではH、逆に軽めのシンカーを使う場面ではMがマッチします。また、オモリグ用にもキャストしやすいスピニングモデルのR-S610MH-Sを用意しています。好みでベイトモデルと使い分けながらゲームを楽しんでください。