セフィア BB メタルスッテ

ベイトロッドが4モデル、スピニングロッドが2モデル、トータル6モデルとなった新しいセフィアBBメタルスッテは、それぞれ明確な役割を与えることで、シンプルで選びやすいラインナップとなっています。これからメタルスッテを始める場合にも、新たな釣り方に挑戦するための追加用としても、手に取りやすいシリーズ構成です。また、ツツイカゲームのトレンドに合わせ、新たにオモリグ専用のアイテムも拡充。多彩な釣り方にも対応しています。

メタルスッテ用はF調子（ファストテーパー）、オモリグ用にはR調子（レギュラーテーパー）とし、繊細な釣りからパワーの必要な釣りまで、幅広くラインナップ。

最初の1本としては、オールラウンドに使えるスピニングモデルF-S66ML-S、より繊細にテクニカルにメタルスッテを楽しむならF-B66ML-S、パワーの必要な状況ではF-B66M-SやF-B66MH-Sと、ビギナーの方にも選びやすい設定となっています。

大型のケンサキイカを狙う上で、今や欠かせない存在となったオモリグ仕掛け。タナや潮流に応じて10〜40号のオモリを使い分けつつ、長めのリーダーの先にあるエギをよりナチュラルに潮になじませ、操作する必要があります。

この釣りに対応したモデルを、スピニングとベイトタックル2モデルを新たにラインナップしました。スピニンモデルは、スローフォールするエギをナチュラルに操作しつつ、大型ケンサキイカのバイトを確実にハリ掛かりさせる高い操作性を確保。ベイトモデルは、10〜30号のオモリを使用した仕掛けをしっかりと操作できるパワーを持ちつつ、エギを潮になじませるような繊細な操作も可能としています。

繊細さを持つ一方で、大型の個体がヒットした場合には、ハイパワーXを採用したブランクスにより、余裕のあるファイトを展開できるでしょう。

ツツイカゲームは、ティップのアクションや操作感が釣果に大きく影響してきます。そのため、新しいセフィアBBメタルスッテでは、釣り方や使用する仕掛けに応じてラインナップする6モデルそれぞれに最適化したソリッド穂先を採用しています。より繊細な操作やイカの乗りを重視するモデルには、しなやかでフレキシブルな曲がりを実現したタフテックα、仕掛けをしっかりと動かしつつ、イカのバイトを掛けていく、パワー系モデルとなるF-B66MH-Sにはタフテックを搭載しています。用途に応じたソリッド穂先を使い分けることで、入門モデルでありながらより専門性の高い使用にも対応します。

また、オモリグ用の2モデルにはハイレスポンスソリッドを採用しており、リーダーの長い仕掛けでもイカからの反応を鋭敏に捉え、なおかつ積極的にかけていくような釣り方に適したセッティングとなっています。

セフィアBBメタルスッテは前作同様、モデルごとにソリッドティップを使い分けています。ここが専用機として一番のこだわりの部分で、軟らかめから硬めまで穂先を使い分けることで、全国各地のフィールドで使えるモデルをラインナップしています。さらに新しいセフィアBBメタルスッテはオモリグ専用モデルの登場で、メタルスッテゲームのどんな仕掛けにも対応できるようになりました。普及価格帯の専用機として開発されたBBシリーズの選手層が厚くなったといえます。

このオモリグ専用モデルのティップは、張りのあるハイレスポンスソリッドを使っています。レングスも長めで胴が入るようにテーパーが設計されていて、重めのオモリを使った仕掛けでも非常に操作しやすい。普及価格帯で妥協なき専用設計といいますか。これは新しいセフィアBBメタルスッテの全モデルに共通しますが、テストで使ったときに「これ、ちょっと出来すぎじゃない？」と開発担当者に言ったほどです（笑）。

メタルスッテ専用ロッドとしての機能、操作性をしっかり備えています。選手層が厚くなって、より上位モデルとの差が縮まった感じですね。ということで、これからメタルスッテをはじめる方にはもちろんおすすめです。あと、ある程度この釣りをやり込んでいてメインのロッドはある。パワー違いやオモリグ用など予備ザオが欲しい。ただ使用頻度はそれほど高くないので手頃な価格で、という方にもぜひ選んでほしいですね。手にした瞬間、これがエントリークラス？　と感じていただけるはずです。