2023/06/28
コラム
ツインパワーSW6000で沖磯の青物釣り、ご褒美の1日 上津原勉
夏を感じられる風が吹く、長崎県五島列島の福江島。フィールドテスターの上津原勉がツインパワーSW6000をキーアイテムに、沖磯での青物釣りを展開する。
タックルセッティング
「時期的には少し早いんですが……」と前置きしつつ、今回の釣行で狙うのは夏マサと呼ばれるヒラマサをメインにした青物と様々な魚種だ。沖磯に上がるとまずは足元のサラシをチェックする。「流れは当ててるかなという感じがします。青物は当て潮がすごくいいので、この潮がみ一帯を狙ってみようと思います」。コルトスナイパーXR S106MH/PSをツインパワーにセット。「(6000番台は)磯から青物を狙うリールとしては中型番手ですが、通常100g以上のよく青物狙いで使う大きいルアー以外に、小さいルアー、いろんなサイズを使おうと思っています」。プラグスペシャルで、コルトスナイパーロックスプラッシュ140F AR-C キョウリンBPを投げる。
磯際のパワーゲーム
ダイビングペンシルからメタルジグへ
「磯際に小さい魚がびっしりいて、その下に青物が見えているので、下の方から誘えるようにします」。水面への反応が鈍くなったタイミングでメタルジグ、コルトスナイパーアテジオ80gキョリンピンクを、タックルは根ズレ対策が万全なプラグ用のままで投入。ジャーク&フォールのフォール中にジグをひったくったのは、カンパチだった。「結んでいるルアーの反応がなくなったら別のタイプのルアーを入れてローテーションすると、それぞれのタイミングでいろんな魚が釣れてくると思います」。潮とルアーへの反応を読みつつ、ジグを動かしているとサイズを感じさせる強烈なバイト。慎重を心がけたファイトでいなし、数を重ねていく。
最高の1日
磯際に押し込まれる良い潮流を感じ、ジグで表層付近を狙いカンパチを追加。「磯に通っていれば釣れなくてもいろんな光景が見られるので、釣れなくても1回1回が貴重な経験だと僕は思います」。根の張り出しを強引にかわし、さらに1匹。「すごく最高な1日になってます、今日。なかなかないですけどね」。釣りたければ現場に立つしかない。再びルアーをロックダイブ160Fにチェンジ。水面を割ってバイトしてきたのは、4キロのカンパチだった。潮が弱くなり魚信が落ち着くと、PE2号を巻いたコルトスナイパーXR S100Mにチェンジ。コルトスナイパーアオモノキャッチャー42gキョウリンチギョで反応を見る。
潮待ちの時間と根魚
「潮表で潮が効いているところの方が、海底に住んでいる根魚も、活性高く釣れてくるかなとは思います」。流れはないよりもあった方がいいが、強すぎて狙えないボトムであれば、流れが弱くなった時がチャンスになる。そんな潮待ちの時間に、ライトなアオモノキャッチャー42gを使い、これまでのヒラマサやカンパチとは明らかに違う引きの感触で上がってきたのは、初めて釣ったというカサゴのような魚種と、カサゴだった。「すごく良い時間を過ごすことができました。(リールは)6000番なんですけど、トップで磯際に突っ込んでいくヒラマサと思いっきり引っ張り合いできたし、小さいルアーでいろんな魚種も釣れました」。磯ですごく釣れない時間を過ごしたからこそのご褒美だったという上津原さんの1日は終了した。
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