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2023/02/13

コラム

赤城大沼氷上ワカサギ釣り。「今期は浅場が優勢!!」松田克久

1月の釣行は、すべて赤城大沼の氷上釣りでした。
今期はなぜか!?毎年、安定している深場が不調なので、毎週浅場の釣りになっています。
解禁日の1週間後になる1月16日に、今期2回目の釣行をしました。
ポイントは通称「大石」の水深6メートルの浅場です。
タックルは、「レイクマスターCT-ETブルーブラックGR」の1本竿。
穂先は、赤城では、一番出番の多い、レイクマスターエクスペクM01Eリアクションバイトです。仕掛けは、赤城では普通に使われているロング仕掛けで、全長3メートルです。

朝はまずまずのペースで、釣れ出し、9時40分の時点で62匹。
このままいけば、赤城ではとりあえず目標となる100匹は楽勝と思っておりましたが、
10時以降から、魚影が消えてしまいました。
それでも朝は好調だったため、粘っていれば、たとえ短い時間でも、1度や2度は群れが来ると思っておりました、が・・・・終了時間まで、まともな群れが来ず・・・・4時間以上粘って6匹追加のみ!
まさに、悶絶!で68匹でノックダウンでした。
難攻フィールドの異名を持つ、赤城の恐ろしさをあらためて体感しました!!

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さらに、1週間後の1月23日に釣行。
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「島裏」と呼ばれるポイントに入りました。
水深は、前回より少し深めの7.5メートル付近。
朝以外は全く釣れなかった前回の教訓で、日中、少し深い場所の方が、朝のラッシュタイムが終わっても、少しは長く釣れ続くのではないかといった狙いです。
タックルは前回と全く同じですが、今回は角度チェンジャーアンダータイプを使用して、穂先をアンダーガイドにしております。

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仕掛けは、今回は赤城にしては全長の短い1.8メートル、ハリも袖型の1.5号と大きめにして、手返し良く朝のラッシュ!!を釣る作戦です。
予想通り、朝から喰いはまずまず、時にはダブルで掛かってくる事もあるほど、赤城にしては、少しイージーな釣りが続きました。
穂先をアンダーガイド仕様にしたので、狭いテント内での長仕掛けを操るのに、穂先の糸がらみなどのトラブルが少なく、快適に釣って行けました。

幸い、この日は、11時までまずまずのペースで、97匹。目標の100匹にすぐ届くところまできました。

が・・・やはり、日中の悶絶タイムがやってきます。
ある意味、想定内だったので、今回は次の一手を打ちます。

穂先を、レイクマスターエクスペックS01Fマイクロフィネスに変更。どんな小さなアタリもの逃さない、先端の超柔らかい先調子穂先です。
仕掛けも、少しでも幅広くタナを探り、少ない魚影でも効率良く探るため、全長3メートルの長仕掛けに変えます。ハリのサイズも、0.5号に落とします。
タックル変更と言っても、電動リール・レイクマスターCT-ETレッドにあらかじめ組んでおいたものをそっくりチェンジです。

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朝は、比較的表層の魚の方が、喰いが良く、なるべく上層の魚を意識して釣っていましたが、日中は底の魚をポツリポツリ拾い、幸いにもたまに入る中層の群れを拾うのに、長仕掛けがやはり正解で、赤城では満足のいく148匹まで釣果を伸ばせました。

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外部電源仕様になった、レイクマスターCT-ETは、軽量で持ちやすく、赤城の様にシビアな釣りでも最高に使いやすい電動リールです。
1本竿で手持ちスタイルでも、2刀流で置台に置いた状態でも、手の指がスパッ!!と入り、瞬時に握りやすい形状になっているので、ストレスが全くなく魚信を感じる手感度が良いため、ワカサギ釣りがより楽しく感じられます。

そして、さらに1月30日にも釣行。

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釣友ら4人で、神社裏のPからエントリー。今回もポイントは「島裏」で、浅場の水深5,5メートルでスタート。
湖底に水草が生えている場所で、底を釣ると釣りにくい場所でしたが、ポツポツ釣れ出します。やはり、上層の群れの方が喰いが良いため、なるべく魚探反応の上の方を狙って釣っていきました。

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魚探の反応は、ずーと、すごい反応ですが、まさに赤城のなかなか口を使ってくれないパターンになりつつある感じです。恒例の赤城激渋祭り!の予感もします。(笑)

すごい魚探反応でも、誘い続けてポツリと釣る! これが赤城の釣りです!!

赤城らしい釣れ方を堪能していると・・・・トラブル発生!!

氷の穴に、ハリ掛かりを防ぐために刺している穴釣りパイプ(通称ドカン)が凍って、抜けなくなっていることに気が付きます。

途中、釣りを中断し釣友らの手も借り「ドカン」救出作業です。まさに四苦八苦。
過去に何度か同じ事やっており・・・氷点下の赤城では、珍しくないトラブルの一つです。
なんとかドカン救出作戦に成功し、釣りを再開できましたが、
トラブルのおかげで、タイムロスがひびいて、目標の100匹には届かず、83匹で終わりました。

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赤城は例年、3月いっぱい氷上釣りが楽しめます。これから盛期突入!! 1桁釣果もざらに出るほど難しい釣り場ですが、難しいからこそ釣った時の満足感は高いので、実に面白い釣り場です。撃沈も覚悟で今後も何度か通うつもりです。
深場でデカサギがそろそろ釣れ出す事に期待したいところですね。

プロフィール

松田 克久 (まつだ かつひさ)

インストラクター

鮎釣り歴25年以上。第23回シマノジャパンカップチャンピオン。群馬県高崎市で釣具店「つりピット!」を経営。ワカサギ釣り歴も35年以上で鮎釣りのシーズンオフにはワカサギ釣りのスペシャリストとして活躍する。

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