2023/10/25
コラム
あなたの手に合うのはどのSS?ステファーノSSベストチョイス
INDEX
「ひとことで言えば、ステファーノSSは全てのシーズン、シチュエーション、そして好みに対応できるカワハギ竿です」
9月の竹岡沖、水深12メートル。鈴木孝はニューロッド・ステファーノSSの中から最もソフトなS180から釣り始めた。
「S180は喰いがスローなカワハギに自然に吸い込ませてハリ掛かりを促す絶妙なセッティングの、目感度重視のモデルです。特にこの穂先、見てください。トップモデル並みの仕上がりです」
鈴木はあっと言う間に数枚をキャッチすると続いて2番目に軟らかいM180にチェンジ。
「ステファーノSSの4本の中で、どのモデルにするか悩んだとしたら、軟らかめの竿が好みであればM180です。ブランクスの硬さや手感はマイルドで穂先はしなやか。オートマチックに喰い込ませやすい1本で、喰いがスローな日が増えている近年のカワハギ釣りにマッチしています。もう一つの目安として、シロギスや湾フグが好きな方は、ぜひM180から始めてみてほしいですね」
ソフト寄りの定番がM180とすれば、ハード寄り、硬めの定番はMH175となる。
「MH175は手感が7、目感が3のイメージ。アタリの感触や引きが手にダイレクトに伝わってくるため、カワハギ釣りらしい楽しさを存分に味わえます。船釣り自体初めてという方はもちろんですが、腕に覚えのあるベテランでも一線級の竿になるはずです」
MH175の手感度と喰い込み性能のバランスのよさは、フラッグシップモデル・ステファーノリミテッド譲りといえるだろう。
「そしてオモリを底から離して釣る、または硬い竿が好きで手感度を求める方にはHH170。今日も宙に浮いている場所では気持ちよく釣れました」
小型が瞬時にエサをかすめ取るかと思えば、スローに誘わないとサワリも出さない。同じ竹岡沖でも時間や場所でカワハギの喰いは変わる。そんな中、鈴木はコンスタントに釣り続ける。
「ステファーノSSは硬軟4タイプありますが、そのいずれも最新のカワハギシーンで通用するバランスに仕上がっていますから、どれか1本でもシーズンを通してカワハギ釣りを楽しむことができます。ぜひ、自分好みの竿で、より深くカワハギ釣りを楽しんでほしいと思います」
ちなみにこの日、竹岡沖で鈴木が最もテンポよくカワハギを掛け続けた竿は、ステファーノSS M180であった。
【Xシートフロントトリガー】
グリップ前部のトリガーに人差し指、あるいは中指を掛けて支持することで、より繊細なロッドワークと快適な巻き上げを可能とし、キャスト時の安定感も増す。
【Xガイド】
FISHING TACKLE
【ステファーノSS】
【MH175】カワハギ竿らしい硬めの定番
鈴木孝の印象=目感度3:手感度7
【S180】シリーズ中最もソフトなモデル。
鈴木孝の印象=目感度9:手感度1
【HH170】シリーズ中最も硬い手感度重視モデル
鈴木孝の印象=目感度1:手感度9
【M180】軟らかめの定番となるのがM180
鈴木孝の印象=目感度7:手感度3
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