【23AW新製品 船・カワハギ】ステファーノSS、ステファーノリミテッド・攻 使い分け解説 / 鈴木孝【シマノオンラインフィッシングショー】
【23AW新製品 船・カワハギ】ステファーノSS、ステファーノリミテッド・攻 使い分け解説 / 鈴木孝【シマノオンラインフィッシングショー】
多彩なアプローチがなされる趣向性の高い釣り。カワハギは単に多く釣るかでなく「いかに釣るか」という楽しみが詰まっている遊びといえます。ステファーノSSは、そんなカワハギ釣りをより楽しむ4アイテムをラインナップ。
「S180」は目感度を追求した底活性時のカワハギ攻略に必携のモデル。しなやかな穂先によりゼロテンションからのタルマセ、ハワセ、聞き下げやフォールといったテクニックにも対応します。
対照的に「HH170」は手感度と操作性を追求。ハイレスポンスな誘い操作を可能にした硬調9:1調子でオモリを浮かせた宙釣りを得意とし、手感度でカワハギか否かを判別できる攻撃的なアイテム。
そして手感度・目感度に優れたオールラウンドモデルとして、クッション性を重視し、底で喰わせる釣りに向く「M180」。また喰わせ性能と掛け性能を両立させた「MH175」。いわば「M180」は軟らかめ・底中心モデルで、「MH175」は硬め・底から宙モデルです。
お好みで、または状況で。あらゆる季節・海域で、カワハギ釣りを存分に楽しむことができます。
タタキ、タルマセ、アワセ、巻き上げ、そしてキャスト。カワハギ釣りにおけるロッド操作は多彩にして複雑。
たとえばリールを保持した状態で力を入れて竿全体を振動させるタタキの動作ではパーミング性が求められます。また腕を高く上げながら竿のバランスを取りつつリーリングを行うアワセでは手首に対する自由度。そして瞬発的な力を要するキャストでは滑りにくさ。カワハギ竿のグリップはこれらの動きをスポイルすることなく各場面で的確にサポートできる形状が必要となります。
ステファーノSSに搭載される“Xシートフロントトリガー”はグリップ前部のトリガーに人差し指、あるいは中指を掛けて支持する新しいタイプのグリップ。指を掛けたフロントトリガーが支点となるため、手のひらでのパーミング性や手首の動きはそのまま、操作性と安定性が向上、誘いやアワセなど、より繊細なロッドワークと快適な巻き上げを可能とし、キャスト時の安定感も増します。
従来のトリガーのように指で挟むことがないため指への負担も軽く、カワハギ釣りで頻繁に行われる巻き上げではオモリが軽くなったと感じるほどの安定性。「指が掛かるだけで、ここまで違う」をぜひ、体感してください。
カワハギ竿の命、あるいは顔とも言えるパーツが穂先。カワハギのアタリはそれこそ千差万別。大きく明確な動きから僅かな振幅までを表情のように「目感度」として伝えると同時に、アタリはもちろん道糸がこすれるような振動や違和感、ときに気配まで伝える「手感度」まで、穂先の性格や性能はカワハギ竿のポテンシャルに大きく影響します。
ステファーノSSでは穂先に鋭敏高感度カーボンソリッド“タフテック”を採用し、さらに穂先を“ハイパワーX”で締め上げた“ハイパワーXソリッド”を採用することにより、優れた目感度、手感度を持ちつつ、軽量かつ耐ネジレ性能に優れた穂先を実現しています。
カワハギ竿の命が穂先だとすれば、その穂先に搭載されるガイドは竿の性能や実釣時の快適性に大きく影響します。穂先のガイドが重ければ操作性やフィーリングは悪くなり、糸が絡みやすく外れにくければ破損の恐れもあります。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すべく軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイド。3Dテクノロジー成形した一体構造フレームがガイドリングを支え、計算された立体構造で糸ガラミを抑えつつ、糸抜けの良さも実現しました。
優れた穂先を生かすも殺すもガイド次第。目立たないもののカワハギ釣りのカギと言えるパーツ、それがステファーノSSに搭載される“Xガイド”です。
穂先は釣り人の目であり指の延長。実釣では意識を集中し最も長い時間眺めているパーツになります。シマノではタフテック∞、タフテック、タフテックα、ハイパワーXソリッドをはじめ、カーボン、グラス各素材のソリッド穂先をターゲット、調子ごとに搭載。細さ、硬さ、反発力、ガイドの配置など、それぞれ長所を活かすこだわりの設定で1本1本高い完成度を目指しています。使うほどに馴染み、釣りの楽しさを引き出してくれるソリッド穂先は、同時に竿の中で最も繊細なパーツ。実釣時の糸ガラミをはじめ、トラブルで破損するおそれもあります。万が一穂先のソリッド部を破損した際は「ソリッド穂先交換修理対応(有償)」にて、その部分だけ交換することが可能。愛竿との長い付き合いをサポートします。
鈴木 孝 TAKASHI SUZUKI
カワハギファンお墨付き、カワハギシーンの最先端を追求しているのが「ステファーノ」シリーズです。リミテッド、XRなどのハイスペックモデルに続き、SSがリニューアルして登場します。シリーズ中、最もお求めやすいクラスでありながら、ステファーノのDNAをしっかり受け継いだ、エキスパートも納得のモデルです。
まず穂先です。タフテック+ハイパワーXソリッド、これにXガイドという組み合わせは、軽量化はもちろん、高感度で目感度、手感度ともにキレのあるアタリを出してくれます。そして新たに追加された注目フィーチャーは、Xシートフロントトリガー。繊細な操作性を一度味わってみてください。さらにセンターカット2ピースとなって、携帯性もアップしています。アイテム数もひとつ増えて4種をそろえており、それぞれが個性を持っているところに着目してほしいと思います。
まず、最も柔軟なS180。集寄や中オモリ、ゼロテンの釣りでカワハギにスイッチを入れ、じんわりエサをついばむようなアタリを表現する目感度は特筆で、低活性時には必携のモデルと言えます。
M180は低活性時のファーストムービングロッド。目感度優先で中オモリ、集寄の釣りでもキビキビした仕掛けの動きを演出できます。
MH175は硬めの8:2調子といえ、手感度優先、高活性時のファーストムービングロッドとなります。縦の釣りからゼロテンまでの組み立てが容易で、盛期のパイロット、つまりオールマイティロッドといえるでしょう。
最後がステファーノシリーズ唯一の番手となるHH170。手感度重視、カワハギが浮いているときに絶対的な手感度でしっかりアタリを嗅ぎ分けます。
カワハギ熱は関東だけでなく、近年関西、四国でも盛り上がりを見せています。それぞれ釣り場の状況は異なるものの、基本的な釣り方は共通しているので、ステファーノSSの4モデルがあればすべての釣り場に対応でき、使い手の釣り方に合った竿も見つかるはずです。エントリーにもおすすめのモデルでありながらハイエンド並みのスペックを持っているので、エキスパートも注目のモデルです。個人的にはステファーノ全シリーズで最も柔軟と思えるS180、このシリーズにしかないHH170が非常に気に入っています。
飯田 純男 SUMIO IIDA
ステファーノSSがモデルチェンジし、4アイテム構成になって選択肢が増え、カワハギ釣りの奥行を広げてくれます。
カワハギには色いろな釣り方があります。僕の場合は集寄や中オモリを付けて誘い下げからゼロテン、または仕掛けをタルマセ気味にしてアタリを取る釣り方がメインなので、まずはM180で当日の状況を探ることになるでしょう。どちらかと言えば柔軟なモデルですが、穂持ちがしっかりしているので掛け遅れすることはありません。
産卵期や低活性時にアタリを弾いたり、喰い込みが悪いときなどはもうワンランク軟らかいS180の出番。大型にはタメがきいて、バラシ防止にもひと役買ってくれます。逆にタナ(宙)でもアタる状況ならMH175です。手感度がアップするうえ、全体的に張りがあるのでキャスト性能にも優れています。
そして宙釣りに特化するなら HH170。深場や速潮であってもしっかり仕掛けを動かせるし、手感度のみでもアタリを取れる縦の釣り専用モデルとも言えます。
ステファーノSSはコストパフォーマンスに優れていながら、Xシートフロントトリガー、タフテック、スパイラルX、ハイパワーXソリッド、Xガイドなど、ハイエンドモデルに匹敵するフィーチャも満載しています。使って分かる高性能モデル、ハッキリ言って、かなりお買い得といえるでしょう。
トリガーシート、ステファーノシリーズのシート双方のメリットを融合した新形状軽量リールシート。シート前方に配したトリガーに人差し指を掛ける。または中指を掛け、人差し指でリールを支持するといった、これまでにないグリップスタイルが選択できることにより、極めて緻密なmm単位の仕掛け操作が可能になります。さらに、ホールド力が高まり巻き上げも快適。キャストの安定感も増し、手が濡れた状態でも滑りにくく、従来のトリガーに起因する指への負担も軽減。カワハギゲームの一連の動作の次元が変わる、画期的なリールシートです。
ロッド本来の性能を引き出すオリジナルガイド。
ブランクスの潜在能力を引き出すために誕生したXガイド。軽さ、小ささに強さも兼備。3Dテクノロジー成形した一体構造フレームがガイドリングを支え、計算された立体構造で糸ガラミを抑えつつ、糸抜けの良さも実現しました。
品番
品番 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
S180-2 | 1.80 | 並継 | 2 | 94.5 | 70 | 1.0 | 20-35 | 297 | DOWNLOCK | 99.3 |
39,500円 |
242020 | 4969363242020 |
M180-2 | 1.80 | 並継 | 2 | 94.5 | 74 | 1.0 | 20-35 | 297 | DOWNLOCK | 99.2 |
39,500円 |
242037 | 4969363242037 |
MH175-2 | 1.75 | 並継 | 2 | 92 | 74 | 1.0 | 20-40 | 297 | DOWNLOCK | 99.2 |
40,000円 |
242044 | 4969363242044 |
HH170-2 | 1.70 | 並継 | 2 | 89.5 | 73 | 1.0 | 20-40 | 297 | DOWNLOCK | 99.2 |
40,500円 |
242051 | 4969363242051 |
※ソリッド交換修理対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。