カワハギロッドの軽さや感度、理想的な調子を求めていった結果が1ピースロッドだと思っていました。ステファーノXRはバットジョイントでもなく、紛れもなくセンターカットの2ピース設計です。これで60g後半の自重、継ぎを感じさせない感度、Xシートフロントトリガーの操作性はまさに1ピース並み、ハイエンドロッドの性能そのままです。2ピースとなったことでバット部分がパワーアップし、これまでにない調子が出ています。私の感覚では3アイテム表示が従来より0.5ランク硬くなったイメージ、たとえばMはMH、MHはHというとらえ方です。宙釣りや誘い上げなど穂先を曲げてアタリを取るとき、ゼロテンやタルマセなど穂先を遊ばせてアタリを取るとき、その他さまざまな釣り方にも、XRならではの新鮮な前アタリ、掛けアタリが味わえます。伸び悩んでいたカワハギ釣りが一歩前進する可能性もあるということです。携行性も含めて2ピースになったことは、メリットしか感じられません。