2022/09/07
コラム
深海釣りの本場 新島沖のキンメも楽勝!ビーストマスター 9000
モデルチェンジして新発売される予定の「ビーストマスター 9000」。
圧倒的なパワーと耐久性を誇るモーター&ギア、リールのモニター画面には探見丸スクリーンも表示。
その実力をシマノフィールドテスター鈴木新太郎が新島沖のキンメ釣りで実証する。
東の空が朝焼けに染まった早朝の新島沖。南伊豆下田須崎港の番匠高宮丸に乗り込んだ鈴木新太郎さんが20本バリ仕掛けを巻いた掛け枠を握り投入合図を待つ。ターゲットは多くの釣り人が称賛する美味で知られるキンメダイ。キンメは冬場の釣り物のイメージが強いが、実は夏場が最も脂の乗りがよく2キロオーバーの大型が高確率で上がる好期とされている。
1投目は水深300メートル。「着底後、オモリを底に着けた状態で仕掛けが浮かないよう、ドラグを調節して潮流の抵抗に合わせながら道糸を送り込んでいくのが新島沖の基本的な釣り方です。このリールのドラグは一定のテンションで滑らかに糸が出ていくので調節が簡単。巻き上げパワーも強力なので大型キンメの多点掛けも楽勝です」
鈴木さんが手にするそのリールはビーストマスター 9000。内蔵されたギガマックスモーターは強力なパワーと耐久性を誇るブラシレスモーター。ギアシステムも強化しキンメの多点掛けなど高負荷と長距離の巻き上げに対応する。
1投目、2投目は空振りしたものの、3投目の水深500メートルで定番ゲスト、小型ながらアコウダイを取り込む。
「次はキンメですね。この釣りは斜面のポイントを狙うことも多いのですが、そんなときは海中の様子が一目で分かる探見丸スクリーンが便利ですよ」
この機能は、リールが探見丸の親機の電波をキャッチし、カラー液晶画面に海底水深、海底形状、群れの反応や魚体長などが表示されるシマノ独自のテクノロジー。例えば、カケ下がりでは底から仕掛けが離れないように、ドラグをほぼフリーに緩めて道糸を送り出すなど、魚探画像を見ながら先手の戦術を取れるという。
4投目、5投目と空振りが続いて船長が移動を決断。20分ほど走って到着した水深600メートルで6投目となった。
着底後、糸フケを巻き取った直後に竿先がたたかれた。
「強いアタリでした。キンメだと思います」
ドラグを緩めに調節して道糸を送り出していき、820メートルまでのばしたところで巻き上げ合図が出る。
仕掛けをたぐり上げていくと1つだけだが赤い魚影が見えてきた。無事キャッチしたのは、これぞ新島キンメと呼ぶにふさわしい2キロ級の大型だ。
この1枚が呼び水となったのか、7投目は同じポイントを狙って船内数名が1~2キロ級をダブルでキャッチ。
ラスト8投目で鈴木さんが1.5キロ級を追加し当日の釣りを終えた。
「自分は単発のみでビーストマスター 9000のパワーをお披露目するには物足りませんでしたが、新製品の使い心地を確かめるには十分でした。今夜は新島キンメの刺身で一杯やります」と言いながら、鈴木さんは笑顔で港を後にした。
Beast Master 9000
ビーストマスター 9000
モーター部には高温時もハイパワーを発揮するブラシレスモーター「GIGA-MAX MOTOR」を採用し、強化ギアシステムを組み込むことで耐久性を向上。さらに魚探表示機能「探見丸スクリーン」を搭載するなど、シマノ最先端機能が満載。パワーと耐久性が求められる大型魚、深海ターゲットなど多様な沖釣りシーンで活躍する。
使用タックル製品情報
ビーストマスター 9000
ディープチェイサー 300-205
GIGA-MAX MOTOR
構造上耐久性に優れ、モーターの性能が低下しやすい高温時においても強力なパワーを発揮するブラシレスモーター「GIGA-MAX MOTOR」を搭載。
強化ギアシステム
飛躍的に耐久性を高めた強化ギアシステムを採用。モーターのパワーを伝える減速ギアをベアリング支持とし、ブレや摩耗を大幅に低減。
探見丸スクリーン
すべての探見丸搭載船で使用できる探見丸スクリーンを装備。リールのモニターにカラー魚探が表示され、海底水深、海底形状、魚群、単体魚の体長(アキュフィッシュ)などが表示される(※アキュフィッシュ機能は、アキュフィッシュ対応の親機搭載船のみ使用可能)。
BTマスター 11AH
ハイパワーを持続しながら長時間巻き上げが可能な耐久性を備え、リールが持っている本来のポテンシャルを引き出す高性能バッテリー。
使用タックル製品情報
BTマスター 11AH
INFORMATION
南伊豆下田須崎港 番匠高宮丸
0558-22-0725
Get the Dream
シマノ電動リールをさらに詳しく紹介する
「Get the Dream」はこちら
関連記事
RELATED COLUMN