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2016/09/28

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 「セイハコウSP LR(ロングレンジ)」の穂先について

使い勝手良い3つの穂先

ではこのほどリリースされたセイハコウSP LR(ロングレンジ)について紹介しよう。セイハコウSP LRに設定されている穂先は、中切・先・攻の3調子。最も人気の高い「先調子」は不動として、「攻(せめ)」と新たな「中切(宙切り)」はかなりのテストを繰り返してきた。


今回は、今まで触れることの少なかったこの「攻(せめ)調子」と「中切(宙切り)調子」を解説しよう。

まずは攻調子について

まず「攻」だが、掛け合わせのトーナメント調子という傾向が強く、正直一般受けはしなかった。そこでもっと幅広く使ってもらえるように見直した部分が、アタリを鋭敏に伝えテンションのシルエットを変えてくれるティップ部。削り角度のさじ加減ひとつで表現が大きく変動するだけに、ロッド開発者には多大な労力を費やしていただいた。


実際にテストした釣り場は、三重県では鳥羽・本浦、三ヶ所、五ヶ所湾・迫間浦、宿浦。若狭湾・本郷や仏谷でもテストを繰り返した。内容は早潮での流し釣り、オモリを装着した留め釣り、遅潮でのオモリなしや遠投探り釣り等々。攻調子を使う際の難点を公表しておくと、遅潮・浅場の釣り場でオモリなしの場合、若干のテンション不足を感じるというところ。お薦めはジンタンシズ~ガン玉程度の装着。あとは何ら問題ない。特に鳥羽・本浦ではダンゴ釣りからイガイ、冬のカキチヌまであらゆる釣法を試してみたが、私自身はこれまでの先調子よりもしっくりと馴染んで使い易かった。攻め調子は今後是非多用していただきたい。

次に注目の中切調子について

さて中切(宙切り)調子については、やはり深場をメインにテストを重ねた。三重県では宿浦の18~25m棚、迫間浦・養殖場の16~18m棚、尾鷲湾・養殖小割りの25m棚等。そして中切(宙切り)釣法では絶対に外すことの出来ない広島湾・宇品(江田島、大黒神島)と愛媛県・御荘湾の深場ポイントだ。いずれの釣り場でも確かな手応えを得ることができたが、ダンゴを切ってからの落とし込み動作では揺れや風の下でもブレが少なく、アタリが大変取り易かった。中切釣法については今後も詳しく解説していくが、エキサイティングかつ非常に趣向も高い釣法だ。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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