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2016/05/18

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 乗っ込み期のアタリについて

早アワセには気をつけよう!

産卵を控えた乗っ込み期のアタリはいきなり竿を引ったくるような激しいものもあれば、前述した居喰い等穂先に出にくいものもあり様々だ。ただ、この時季総じていえるのはどんなアタリ・サシエであっても早アワセだけは気をつけたい。何かチヌのエサに対する執着度が違うのか?あるいは食欲が激しく変動するのか?アタリのわりに喰い込みが弱いと感じることが多い。

アタリの表現は、サシエの種類によって様々

基本的には、まだまだチヌやエサトリも少なく、決してアタリ自体多い時季ではない。我々釣り人側からすると、少ないアタリについ過剰に反応してしまい、焦りの気持ちから早アワセをしてしまいがち。せっかくのアタリ!ここはじっくりと構え、十分に喰い込ませることを心掛けておきたい。


特に乗っ込み期、特効エサになるボケは前アタリからアワセに至るまでのタイミングが長く、ストロークも大きく出易い。誘い・仕掛け回収時の居喰いでは前述した通り「即アワセ」だが、更に注意が必要だ。


ひと昔前は乗っ込み期のサシエといえばオキアミとボケが主体で、不動の柱になっていた。だが近年では温暖化によるエサトリ群の多種化、釣り場の増加等が影響し、エリアによっては活エビ・アケミ貝(丸貝)・ネリエ・牡蠣等様々なサシエが用いられる。サシエが替われば、当然アタリの表現も変わってくるので注意しておきたい。

変わりやすい天候と風に注意!

「春に三日の晴れなし」ということわざがある。せっかく釣行計画を立てても、雨や大風といった荒天が頻発するのが乗っ込み期。かかり釣りは磯や防波堤と違い、強風になるほど筏・カセが押されポイントがズレる。釣果にも重大な影響を及ぼすので、決して無理をせず適正な判断をしよう。


東海圏以西の釣り場は3月後半以降一斉に動き出すが、古くから桜の開花前線と連動し易い。牡蠣養殖の本場・広島湾では中型以上の数釣りが、豊後水道の四国西南部や大分県では大型が狙える。釣り場・渡船店の豊富さでは日本屈指の三重県も乗っ込み期に忘れてはならないエリア。北部では中・小型の数狙い、大型狙いなら南部がお薦めだ。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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