トップページ >  CONTENT >  釣種から探す >  山本太郎直伝 黒鯛流儀 筏・カセ釣りの便利グッズ

2016/03/09

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 筏・カセ釣りの便利グッズ

クーラーに座る際の便利グッズ

筏・カセともに腰掛けは必需品。1日10時間近くの釣りになるので、腰への負担は意外に大きい。ウキダンゴ釣りと同様、そろそろ人間工学に基づいた座り心地の良い専用イスがほしいものだ。2016年現在、専用のイスはあるにはあるが、なかなか満足のいくモノはなく、何よりも大変かさ張るのが問題だ。


少し話がそれるが、近年かかり釣り師の荷物の多さが取り沙汰されており、1つでも減らす努力は釣り師側のマナー。往路の渡船時間短縮や緊急時の撤収を考えると無視はできない話だ。イスを1つ増やさず、クーラーボックスを腰掛けに兼用すれば荷物は1つ減らす事が出来る。クーラー専用クッションと合わせてお勧めするのは、へら鮒釣り用の厚手へらクッション。腰への負担がかなり軽減される。

事前に作ったダンゴエサを入れておくためのエサバッカン

三重県方面ではほとんどの渡船店でダンゴ用の桶(漬け物オケ)が常備されている。
ダンゴを筏・カセで作るなら便利ではあるのだが、釣り場に入ってから作っていたのでは、手間と時間がもったいない。近年では事前にダンゴを作って行く釣り師も急増しており、この方がストレスもなく絶対に楽だ。


40~45cmのバッカンは事前に作ったダンゴを入れる事ができる上、降雨時にダンゴも維持可能。更には濡れた釣具等を入れて帰れて大変便利なアイテムだ。是非1つは持っておきたい。

・バッカン LIMITED PRO(ハードタイプ)
・フィッシュバッカン LIMITED PRO(ハードタイプ)
・バッカン XT(ハードタイプ)
・バッカンEV

ライン選択のコツ

ラインは急潮の釣り場で0.8~1.2号程度。養殖小割りやカキ棚等、障害物の多い釣り場では2~3号。通常は1.5~2号程度が多用される。


ここ10年でラインの強度・性能は急速な進化を遂げたが、それぞれの特性や特徴を把握し、自分の好みのラインをチョイスしたい。尚、ラインはフロロカーボンラインとナイロンラインがあるが、伸びが少なくコシと張りが適度にあるフロロカーボンラインがかかり釣りには適している。


時折、PE の可能性を質問されるが、かかり釣りではPEは不可。あの腰のない柔軟過ぎるラインが、合わせを入れる度に穂先にまとわりつき、折ってしまうのは必至。またヨリ糸である特性がミニクロガイド内径をヤスリのごとく傷つけてしまう。特にチヌが掛かり、強いテンションがかかった状態でサミングすると、ガイドへの衝撃は相当なものなので注意してほしい。

ハリについて

ハリはチヌの1~6号が標準。まずは釣れるチヌのサイズを加味したうえで、使うサシエも考慮して選ぶ。35㎝程度のチヌが相手なら1~3号位。40㎝を超えるようなら3~5号位が適合になる。


サシエのバリエーションもここ10年で一気に増えたが、サナギの欠片では0.5号~1号の極小バリ。近年人気急上昇のカキでは5~6号の大バリが適している。

オモリについて

オモリは潮流や穂先の強弱等に合わせ、「無し」から「ジンタン3~3B」 程度。または遠投探りや貝の止め釣り用として5B~2号(20B)程度は豊富に揃えておきたい。交換が容易でラインへの傷もつかないゴム張りが絶対お勧めだ。
オモリを圧着する位置は決まりはなく、あくまで自分の感覚と自分の仕掛けイメージ。あまり深くこだわる必要はないだろう。

この記事をシェアする:

この記事で使用している製品

クーラー

防水クッション

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。