トップページ >  CONTENT >  釣種から探す >  山本太郎直伝 黒鯛流儀 機能面から見た両軸リール・片軸リールの違い

2016/03/02

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 機能面から見た両軸リール・片軸リールの違い

大型だけを狙うには両軸リール

実際の機能・性能面の違いでは、親指でスプールサミングが出来る両軸リールに対し、片軸リールではその構造から人差し指でフェザリングする。ホールド感やグリップ性能に関してはどちらも差はないが、やり取り時、特に大型が掛かった場合にテコの原理で威力を発揮してくれるのが両軸リール。片軸リールではやはり大型が掛かると手首を返され、スプールを押さえる人差し指も力が入らない。特に巨ボラでも掛けてしまおうものなら、しばらくは腕がブラブラになってしまう。片軸リールにも上級モデルではドラグ機能が搭載されており、大型チヌとのやり取り、養殖小割りやカキ棚等の障害物がある場合でも問題はない。

大型が掛かった場合、威力を発揮してくれる両軸リール (チヌマチック・右仕様)

両軸・片軸を使い分けよう

だがやはり、ここぞという場面では両軸リールの信頼性は高い。釣れるチヌの大きさによって、また釣り場の諸条件によって両軸、片軸をうまく使い分けるのが最良だろう。かかり釣りリールは上向き/下向きリールの2タイプがあり、さらにアイテムによってはハンドルも左右どちらも揃っている。「これだけしか使わない」ではなく、もしもの場合に備え、日頃からどれでも使いこなせるよう慣れておくことをお勧めする。

便利な「チョイ出しクラッチ」

尚、片軸リールのセイハコウシリーズは剛性感もさることながら、チョイ出しクラッチの搭載が一番のセールスポイント。穂先の高さ(水面から)の微調整から流し釣りはもちろん、今後注目を浴びるであろう中切(ちゅうぎり=宙切り)といった落とし込み動作で抜群の威力を発揮してくれる。大変便利な機能だ。

チョイ出しクラッチ

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

この記事をシェアする:

この記事で使用している製品

リール

セイハコウ 60

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。