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2015/12/09

コラム

山本太郎直伝 黒鯛流儀 最適なダンゴの投入距離とは?

ダンゴ投入場所の基本

ここでダンゴの投入点について、もう少し詳しく解説しておこう。


ウキダンゴ釣りは一旦海底まで仕掛けを送り込むため、起伏のないフラットな箇所、しかも根掛かりしない砂地をエサの投入場所に選ぶということはこれまでにも述べてきた。釣り場になりやすい防波堤では、組んである基礎石等の関係上、15m程度で基礎石は終わり、あとはなだらかに砂地になる場合が多い。したがって基礎石から砂地に変わった20m付近がポイントと考えればよい。

チョイ投げの方が良い結果の場合もある!

ただ、これはあくまで一般的によく見られる沖防波堤での例で、参考としての話。
更に湾奥に設置されている波静かな所の防波堤や護岸、石積み等の場所では基礎石の規模は小さい。このようなポイントでは「チョイ投げ」程度の近距離にステージを設定する方が良い。

最適な距離を探る方法

渡船利用の沖防波堤なら、事前に船長から詳しく状態を教えてもらえばいいが、把握していない釣り場なら底取りゴム等で、足下、近距離、遠距離と底の状態を測ってみるといい。ダンゴ投入点を設定し、釣りを始めてみると近距離はエサトリだらけ…。チヌへのタイミングが取り辛い状況を感じたら、もう少し沖にステージを設定。エサトリエリアとそうでない境界線を探そう。特に根魚やベラが多いならステージの設定が近すぎると考えていい。逆に遠投して何時間もエサトリすらアタらない…。アタリが非常に少ない…。こんな場合は、一気に設定を近づけてみよう。

実際にあった投入距離が釣果

過去に雑誌の撮影での事。かなり湾奥部に設置されている防波堤だが、初日は遠投で試みたものの、エサトリのアタリすらほとんどなし。そこで後日の再挑戦時には、投入点を竿2本分一気に近づけてみた。防波堤の規模も小さいためか、やはり底は砂地でフラットだ。近距離ではさすがにエサトリの活性も高く、打ち返しのリズムも上々となり、結果は大型チヌの連発。あらためてステージ設定の重要性を痛感した。


ウキダンゴ釣りでは砂地等のフラットな海底にダンゴを打ち込んでチヌを寄せる。だがストラクチャーである基礎石との絶妙な距離感!これは無視できない重要なポイントだ。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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