2020/05/14
コラム
降りしきる雨と強風を制し良型イシダイ5連発イシダイリミテッド 500 手持が鮮烈デビュー
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長崎県五島市・福江島の一帯でイシダイの乗っ込みがピークを迎えるのは6月初旬。冬から初春にかけての時期は海水温が低いためイシダイの活性も上がらず、釣果を上げるのが難しいとして釣行を控えるイシダイ釣り師も多い。そんなシーズンでも果敢に磯に立ち、高確率でイシダイを手にしている凄腕の釣り師が福江島在住の橋本陽一郎さんだ。橋本さんのイシダイ釣りを一言で表すなら感性の釣り。多くの経験に裏打ちされた臨機応変なアタリへの対応はまさに神業で、数少ないチャンスを確実に釣果へと結びつけている。
INDEX
苦戦の兆し
橋本さんによると、低水温期に狙うべきは潮が通すエリアで、港内のように潮が通さない場所には冷水が留まっているとのこと。そこで白羽の矢を立てた釣り場は激流が磯を洗う久賀島の黒崎鼻。昨年の年末の釣行では5kgを頭に合計5枚のイシダイが上がった実績ポイントだ。
午前7時に上礁した橋本さんの第一声は「ちょっと水の色が悪いですね。かなり緑っぽい。春は赤潮が生じる前にこんな菜っ葉潮になるけど、それにしては時期が早すぎます。男女群島のような真っ黒な潮なら期待できるのですが……」という慎重なコメント。常にフィールドに立ち続ける名手の鋭い観察眼は、苦しい展開を予見していた。
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ほとんどのイシダイ釣り師がシーズンオフとする早春の磯に立つ橋本さん。比較的水温が上がりやすい急潮の釣り場を選んでイシダイに挑む。
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橋本さんをサポートしてくれた渡船、せいわ(山下康治船長)TEL090-3883-8096。
実戦的なロッド
ロッドケースから取り出したのは注目の新製品イシダイリミテッド 500 手持。福江島を舞台に実釣テストが繰り返されてきたイシダイリミテッド500手持は、橋本さんの持てるテクニックを存分に活かせる、まさに実戦的なロッドだ。
「東レのナノアロイ® テクノロジーが採用されたスパイラルX コアは余分な樹脂がないので、細身でシャキっとした張りと、大物に対応できる強さがあります。塗装を薄くすることで10gの減量を達成し、ガイドは1個増えて17ガイド。調子は大物が掛かると#3が働く先調子です」
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橋本陽一郎さんは手持ち竿で足元のイシダイを攻める南方宙釣りの名手。監修したイシダイリミテッド 500 手持は南方宙釣りに最適な調子と張りを追求した。
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シマノが持ちうるテクノロジーを高次元で融合させて完成に至ったイシダイリミテッド。超軽量・超高感度を実現するレインボーチタンセラミックコートはハイエンドモデルの証。
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ブランクスはあらゆる方向の負荷に対して、さらなる高強度化を徹底追求した基本構造・スパイラルXコアを採用し、ハイパワーX、ナノピッチを搭載。贅肉をそぎ落とすためにナノアロイ®テクノロジー、トレカ®M40Xが採用された。
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樹脂強化木(プライウッド)製石突と本格尻手環、チタン製口金具から本物にこだわるプライドが感じられる。
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「潮が軽いですね」と言う橋本さんが狙っていたのはカウンター17地点のなだらかな斜面。ロッドを通じて伝わってくる情報は魚信だけではない。
リールはナイロン24号が巻かれたKAIKON 2000T。仕掛けは常にワンパターンだと言う橋本さんは、ナツメオモリ20号とイシダイバリ17号の宙釣り仕掛けをセットした。
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リールはKAIKON 2000T。リールに巻かれた道糸はナイロンの24号。
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瀬ズレワイヤーは36番(7本撚り)を1.9m、ハリスワイヤーは32番(7本撚り)を32cm。オモリはナツメオモリの20号。
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