2023/06/20
コラム
電動ライトゲームの革新 フォースマスター200/200DH×富所潤・松本圭一・鈴木新太郎

「本当に軽いですね」(富所潤)、「非常にコンパクト」(鈴木新太郎)、「本当に、本当に小さいです」(松本圭一)と、三氏が印象を持ったフォースマスター200/200DH。タチウオ、ライトヒラメと、それぞれが得意とするジャンルでの実釣を交え、そのメリット、可能性などを語る。
タチウオ
DAY1は富所さんと松本さんによるタチウオゲーム。「重くて良いってことはそんなにないんですけど、軽くて良いことはある」(富所)。「コンパクトだからパーミングもしやすいんで、これはちょっと疲れないで1日シャクれちゃうと思うんですけど」(松本)。感度はもちろん、ファイトへの影響や疲労感など、軽さからの享受は多岐にわたる。

「軽さは正義」と語る富所さん。

「Xシートと持った時の一体感」に期待感を抱く松本さん。
タチウオテンヤ×富所潤
「テンヤはしっかりと棚を丁寧に釣っていくのが重要になりますね」という富所さんは、水深160m付近での微速モードで捕獲に成功。「上に手が広がるんではなくて、横に包み込んでいけるという、ロッドを持った時のホールド性。ロッドが手から逃げていかない」。15フォースマスター300DHと比較して20%減のSコンパクトボディのグリップ感が、危なげないファイトをサポート。中間速を設定すれば、スピードアップとダウンがワンタッチで選択できるタッチドライブで、ファイトの主導権を握ることができる。


「ファイトも片手で出来るのがいいですね」と富所さんがキャッチ。



ブラッシュアップされたサーベルマスター船テンヤβのゼブラ系のカラーに反応が良かった。
天秤タチウオ×松本圭一
松本さんは、MUTEKI MOTOR+のパワーに着眼。「スピードも力強さもすべて(従来モデルよりも)上がってるんで、手巻き感覚なんだけど、肝心な所はモーターの力でビシッと締めてくれるみたいな」。ボディサイズからは想像できないハイパワー。「80号のオモリぶら下げて170mから上げてきてもモーター音に無理がないんですよ」。

水深によって中間速をセレクトして松本さんがキャッチ。使いこなすことの重要性を示唆する。
タチウオジギング×富所潤
「楽に釣りをしながら攻める所、魚をかけるまでのプロセスはしっかりと自分の手で誘いたい」。富所さんは、ルアーマンの理想を実現するリールだと言う。「すごく楽しく操作して釣ることが出来る」。小型化に加え、手巻き時のハイギア化(最大巻上長66cm/ハンドル1回転)により、小型リールでしかできなかったジギングにも対応する。

ケーブルも細くなり、アクションやファイト時にも邪魔にならない。
ライトヒラメ
DAY2は松本さんと鈴木さんによるライトヒラメゲーム。「やっぱり(手巻き時の)ギア比ですよ、ギア比がハイギアになってる」。あとひと押しの瞬時の巻き上げ力がメリットになる。「根のキツイ所なんかを攻めるのにはすごく扱いやすいリールになってます」と鈴木さん。「例えば魚を巻き上げてくる時とか、一定のスピードで魚を驚かさないで巻き上げたりするのは手巻きより電動のほうが優れているのかなって」。ピンポイントではなく、すべてがライトヒラメに向いているとは、松本さんの印象だ。

松本さんが肉厚のヒラメをキャッチ。

親指だけでオンオフができるスピードクラッチ。「絶対あるにこしたことない機能」と鈴木さんが絶賛する。

サイズに限らず、中間速15くらいがライトヒラメにはジャストと鈴木さん。

探見丸と連動したウインド表示でさらにアングラーを優位にする。

「すげぇドキドキしちゃった」。笑顔が象徴する、捕獲する楽しさが集約されたリールだ。
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