2023/03/22
コラム
解説実釣~セフィアXRティップエギング×富所潤×鹿児島錦江湾~
ティップに伝わる独特のアタリがクセになるティップエギング。キャスティングとはひと味違うボートエギングの代表的な釣法として多くのファンがいるこの繊細なゲームに、ショア、オフショア、レンジ、シーズン、そして釣法と多くのジャンルに対応する幅広いラインナップで使い手をサポートするエギングタックルシリーズ、セフィアのティップエギングモデルを駆使し、鹿児島県錦江湾で、開発に携わったインストラクターの富所潤が挑む。
ベタなぎの錦江湾で選んだファーストテーパーモデル
実釣の舞台となる錦江湾こと鹿児島湾は、桜島を有する県を代表する風光明媚な湾で、平均水深が深く、海岸付近からの傾斜が大きいすり鉢状の地形になっている。水深20メートルのエリアで富所さんがまず選んだエギは、アントラージュシーグルS1の28グラム。ベタなぎのコンディションから、セフィアXRティップエギングの掛けに特化したファーストテーパーモデル「F」調子、S511M・S/Fで操っていく。
合わせの気持ち良さを体感
エギをS1からS0にチェンジ。水深の変化に合わせて上がっていくところでは軽く、下がっていくところで重くするのがティップエギングのセオリー。こまめなローテーションが重要になる。F調子は攻めの掛け調子、ベタなぎなどで積極的にエギをアクションさせて誘う釣りにマッチすると富所さん。その攻めが見事に的中し、捕獲に成功。「合わせた時にパーンと合わせが決まって、カツンと止まる感じっていうのはこのファーストティーパーの特徴なので、合わせの時の気持ち良さっていうのも味わって欲しいなと思いますね」。
レギュラーテーパーでも捕獲
続いてレギュラーテーパーの「R」調子、セフィアXR ティップエギングS68M・S/Rをチョイス。「自分が力を入れて入力した時と、ロッドが戻る出力が均等になるような感じ」という素直なテーパーだ。やや風と潮が強くなる中、難なく良型を捕獲した。今回のリールはステラC3000SDHだが、富所さんのリールセレクト術は軽いか強いか。軽いエギで軽快に誘うのであれば軽さ、重いエギをハードにさばくのであれば強さで選ぶのも方法だという。
キャスティングモデルの利便性
水深16メートルのエリアに移動し、アントラージュシーグルS-0の25グラムを投入。ロッドはセフィアエクスチューンティップエギングS72ML-S。ロッドの振れを体感できる72レングスが好きで使うモデルだという。潮の状態が変わりキャスティングゲームにシフト。セフィアクリンチフラッシュブースト3.5号19グラムとセフィアXRティップエギングS74ML-S/C、キャストにマッチする「C」調子で狙う。ボートのキャスティングエギングでも投げられないロッドよりは投げられるロッドが有利なのは自明の理。それでティップエギングも対応できればまさにマルチに楽しめるだろう。
キロアップ捕獲!
水深13から15メートルに落ちるスポットでアントラージュジーグルS-0とオールラウンダーのセフィアXRティップエギングS68M・S/Fのコンビネーションで待望のキロアップの捕獲に成功。「キロアップがかかってあれだけ綺麗に曲がってくれると気持ち良いですよね。掛けてからもちゃんと曲がってくれる、楽しませてくれるのが、このロッドの特徴なんですよ」。基本性能が大幅に底上げされたセンターカット2ピースの最高峰、と富所さんがおすすめするセフィアXRティップエギングシリーズでティップエギングを楽しもう。
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