懸念された雨と強風予報も解消され、「ステファーノグランプリ2018」決勝大会が2018年12月5日、神奈川県横須賀市久比里会場にて無事開催された。この日集まったのは、9月の内房勝山地区予選、10月の横須賀久比里地区、11月の三浦半島松輪地区A、B予選を勝ち抜いた60名の選手たち。午前6時半から受付、釣り座抽選、開会式と続き、各選手は同地区の船宿巳之助丸、山下丸、山天丸の3船に分乗し、7時半に船着き場を離れた。
6時半より受付とドキドキの釣り座抽選
船別に整列し出船を待つ
平作川の河口船着き場に3船が集合し、7時半より乗船
鴨居沖の水深は25メートル。比較的平たんな釣り場だ
例年、釣り場となる竹岡沖が今一つとの状況で、決勝大会は港から至近の鴨居沖25メートルダチに変更される。当日は北風がやや強いものの、釣りに影響するほどでもなく、予定どおり8時前に決戦のスタートとなった。
山下丸
巳之助丸
釣り開始直後は下げ潮の影響で、トモ寄りがやや有利な展開。
カワハギの活性は今一つで、少ないアタリを確実にハリ掛かりさせる集中力が要求された。
その分釣れ上がるカワハギは良型が中心で、30センチ級の大型も記録された。
阪本智子さん / 石井晴菜さん
後半になって上げ潮に変わるとミヨシ側にも風が吹き始める。
11時過ぎからは全般的に活性も上がって、一時は船中入れ掛かりとなる場面もあったようだ。
鈴木孝さん / 小林直樹さん
13時半に沖揚がり。
帰港後ただちに検量となり、各船1〜3位が集計される。午後2時過ぎより表彰式。総合順位は各船1位の横取り制で、山下丸乗船の久松秀文選手が25枚を釣り優勝。久松選手は大会史上初となる2年連続連覇の偉業だった。
石田昌伸さん(山天丸優勝) / 飯田純男さん / 立川弘樹さん
順位 | 選手名 (敬称略) |
船名 | 釣果 (枚数) |
---|---|---|---|
1 | 久松 秀文 | 山下丸 | 25 |
2 | 石田 昌伸 | やまてん丸 | 20 |
3 | 山下 雄大 | みのすけ丸 | 18 |
優勝の弁
「軟らかい竿、軟らかめのエサで少ないアタリを着実に取り、無理に合わせずに、待って待って向こう合わせ気味に掛ける釣り方を通しました。後半の時合をうまく生かせたことが好釣果に結びつきました」
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 山下 雄大 | 18 |
2 | 田中 義博 | 15※ |
3 | 棚部 裕貴 | 15※ |
※ 規定によりジャンケンで順位決定
※敬称略
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 久松 秀文 | 25 |
2 | 荒川 典彦 | 18 |
3 | 小菅 義弘 | 17 |
※敬称略
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 石田 昌伸 | 20 |
2 | 立川 弘樹 | 18 |
3 | 仲田 寛樹 | 16 |
※敬称略