2024/03/01
コラム
自由自在の操作性 次世代電動リール フォースマスター 600でドラゴンを獲る!
INDEX
「フォースマスター 600を一言で現すなら“次世代の電動リール”でしょう」
東京湾安浦沖、1月のタチウオ乗合。好調を反映してほぼ満船の船上で、省エネバイブレーション釣法ですでにツ抜け、120センチを釣り上げた富所潤は説明する。
「実際、何が次世代なのか。要素として操作性、情報力、コンパクト性と動力性能、汎用性の高さが挙げられます」
釣り場の水深は60~70メートル。潮は複雑で手返しにも電動リールが有利な状況だ。
「フォースマスター 600の最大の特長ともいえるのが操作性です。フッキングからファイトまで自由自在な巻き上げコントロールを可能にするタッチドライブスピードロックとフッキングモードは、電動リールの本分である〝巻き〟で新しい世界を切り拓いたといえます」
跳ね上げアタリは竿を高く上げた状態で巻きアワセを行う。この時、瞬時にフッキングモードで掛ける、そんなシーンが当日も度々見られた。
ファイトでは停止するように抵抗したかと思うと上に泳いで軽くなり、激しく頭を振るタチウオの引きを、タッチドライブスピードロックで加速/減速を瞬時に繰り返し、バラすことなく取り込んでいるのも印象的だ。
「情報力は探見丸スクリーン。手元で海中の今を知ることは、タチウオだけでなくコマセダイなど、様々なターゲットで釣りそのものが変わります」
魚探は船釣りで最も重要な情報。それを手元で見られることは大きなイニシアチブだ。
「そして片手でパーミングできるコンパクトさでありながら、MUTEKI MOTOR+により、一世代前のひと回り大きな電動リールよりもハイスピードかつハイパワーでドラグ力も十分。これも明らかに次世代の基準といえるでしょう」
富所はこの日、フッキングモードとタッチドライブスピードロックを駆使してスピーディかつ機敏なファイトを楽しむと同時に、時折ドラグを緩めていた。これはタチウオの口切れを防ぐためで、フォースマスター 600のパワーを物語る一幕だった。
「最先端の機能と十分な動力性能を備えていながら、軽量コンパクトでPE2号300メートルのラインキャパシティ。つまり、タチウオ、コマセダイ、アマダイ、場所によってはオニカサゴ、ヤリイカまでカバーしますから、その汎用性は、1台で完結する人も多いでしょう」
それらすべてが“次世代”のベンチマークになる、と富所は説明する。
「忘れていました。NEWフォールレバーも次世代の操作性を象徴する機能です。オモリ80号相当まで対応でき、ブレーキをかけてもハンドルの巻きには干渉しませんから、仕掛け投入時にバックラッシュしないように簡単に設定できますし、また、今日のように指示ダナ50~60メートルでアタリが集中していれば、タナに到達する寸前からテンヤをスローフォールさせて誘うことも有効です」
そう実演していると、ゆっくりとフォールしていたテンヤが55メートルで止まった。
「きました! うお、でかい!」
慎重なファイトの末に海面に姿を現したのは、船中最大となる131センチ、狙いどおりのドラゴンであった。
FISHING TACKLE
【フォースマスター 600】
【タッチドライブスピードロック】
【フッキングモード】
【NEWフォールレバー】
【探見丸スクリーン】
【富所潤のドラゴン設定】
【ハイパワー&ハイスピード】
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