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2020/05/26

コラム

大型イカ&スレイカを魅了する!スローかつメローなフォールの有効性

ワイドなダートが持ち味のClinchエクスカウンターと、フォールラトルでイカを誘うClinchラトルエクスカウンターに、シャロータイプが追加された。それは単なる浅場用にとどまらないスローかつ甘美なフォールでアオリイカを魅了する。その有効性をエギングエキスパートの湯川さんが徹底解説。

浅場攻略や大型イカ狙いに有効なシャロータイプ

ボトム付近をワイドなダートでアピール。ナチュラルなフォールで大型イカを抱かせることができるエクスカウンターとエクスカウンターラトルに、シャロータイプが追加された。ノーマルタイプでは狙いにくいシャローエリアやウィードエリアが攻略可能に。警戒心が高いスレたイカや大型イカにスローなフォールが効く。

潮に馴染むフォールが喰い渋るイカに効く!

「エクスカウンターとエクスカウンターラトルにシャロータイプが登場して、釣りの幅がさらに広がりますね」


– 湯川さんにとって、シャロータイプの期待値は高い。
「シャローなので、もちろん浅場で使いやすいです。でも僕が一番期待しているのはフォールです」


– どんなフォールなんですか?
「ノーマルタイプよりスローで、フリーフォールでも水平に近い姿勢で沈みます。要は潮の流れが緩くても、潮に馴染むフォールをさせやすい。イカが抱かずにはいられないフォールで、とくに大型イカやスレたイカに有効です。活性の高いイカは、頭下がりでフォールするエギも抱きますからね」


– エギを抱くのを躊躇していたイカが攻略しやすくなる?
「潮の流れが緩むとイカの活性は低下傾向にありますよね。また、潮が止まった瞬間、大型イカが口を使うことも多い。そういうときにもシャロータイプが活躍します。水中を空に例えれば、滞空時間の長いフォールを見せることができます」


– 潮が動いていないときにスローに誘える?
「そこが強みです。釣れないときほど焦って速い釣りになりがち。時間をかけて攻めれば釣れるイカがいる、というのをシャロータイプで体感してほしいですね」

3.5号と3.8号にシャロータイプをラインナップ

「3.5号も3.8号も潮に馴染ませやすい沈降速度に設定。とくに3.8号は、春の藻場の大型イカ狙いで活躍します。ラトルとノンラトルの使い分けは、ノーマルタイプと同じようにどちらに反応が良いかを試します」

カラーは視認性を重視した10色

カラーはシャロータイプオリジナルの10色をラインナップ。「浅場や藻場で使うことが多いので、視認性の高いバックデザインを採用。例えばアボカドケイムラは、ノーマルタイプにもある高実績色ですが、背中に蛍光色を入れてよりサイトで見やすくなっています」

シャローとノーマルは眼の色とシンカーが違う

シャロータイプは、眼の色がピンクですぐに見分けがつく。「シンカーの形状も違います。切れの良いダート性能を損なわずに、水平に近い姿勢でフォールする絶妙なウェイトバランスで設計されています」

シャロータイプの使いどころ
浅場や藻場、春の大型イカにも有効

「ゆっくり沈むので、水深3~4mの浅場のシモリの際をタイトに攻めやすいです。春の藻場もスリットや藻際で、フォールで見せる時間を稼ぐことができます。とくに春の大型イカは、フワーッとゆっくり沈むエギに反応しやすい。大型イカ狙いでも活躍します」

ノーマルタイプとシャロータイプの使い分け
潮に馴染むかどうかで使い分ける

「例えば、春の藻場で潮が効いて、シャロータイプは流されて藻に突っ込んでしまうときはノーマル。シチュエーションや水深に関係なく、エギが潮に馴染むかどうかで使い分けます。あとノーマルとシャローは、カラーバリエーションが違う。カラーローテションで使い分けるのもありです」

シャロータイプの推奨ジャーク
大型イカ狙いは瞬間的なジャークでワイドなダートを引き出す

「シャロータイプは、どんなジャークにも対応しますが、大型イカを狙うならラインスラックを瞬間的に張るジャークがおすすめ。パンッとジャークした直後にラインスラックを出すと、エギが慣性でポーンッとワイドにダート。そこからゆっくりフォール、という誘いが大型イカに有効です」

シャクリとフォール中にもラトル音発生!?ラトルモデルには「フォールラトル」を搭載!

通常のラトル入りエギはダートアクションのタイミングでラトルサウンドを発生する。クリンチラトルシリーズにはオリジナル「ラトルシステム」を搭載しているため、フリーフォールからカーブフォールのタイミングでもラトルサウンドでイカを誘うことが可能。

大型イカ&スレイカ攻略の特効薬
足元で止めて見せて抱かせる水平姿勢を沖で演出

「イカが足元まで付いてきて、エギを止めると抱く。シャロータイプは、この釣りが沖でできます」。


– 沖でエギを止める…?
「キーになるのは水平姿勢で、大型イカやスレたイカが反応しやすい」。


– 足元で止めたときも水平姿勢になるから抱く!
「それと同じようにシャロータイプは、フォール中にロッドを立ててラインテンションをかけると、水平姿勢で水平方向にゆっくり進む。この動きはでかいイカの大好物ですからね」

湯川 マサタカ SELECT TACKLES

水平姿勢を魅せるならロングロッドが有利

「シャロータイプは一般的なエギングタックルで使えますが、沖で水平移動させるならティップを高く構えられるロングロッドが有利。Sephia LIMITED S85MLはソフチューブトップを採用し、しなやかなティップでフォールを繊細にコントロールしやすいです」

 

リール:Vanquish C3000

 

スプール:夢屋カスタムスプール 2500PE 0820セフィアカラー

 

ハンドルノブ:夢屋アルミニウム センシティブノブ レッド

 

ロッド:Sephia LIMITED S85ML

 

ライン:Sephia8 0.6号

 

リーダー:Sephia Fluoro Leader 2.5号

プロフィール

湯川 マサタカ (ゆかわ まさたか)

[インストラクター]

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水・淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。日中をメインにボトムを丁寧に探る釣りを得意とする。釣り場を見抜く洞察力も鋭く、反応がなければ1投で見切るほどの攻撃的なスタイルが持ち味。

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