2020/06/08

コラム

渓流彷徨い日記 フサイト よもやま話~その8~

5月に入り、ある程度の予想はしていましたが、緊急事態宣言が一か月程度の延長となりました。
予想していたとはいえ、いざ現実のものとなると、さすがに精神的には堪えますね…


あれこれと竿を試作しても、現場での確認作業、いわゆる実釣テストが行えません。テストせずに出してしまう、という選択肢は避けたいものですし、避けるべきだと考えています。竿は道具ですから、「使ってナンボ」ではなく、「使えてナンボ」です。使えるかどうかは使ってみないと分かりません。
過去の商品をベースに設計したとしても、いざ現場で使ってみると、「あれ???」ってことが良くあります。
改良したつもりが改悪になっていたとか、釣り方が微妙に変化したとか、色々と要因があるのです。こればかりは、竿を振ったくらいでは見えてきませんので、最後は現場で使ってみるしかないのです。
現在も、来年、再来年を見据えて開発作業は進めておりますが、現場で使えないことには…という状況であります。


何とか、今年の秋にお披露目となる新製品は、昨年のシーズンギリギリ一杯までテストしてあります!何が出てくるかは、まだ明かせませんが、お楽しみにしていてください。
来年の秋に出す新製品も、半分は既にテストが終わっています。残りの半分も、幾らかはテストが進んでいて、あとは微調整程度まで来ていますから、今年の禁漁までに釣りが出来るようになれば、十分に間に合うでしょう。こちらも、どんな新製品かは全くお話できませんが、お披露目されれば、「お~」という声が聞こえてくると妄想しています。で、実際に竿を振っていただけたら、「おお~」と声が漏れること必至、と妄想しています。さらに使ってみて、「おおお~」。自信作です。完全に自画自賛です。
自画自賛したくなる製品って、そうなかなかありません。10年に一つ二つくらいでしょう。作った本人にしかわからない、やり残したこと、迷い、色々とあります。それらを含めても、自画自賛したくなる仕上がり。もっとも、そのような製品が売れるかどうかは別の話しなんですけどね…

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

この記事をシェアする:

この記事に関連するタグ一覧

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。