2020/05/26

コラム

渓流彷徨い日記 オフサイト よもやま話~その4~

前回、初心者・未経験者目線で渓流釣りの紹介をしていきたいと宣言しました。
いざ筆を進めようとすると、なんと難しいことか!!
最も一般的な、6m程度の竿が使いやすい渓流域を想定しての紹介を試みましたが、説明すればするほど煩雑になってしまい、逆に分かり辛い内容となって頓挫の連続。参りました!!
どうしたものやらと悩みましたが、整然とした構成での紹介は諦めて、その時々で紹介しようと思った内容を思うままに書いてみようと思います。
終わってみれば、言っている内容の辻褄が合わずに破綻してしまったり、話の要点がわかり辛い結果になったりするかもしれませんが、ご容赦戴きたいということで。


まずは、今回はザックリと渓流域、源流域、本流域に関係なくいえることだけに絞ってのお話、つまり超基本ってことです(多分…)。基本的なことを理解できれば、一尾と出会える確率は高くなる(かも?)。突っ込んだお話は、追々、紹介していきたいと思います。


【魚目線】
渓流魚は流下してくるエサを喰うためだけに泳いでいる。
・どこで待っていればエサが多く流れてくるか?
・どこなら体力を使わずに流下してくるエサを待ちながら泳いでいられるか?
・他にも色々と...追々


これらを踏まえて、渓流魚が着いている場所を推測しながら釣りを展開していくところに面白さがあります。推測したら仕掛けを流していくことになります。


【釣り人目線】
・どこに仕掛けを放り込めば、魚の目前にエサが流れるか?
・どこに仕掛けを放り込めば、丁度良い速さで仕掛けが流れるか?
・どこに立ち位置を取れば、見定めた投入ポイントに仕掛けが入るか?
・どこに立ち位置を取れば、予想した捕食ポイントに仕掛けが流れるか?
・他にもいろいろと...追々


今回、流れ方向についてしか書いていませんので、二次元的(流れ方向と川幅方向)にしか読めませんが、実際には水深も関わってくるので、三次元的な捉え方をしなくてはなりません。これも追々、紹介してきたいと思います。


要は、渓流魚がどこでエサを喰っていて、どこに仕掛けを放り込めば渓流魚の目前に渓流魚が捕食しやすいスピードで届けられるかってことです。
初心者がやりがちなのが、投入すべきポイントがわからないままに仕掛けを投入、エサが表層の流速の早い流れに乗って、ピューって魚の頭上を通過してしまうこと。ほど良い流れの層にエサを乗せて、仕掛けを流さなくてはいけません。三次元的な捉え方が必要な所以です。


ということで次回は、三次元的な捉え方についてのお話を掘り下げてみたいと思います。

プロフィール

ちぬ

渓流・本流竿・鮎竿・チヌかかり竿・ワカサギ穂先の開発をおもに担当。渓流・チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。

※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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