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2023/06/08

コラム

タコ釣りの愉しみ 東京湾×吉田昇平

タコ釣りの愉しみ 東京湾×吉田昇平
「大ダコを海底から一気にはがすときのあのグニュッというような感覚。快感そのものです。一度味わえば、それだけでこの釣りの虜になります」。昨今人気の船タコ釣りの尽きない魅力を、東京湾本牧沖での実釣を交えてフィールドテスターの吉田昇平が語る。

タコ釣りの面白さ

仕掛けはタコエギとオモリのみだが、なるべく動かさない方がいいのか、それともテンポ良く広範囲を探っていった方がいいのか。潮やタコの活性により、どちらがいいのかというパターン性も持っているのがタコ釣りだ。「そのパターンをつかむまでのパズルを当てはめていくようなプロセスそのものが面白さの神髄であると私は思っています」。
タコマスターフラッシュブースト×2と40号のオモリをセットする。

タコマスターフラッシュブースト×2と40号のオモリをセットする。

タコエギをボトムで動かしたときの手に伝わる反応が何なのか。自問しながらの釣りとなる。

タコエギをボトムで動かしたときの手に伝わる反応が何なのか。自問しながらの釣りとなる。

確信を持ってアワセを入れて掛ける。これがタコ釣りをもっと面白くするためのキーだ。

確信を持ってアワセを入れて掛ける。これがタコ釣りをもっと面白くするためのキーだ。

発展途上の釣り

実釣はシーズンの終わりに近い秋。サイズが狙えるタイミングだ。吉田さんが普段釣っている瀬戸内海の明石沖(兵庫県)ではフラットエリアでのズル引きが基本だが、今回の東京湾では、水深6m前後の敷石エリアで、根がかりに注意する必要がある。釣り自体はまだ発展途上にあり、攻め方の確固とした確立がされていないのも現状だ。「いろんなところでいろんな釣り方があって、すごくこのタコエギの釣りというのは、奥が深いですね」。
ハイシーズンはフラット。根に入る時期には捨て石周りなどがタコの居場所となることが多い。

ハイシーズンはフラット。根に入る時期には捨て石周りなどがタコの居場所となることが多い。

専用タックル

ロッドを軽く上下させつつボトムを這うようにタコエギを動かすのが基本アクション。根がかりを避けるためにも、タコが触るエギの感触を明確に伝えるためにも、ロッドには感度が必要とされる。今回、吉田さんはシャローでの釣りに特化したタコマスターエクスチューンS175をセレクト。もう1本のラインナップが、深場や荒根に特化したM175だが、いずれにせよ、ヌーとしたタコの引き、重さが乗ったときのオモリのザラつき感が瞬時に判別できる。ボトムかタコか、感度によるその明確な線引きができると、タコエギは俄然面白くなるという。それが専用タックルの力だ。

「手の延長ですね、このロッドは」。タコエギがボトムを跳ねるようにロッドを片手でホールドし、常に上下させていた。
「手の延長ですね、このロッドは」。タコエギがボトムを跳ねるようにロッドを片手でホールドし、常に上下させていた。
「手の延長ですね、このロッドは」。タコエギがボトムを跳ねるようにロッドを片手でホールドし、常に上下させていた。
「これ、触ってきてないですか」とアワセてキャッチ。ロッドの感度が釣果に直結する。

「これ、触ってきてないですか」とアワセてキャッチ。ロッドの感度が釣果に直結する。

タコマスターエクスチューン

ソフチューブトップの採用で、従来のグラスロッドと比べて32%軽量化されたタコマスターエクスチューン。「普通に握るだけでも穂先の浮くような軽さを感じるので、エギを小突いていくようなアクションには非常に向いていると思います」。そしてカーボンモノコックグリップ。「いま(ボトムで)オモリが立っているのか寝ているのか、すごく明確に伝わります」。そのほか、トップには大口径のXガイド、糸抜けのよい角度のセッティング、またマルチパーミングタッチCI4+シートなど、快適なタコエギのためのパーツが惜しげもなく導入されている。

身体に触れることで感度を伝えるカーボンモノコックグリップ。

身体に触れることで感度を伝えるカーボンモノコックグリップ。

重い仕掛けでも確実に投げられるホールド性をもたらすマルチパーミングタッチCI4+シート。

重い仕掛けでも確実に投げられるホールド性をもたらすマルチパーミングタッチCI4+シート。

防波堤を船で狙うのは地元の釣りとは感覚が大きく異なる。「オカッパリみたいですね」。

防波堤を船で狙うのは地元の釣りとは感覚が大きく異なる。「オカッパリみたいですね」。

「触ってきた瞬間から分かるって、こんなに愉しい」。良型を捕獲して笑みがこぼれる。

「触ってきた瞬間から分かるって、こんなに愉しい」。良型を捕獲して笑みがこぼれる。

タコマスターフラッシュブースト

内蔵する反射板で、止めていてもアピールできるフラッシュブーストはまさに他のタコエギに類を見ないアピール力をもたらす。「ロッドで誘っていなくても、ずっと水面下ではタコを誘い続けているんです。そんなエギ、いままでないです」。扱いやすく、誘いやすからこそ、あらゆる状況にマッチする。

ボトムでの高い安定性を誇るシンカーデザイン、高いフッキング性能を誇るオリジナルフック形状も釣るためのパーツだ。

ボトムでの高い安定性を誇るシンカーデザイン、高いフッキング性能を誇るオリジナルフック形状も釣るためのパーツだ。

堤防の際に落として良型をキャッチ。しっかり抱かせるために溜めを作るのは高感度タックルにしかできない。

堤防の際に落として良型をキャッチ。しっかり抱かせるために溜めを作るのは高感度タックルにしかできない。

価値ある1杯の追求

タックルとの相乗効果で良型を複数杯と、アウェイでありながらも大満足の釣果となった。「手に海中のすべての情報を伝えてくれるので、今まで感じ取れなかったアタリとかサワリ、それを感じ取れる喜び。タコ釣りを愉しみ尽くすために生まれてきたこのタコマスターシリーズで、タコ釣りは、今後もっと愉しく、もっと戦略的になっていくと思います」。そんな吉田さんが目指すのは、「価値ある1杯の追求」だ。

光の反射とラトル音と、エギだけで誘えることに価値がある。撮影後は優しくリリースした。
光の反射とラトル音と、エギだけで誘えることに価値がある。撮影後は優しくリリースした。
<タックル> ロッド:タコマスターエクスチューンS175 リール:オシアコンクエスト201PG ライン:タナトル8 2号 リーダー:フロロカーボン12号 ルアー:タコマスターフラッシュブースト3.5号

<タックル>
ロッド:タコマスターエクスチューンS175
リール:オシアコンクエスト201PG
ライン:タナトル8 2号
リーダー:フロロカーボン12号
ルアー:タコマスターフラッシュブースト3.5号

プロフィール

吉田 昇平 (よしだ しょうへい)

[フィールドテスター]

兵庫県在住。幼少の頃から釣りを始め、やがてタチウオ釣りに傾倒。
魚の状況を見極めてアジャストするアプローチは定評があり、2018年の大阪湾タチウオKINGバトルでは念願の優勝を果たした。
また、マダコをはじめとする関西近海の船釣り全般にも精通する。

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この記事で使用している製品

ルアー
タコマスター フラッシュブースト 3.5号
ロッド
タコマスター エクスチューン

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