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2023/02/09

コラム

最大限の釣果を得る方法 HOWTOエギローテーション×湯川マサタカ

高度な駆け引きと味覚で釣り人を魅了するアオリイカがターゲットのエギング。その人気から最近では釣るのが難しいとされるが、だからこそ重要になるのがベーシックだ。今回はエギングのエキスパートでもある湯川マサタカが、地磯でのデイゲームを通してエギのローテーションの重要性、その選び方やタイミングについてレクチャーする。

エギングにおけるローテーションの必要性

アオリイカは水温が15度以上であればどこでも釣ることができるお手軽なターゲットだ。湯川さんのスタイルとなる岸から日中に狙うデイゲームでは、活性の高いイカのいる場所を探しながらのラン&ガンが基本。水温はもちろん、水深や地形、ブレイクや藻場、岩陰などさまざまなスポット、潮や天候など、あらゆるシチュエーションを探っていくことが重要になる。だからこそエギはひとつでは足りない。そのシチュエーションにマッチしたサイズやカラーを選びながら使う、エギのローテーションが必要になる。

今回の実釣場所は地磯がメイン。時間帯や潮通し、水深などシチュエーションにマッチするエギをチョイスしていく。

釣り続けるためのローテーションの実例

ファーストキャッチはセフィアクリンチカエル跳びアッパーラトル3.0号のピンクギンカラー。状況を把握するために、あえて目立つカラーとラトル音を選んで釣ったが、このままの強さでは見切られる可能性があったので、ナチュラルなカラーとノンラトルにチェンジした。また、別のスポットでは藻場の壁をゆっくり沈下させるためにエクスカウンターのシャロー3.5号を投入。いずれも釣れはしなかったが、状況にマッチしたエギで攻めたからこそ素早い見切りも可能になる。
潮止まりの低活性だったので、目立つカラーと音を選んだのが功を奏した。

サーチのセレクトとフォローのセレクト

移動した先ではまずは目立たせるためのエギを使うのが湯川さん流。「床屋のサインポールです」と笑うトリコロールカラーのエクスカウンター3.5号をセレクト。目視こそ確認できなかったが、明らかにイカらしきバイトがあったので、ショートバイトに対応するエクスカウンターフラッシュブーストの3.0号でフォローすると一発でキャッチした。

サイズダウンして抱きやすく、フラッシュブーストで目立たせる活性に応じたローテーションが大成功!

セフィアクリンチシリーズの使い分け

イカはアクション中にエギを抱くことはなく、その後に止めているタイミングに抱くのがセオリー。となれば、止めている間はできれば動かない方がイカにとっては抱きやすくなるので、水平姿勢でスローフォールするエギが有利となるが、これは活性が低い場合。逆に朝夕のマズメなど活性が高いイカは、スピーディにフォールするエギを抱くことが多い。さらに状況が分からない時には姿勢も沈下スピードもその中間と、活性を考えただけでも3タイプは必要になる。

セフィアクリンチシリーズのタイプと使い分けの一覧。状況を当てはめれば使うべきタイプが見えてくる。

潮の動くタイミングがチャンスタイム

そもそもイカが釣れやすいのは潮の動くタイミングだ。「マズメの時間だけやり切って終わる人も多いですけど、それよりも満潮、干潮の潮の動き出しのタイミングがおいしい。前後の1.5~2時間がチャンスです」。水中の藻の傾きから、止まっていた潮がようやく動き出したことを察すると、すかさず藻場の隙間を攻めてキャッチ。こうした変化のチャンスを逃さないこともローテーションを活かすことに繋がる。

潮の動いたタイミングで藻場の隙間に入れてしゃくりあげてフォール。カラーは視認性の高いピンクコアだった。

ローテーションのタイミングとエギの選び方

「ローテーションが必要になるのは釣った後。釣れたエギとタイプが変わればまた抱くイカもいます。例えばノーマルのエクスカウンターからエクスカウンターラトル(聴覚)、そしてフラッシュブースト(視覚)と、目立つ要素を変えることで釣れ続けることがある」。また、エギを選ぶ上で湯川さんが大事にしているのは潮になじむかどうかだ。「結局(イカは)エサを追うわけじゃないですか、だから違和感のあるものに対しては反応しなくなるんですよね」。

文字通り、潮になじむ代表例はベイトフィッシュカラー。ケイムラアカエビでキャッチ。

カラーを超えたカラー、フラッシュブースト

カラーもローテーションを組む上では重要になるが、湯川さんのなかで重視する要素は三つ。ピンクやオレンジなどの基本となる定番カラー、ベイトフィッシュを模したナチュラルカラーとチャートに代表されるアピールカラー。これにケイムラやグローなどのテイストが加味される。「そうしたカラーを超えてるのがフラッシュブーストですね。止めたままでも誘えるし、あとひと息で抱くようなイカにもうひと押ししてくれます」。

カラーのタイプの適合シチュエーションの例。自分だけのシチュエーションを発見することも楽しみのひとつだ。
ボディ内部の反射板が可動式になっているのがキー。乱反射を発生させイカを刺激する。

釣るためのローテーションから釣り続けるためのローテーションへ

地形や活性、潮など適切に現場の状況を分析し、それにマッチしたローテーションで多くのイカを手にした湯川さん。「潮、水深、ベイトとか、エギを使い分けることで、まだまだ引っ張りだせるイカはいます。マッチザシチュエーションで、いままで釣れなかったイカを釣っていくことができますので、使い分けを楽しんでください」。

数えきれないほど釣ってきたエキスパートの湯川さんでもこの笑顔。その魅力は深い。
今回メインで使用したセフィアクリンチシリーズ。岸からの使いやすさを追求している。
エギの特徴を知ることで使い分けも簡単になる。ローテーションでエギングを味わいつくそう。

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セフィア クリンチ カエル跳アッパー ラトル / エクスカウンター ラトル
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