2023/11/15
コラム
トラウトフィッシングをはじめたきっかけ。そして2023年の釣りを振り返る。
初めまして。シマノのトラウトモニターの正者勇人(しょうしゃ はやと)です。私のホームグランドは地元である岐阜県の長良川郡上管内です。メインの釣りは、トラウトのルアーフィッシングですが、時には餌釣りや鮎釣りも楽しんでおり、時期によっては釣り以外に潜り漁も行っています。今回は私の自己紹介も兼ねて、2023年のトラウトフィッシングについて振り返ってみたいと思います。
体高あるアマゴに目を奪われて。
そして今年も無事に魚たちが帰ってきました。
まず私が主にターゲットにしている魚種は、アマゴ、サツキマス、イワナです。特に5月〜7月に釣れる本流アマゴは、体高があり力強いファイトでとてもスリリングです。このやり取りの末に魚を無事手にした時の満足感は、何物にも代え難い喜びがあります。そんな私がトラウトのルアーフィッシングにハマったのは、今から6年前のこと。そのとき初めて釣った体高のある尺上アマゴに心奪われたことがきっかけでした。そんなトラウトとの出会いから、今ではほぼ毎日のように川に立って釣りをしています。
そして今年を振り返ってみると、今までにないくらいよく釣り歩いた年で、たくさんの渓魚との出会いがありました。その中でも特に印象に残った魚は、長良川の上流部まで無事に戻ってきたサツキマスです。特に近年は長良川の支流部である吉田川と亀尾島川で、最上流部まで遡上してくるサツキマスの数が年々減っていることもあり心配が募っているのですが、今年も出会えたことからこの1匹には感慨深いものがありました。
本流部から源流部の釣りへ。
そこは新しい発見の連続でした。
先程、今年は特に釣り歩いたと書きましたが、今年はもっと長良川の良さを知りたいと思ったのがきっかけで支流〜源流部へ精力的に足を運ぶようになったのです。というのも普段の私は長良川の本流部がメインの釣り場だったのですが、源流部での釣行を重ねているうちに「いったいどこまで魚がいるのだろうか?」、「ここの枝沢イワナはオレンジの斑点が濃い色をしていて面白いな」など色々な発見があり、これまでとは違った疑問も増えて、ますます興味が深まっていきました。その他にも、源流部ならではの季節の移ろいを全身で感じたり、狭い場所ならではのキャスト精度が求められる繊細な釣りに、本流部との違いを楽しんでいると、知らず知らずのうちにこの釣りの虜になっていました。
源流部の開拓に活躍したルアー。
高い対応力が多くの出会いを生んでくれた。
そしてこの源流部での釣行に活躍したのが、2023年の春に発売となった「カーディフ リフレイン 50HS」です。このルアーは私にとって、重たすぎず軽すぎない使い心地が源流部で使いやすく、キャスト時の飛距離もよく出て、ストレスなく気持ちよくキャストが繰り返せました。また動きのレスポンスの良さはもちろんのこと、様々なシュチュエーションで使える万能なルアーだと感じています。
特に流れに絡ませてからのヒラ打ちの誘いや、水深のある場所でテンションフォールさせるとユラユラと沈んでいくシミーフォールでよくバイトしてくることが多かったです。この他にも、流れの速い瀬のポイントでは、ダウンクロスにキャストした後、ロッドでラインテンションを抜きながらルアーを流し込むようにフォールさせる使い方も有効でした。
2024年の目標はテーマの深掘り。
新しいことにもチャレンジしていきたい。
こうしてあっという間に今年のシーズンを終えたのですが、今の私が来年のシーズンに思うことは、今年の釣りで感じた多くの課題をもっとクリアできるよう、今まで以上に毎回の釣りにテーマをもって釣りをしたいと思っています。そんな私なりの課題の解決方法が、皆様の釣りに何か役に立てると嬉しいです。その他には、まだ行けていない長良川水系の源流部の開拓に、まだ私が全く知らない長良川以外の川へ遠征しに行こうと考えています。こうして考えているだけでも来年のシーズンが待ち遠しくなりワクワクしてきます。来年も安全第一で、新たな魚との出会いを求めてトラウトフィッシングを楽しみます。
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