2018/12/26
コラム
松本圭一のサーベルマスターテンビン使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは東京湾のタチウオ。シマノフィールドテスター松本圭一が
最新ロッド「サーベルマスターテンビン」の使いこなし術をお届けする。
タチウオの大場所・東京湾観音崎沖では、一日船でトップ30本以上、半日船で20本前後の好模様。サイズも指3~4本幅級主体と良好で、たまに指5本幅のドラゴン級が交じってファンを喜ばせている。
タチウオとアジのリレー釣りで出船する三浦半島鴨居大室港の一郎丸に釣行した当日は、まずはタチウオ狙いで観音崎沖60メートルダチを攻め、松本は指4本幅級を含む10本を釣り上げてタチウオとの駆け引きを楽しむ。リレー釣り後半のアジは30センチ級主体に20尾をキープした。
松本がタチウオ狙いで使用した竿は、最新ロッドの「サーベルマスターテンビン」。
シマノのタチウオ専用竿の中では最も短い全長1.65メートルの7:3調子で、オモリ負荷に応じたL、M、Hと3アイテムのラインナップ。今回はこのタチウオ専用竿の特徴と使いこなし術を紹介しよう。
多様なロッドアクションで難敵タチウオを攻略
「東京湾のタチウオはほぼ周年狙えますが、盛夏は水深20メートルを切る浅場、真冬は200メートル以深の深場と幅広いレンジを攻めるため、オモリは状況に応じて30~100号前後を使います。
サーベルマスターテンビンは3アイテムあって、L165はオモリ負荷20~60号、M165は30~80号、H165は40~100号と、様ざまな状況に対応できます。また、すべて1.65メートルのショートモデルで、とにかく軽く、感度もよく操作性も高い。
その性能を支えているのがスパイラルX構造を始めとした最新テクノロジー。新感覚のタチウオ専用竿なんです」
サーベルマスターテンビンL、M、Hはそれぞれオモリ負荷に応じたアクションを備え、3本のロッドをチェンジすることで多様な誘いが可能になるという。
「たとえば、L165を使って周りの人と同じ誘い方をしているのに自分だけが掛けられないとき、H165に替えてみたら掛かったことがあります。そんなふうに自分に足りない要素を簡単に補ってくれるのがロッドアクションの効果なんです」
それぞれの竿の使いこなし方について聞くと、
「水深20メートルまでの浅場をメインに狙う夏タチは、使用オモリも30~40号ほどと超ライトなので竿もL165がマッチします。しかし、夏タチは積極的に誘って掛けにいくルアー的なシャクリが効果的なケースも多いので、そんなときは、小さな操作でメリハリの効いた誘いが可能なH165がおすすめです。
一方、主に深場を狙う真冬はオモリ80~100を使うので硬いH165がメインになります。しかし、アタリが小さく、なかなか食い込まない場合は、わざとオモリ負けするL165を使って違和感を与えず食い込ませるイメージで狙うこともあります。
浅場も深場もマルチに対応できるM165は、状況が読めないスタート時に使うことが多いですね」とアドバイスしてくれた。
ドラゴン級の期待が高まる秋冬シーズン本番はこれから。3本の最新ロッドを使いこなして難敵タチウオを攻略しよう!
SABER MASTER TENBIN
テンビン仕掛けを軽快に操るショートモデル
サーベルマスターテンビン
「サーベルマスターテンビン」は、テンビン仕掛けを軽快に操作できる全長1.65メートルのショートモデル最新タチウオ専用竿。ブランクスはメイン素材の内側と外側にカーボンテープをそれぞれ逆方向に、かつ斜めに巻き付けて剛性を持たせネジレとつぶれを克服した独自の「スパイラルX」を採用し、タフテック+ハイパワーXソリッド、マルチパーミングCI4+リールシートなど数かずのシマノ独自の最新テクノロジーを搭載。L・M ・Hの3タイプはいずれも7:3調子で、浅場対応のL165はオモリ負荷20~60号、マルチに活躍するM165は30~80号、深場対応のH165は40~100号の設定。
新機能「タッチドライブ」搭載
フォースマスター600
「フォースマスター600」は、シマノが提案するニュースタイルの電動ライトゲーム、ニューコンセプトモデル。親指1本で快適な操作が可能なタッチドライブ、クイッククラッチを始め、海底、魚群表示機能など数かずの機能を盛り込んだ最先端の小型電動リールだ。
INFORMATION
三浦半島・鴨居大室港 一郎丸
046-841-9236
Get the Dream
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