2018/10/24
コラム
松本圭一のアルシエラ キハダ使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回はシマノフィールドテスター・松本圭一が、最新キハダ専用竿「アルシエラ キハダ」で、
相模湾のキハダ、キメジ、カツオを狙う。
8月にスタートした相模湾のコマセキハダ。模様は日により船により多少のムラがあるものの、いい日はカツオ主体にキメジが交じってトップ5本前後で、20~30キロ級のキハダを釣り上げた船もあるなど、今夏もファンを楽しませている。
8月5日、松本が腰越港の蒼信丸へ持参したタックルは、最新キハダ専用竿「アルシエラキハダ」とビーストマスター3000XSの組み合わせだ。
「アルシエラキハダは170と190の2アイテムありますが、シーズン初期は群れが進む方向へ先回りして投入する”追っかけ„で狙うことが多いので、全長1.7メートルと短めで扱いやすい170がおすすめです。
キハダがメインの釣況なら電動リールは6000~9000番ですが、今のところカツオ主体なので、操作性を優先して軽量で巻き上げが速いビーストマスター3000XSにしました」
カツオは一気に巻いてオマツリを防ぐ
6時に出船。1時間ほど走った城ケ島西沖の1番パヤオの周りに到着し、海面下20~30メートルのタナで開始となる。
ほかの船でカツオがポツポツ釣れていたが、それほど活性は高くないようでなかなかアタリが出ない。
しばらくして仲間の船から真鶴沖でカツオが釣れ始めたとの連絡を受け、本船も急行。湾内を横断して30隻以上の大船団に合流し、群れの進行方向に先回りして、30メートルのタナで投入となる。
「喰ったよ!」
タナに合わせた直後松本にヒット。引きの手応えでカツオと判断し、オマツリを防ぐため一気に巻き上げて3キロ級を釣り上げた。
「この竿は穂先が柔軟なグラスソリッドだから喰い込みがいいんですよ。バットに張りがあるからコマセも振りやすいし、大物を引きずり上げるパワーもある。このサイズのカツオなら楽勝ですね」
アルシエラキハダのベースの素材はグラスとカーボンのコンポジット。小さなアタリを表現するしなやかな穂先はグラスソリッドで、胴から元はカーボン比率を増やすことでバットパワーをアップ。そのブランクスの外側と内側に、ナノアロイ®テクノロジーの極細カーボンテープをそれぞれ逆方向に、かつ斜めに密に巻き付け剛性を持たせ、ネジレやつぶれを克服するシマノ独自の三層基本構造「スパイラルXコア」を採用。さらに、その上から肉厚なカーボンテープをX状に巻き付ける「ハイパワーX」で強化し100キロ級に対応するパワーと強度を備える。
「次はキハダを狙ってみます」
松本はキハダ用の仕掛けに交換し、その後も追っかけの展開で投入を繰り返したが、次第にアタリが遠くなり、13時半の沖揚がりを迎えた。
当日は190の出番はなかったが、170と190それぞれの使いこなし方について聞くと、
「手持ちで積極的に誘ってアタリに合わせるスタイルで、スタンディングファイトで挑みたい人には170がピッタリです。
全長1.9メートルと長めの190は、波やウネリで船が大きく上下に動くときでも適度なクッション性で仕掛けが安定するので、じっくり置き竿で狙いたい人におすすめです。190とビーストマスター6000や9000と組み合わせれば、巻き上げをリールにまかせて置き竿でキハダを釣り上げることも可能ですよ」とアドバイスしてくれた。
シーズン初期は喰い渋っていたキハダやカツオがコマセに慣れて、次第に模様が上向き始める9月以降がコマセキハダの本番。手持ちでアクティブに攻めるもよし、置き竿でじっくり待つもよし、最新キハダ専用竿を駆使して大物を狙おう!
ARCIERA KIHADA 170/190
最新テクノロジーをフル装備100キロ級対応のキハダ専用竿
アルシエラ キハダ
「アルシエラ キハダ」は100キロ級の大物まで視野に入れて開発された最新キハダ専用竿。スパイラルXコアとハイパワーX構造で締め上げた強靱なブランクスを採用し、オリジナル軽量アルミシートなど数かずのシマノ独自の最新テクノロジーを搭載。170は操作性に優れた7:3調子、190は置き竿に対応する6:4調子の設定。
INFORMATION
相模湾腰越港 蒼信丸
0467-91-0323
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