2018/08/22
コラム
飯田純男のライトゲームCI4+ モデラートTYPE64 S230 使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回のターゲットは首都近郊の沖釣り一大拠点、三浦半島剣崎松輪港出船のコマセダイ。
シマノインストラクター飯田純男が、ゲームロッドの最新モデル
「ライトゲームCI4+モデラート TYPE64 S230」の使いこなし術をお届けする。
コマセダイの名場所・剣崎沖では、トップが10枚以上の日もあった乗っ込みの荒喰いこそ一段落したが、6月以降も中~大ダイがコンスタントに釣れてファンを喜ばせている。
「剣崎沖のコマセダイは相性がいいんですよ」と自信たっぷりの飯田が持参したタックルは、竿がゲームロッドの最新モデル「ライトゲームCI4+ モデラートTYPE64 S230」、リールは小型軽量パワーモデルの
ビーストマスター2000。
「コマセダイは長竿の置き竿でじっくり狙うのも趣がありますが、僕は手持ちで積極的に誘って釣るのが好きなので、全長2.3メートル前後のゲームロッドで楽しんでます。
S230は4アイテムあるライトゲームCI4+ モデラートTYPE64の中で最も軟らかいモデルですが、胴から元に張りがあるのでコマセ振りが軽快、掛けた魚を引き上げるパワーも備えているのでコマセダイにピッタリなんです」
早朝の好時合にヒット!
乗船したのは剣崎松輪港の伝五郎丸。5時半に出船し、30分ほど走った剣崎沖の水深67メートル、上から50メートルの指示ダナで開始となる。
コマセを振ってタナに合わせてしばし待ち、竿一杯に誘い上げ、ゆっくり下げてタナに戻す、などの誘いを繰り返して10分後、ググンと竿先を引き込む明確なアタリをキャッチ。上がってきたのは800グラム級のマダイだ。
「ビーストマスター2000は3000番ゆずりのハイパワーが売りですが、ドラグの滑り出しがとてもスムーズなので鋭く突っ込むマダイが相手でも安心してヤリトリできますよ」
早朝の好時合に船中で1キロ前後の本命がポツポツ上がったが、日が高くなると次第にアタリが遠のき、置き竿で休憩する人が目立つようになる。しかし飯田はサイズアップを狙って手持ちで誘いを繰り返し、集中力を切らさず一定のインターバルで手返しする。
「アタリが遠いとき、ハリスを細くしたり、小さいハリに替えたり、潮が速いときはガン玉やウエイトスイベルを付けたりしますよね。しかし、僕はあれこれやり始めると迷ってしまうので、ハリスの太さや長さは替えずに、マダイバリ8~10号の間でハリの大きさを替えて変化を付けるようにしています。
今日のハリは朝から9号でしたが、潮が少し速くなったので10号に替えてみます」
すると答えはすぐに出た。ハリの大きさを替えた直後にグイッと竿が曲がり、2キロ級のマダイを釣り上げる。
「この竿はマダイが引くと追従するように曲がって、弱って止まるとバットの復元力で魚を引き上げてくれるので2キロ級が楽に上がってきました。
僕は大きなマダイが掛かるとドラグを信じて電動の中~低速で巻き続けるのですが、ビーストマスター2000はドラグが滑っているときモーターの回転数を自動的に下げてドラグ部の異常発熱を制御する『サーモアジャストドラグ制御』があるので安心です」と破顔一笑。
入梅後も剣崎沖のマダイは好調をキープ。最新ライトゲームロッドと電動リールの組み合わせで大ダイを狙ってみてはいかがだろう。
LIGHTGAME CI4+ Moderato
しなやかさとパワーを併せ持つ操作系ムーチングアクション
ライトゲームCI4+ モデラートTYPE64 S230
今年2月に発売された「ライトゲームCI4+ モデラート TYPE64 S230」は、7:3調子の操作性と5:5調子のしなやかさを併せ持つ操作系ムーチングアクションと呼ばれる独自設計を採用。穂先部には軽量なチタンフレームSiCガイド、ブランクスにはネジレを抑制するスパイラルX+ハイパワーX構造、リールシートはパーミング性能に優れたマルチフィットCI4+ リールシートなど、シマノ独自の最新テクノロジーを搭載。
ドラグ性能に優れた小型軽量モデル
ビーストマスター2000
ビーストマスター3000と同じハイパワー&高耐久のブラシレスモーター”GIGA-MAX MOTOR„を搭載した小型軽量モデル。ドラグ部の発熱を抑えるサーモアジャストドラグ制御機能で安定したドラグの滑り出しを実現、コマセダイ、ライト泳がせ、アカムツ、スルメやヤリイカなど沖のイカ釣りなど幅広い釣り物で活躍する。
INFORMATION
三浦半島剣崎松輪港 伝五郎丸
046-886-1534
Get the Dream
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