2018/04/25
コラム
松本圭一のバンディット 中深場使いこなしガイド
四季折々の釣り物をシマノの最新タックルで狙う。
今回はシマノフィールドテスターの松本圭一が、様ざまな中深場の釣りに対応する最新ロッド
「バンディット 中深場」で、この時期に人気の外房のオニカサゴを狙う。
▲ オニカサゴ狙いは82 HH195でスタート
中深場の人気ターゲットの一つオニカサゴの釣り場は各地にがあるが、この時期の外房では期間限定の寒サバとリレー釣りで楽しめる。
勝浦興津港の第二沖合丸に釣行した日は、早朝の2時間ほど勝浦沖の水深200メートル前後で30~40センチ級のマサバ主体に入れ喰いを堪能した後、オニカサゴへ転進。水深120メートル前後を攻め、松本は1.3キロを含む5尾を釣り上げて存分にオニカサゴの引きを楽しんだ。
当日松本が使用した竿は、最新ロッドの「バンディット 中深場」。今回は松本が開発にも携わった中深場専用ロッドの特徴と魅力を紹介しよう。
軽快な操作性と高感度を生むスパイラルX構造
「バンディット 中深場の特徴は、オニカサゴやアカムツに代表される中深場のターゲットを攻略するうえで不可欠な『軽快な操作性と高感度』です。この竿は全体的に張りがあってパワー伝達がよくなっているので、海中の仕掛けをしっかり動かすことができ小さなアタリも伝えてくれます。その操作性と高感度を実現するための、スパイラルX構造を始めとしたシマノ独自のテクノロジーが集約された中深場専用竿なんです」
バンディット 中深場の4アイテムは7:3調子と8:2調子があり、硬さは73 MH205と82 MH200がオモリ負荷80~150号、73 H200が80~200号、82 HH195が100~250号と3段階の設定。
ブランクスはメインの軽量カーボン素材をブランクスの内側と外側に、カーボンテープをそれぞれ逆方向に、かつ斜めに巻き付けて剛性を持たせ、ネジレとつぶれを克服した独自の「スパイラルX」を採用。
穂先はグラスソリッドにカーボンテープをX状に巻き付けた「ハイパワーXソリッド」を搭載し、しなやかなグラス素材による視覚的な感度向上に加え、ネジレを抑えることで微細な変化を伝達する高感度を実現している。
底付近をタイトに攻めるなら82。73は置き竿にも対応
それぞれの竿の使いこなし方について聞くと、
「釣り物にかかわらず、まずは船宿の指定オモリに対応した竿を選ぶことが第一です。そして中深場の釣りの中でも、底を切ってアタリを待つアカムツやクロムツといったムツ系やキンメをメインに狙うなら73がおすすめです。波やウネリで船が大きく上下に動くときでも、適度なクッション性がバラシを軽減してくれるので置き竿にも対応できます。
オニカサゴやマダラなど、手持ちでまめに底ダチを取ってタイトに底を攻める釣りには82がピッタリです。今回メインで使った82 HH195は竿を動かしたときのレスポンスが抜群で、勝浦沖の底の起伏が激しいポイントをストレスなく攻めることができました」とアドバイスしてくれた。
外房のオニカサゴは周年狙えるうえ、盛期を迎えたヤリイカとのリレー釣りも面白い。
バンディット 中深場は、いずれのアイテムもオニカサゴ&寒サバ、もしくはヤリイカを1本の竿で楽しむことも可能。最新ロッドで豪華なリレー釣りを満喫しよう!
BANDIT CHUFUKABA
中深場の多彩な魚を攻略する4アイテム
「バンディット 中深場」
ニューモデルの「バンディット 中深場」は、オニカサゴやアカムツ、ライトタックルのキンメなど中深場の多彩な魚を攻略すべく様ざまなシマノ独自のテクノロジーを搭載した中深場専用ロッド。7:3調子と8:2調子の全4アイテムで、カーボン素材をスパイラルXで締め上げたブランクスを採用。細身で軽快な操作性を実現した。
INFORMATION
外房勝浦興津港第二沖合丸
090-2328-9926
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