2024/04/10
コラム
フォースマスター600解説 大阪湾ドラゴンタチウオ狙い×立野義昭・吉田昇平
「正直使うだけで、楽しいリールになったなと」(吉田さん)
「遊び心もあるリールだと思います」(立野さん)
23フォースマスター600シリーズ。テンヤタチウオを得意とする立野義昭さん、吉田昇平さんの両名が、大阪湾のテンヤタチウオでその基本性能を解説する。
タッチドライブ スピードロック
「スピードロックは、いわば車のアクセルみたいな感覚ですかね」。
押し込んだ分増速し、離すと設定しておいた中間速に戻るタッチドライブ スピードロック。
「自分が思い描いたようなファイトができる」と、高い操作性を語った吉田さん。
同じく立野さんは、「やり取りの面で余裕ができて、アングラー側がちゃんと操作してるっていう感覚が、もう1ランク上がったという気がしますね」と語った。
中間速2段階設定
中間速は「ファイト速」と「さそい速」のふたつの設定が可能。吉田さんは「さそい速」は基本オフ(微速巻きを入れる場合は3~7速)にし、「ファイト速」を14~15速に設定している。
「基本的にはタッチドライブスピードロックONで操作し、魚がよく引くなという時に、パンと離すと14速に戻ってくるようにセットしています」。
NEWフォールレバー
「ゆっくりめに落としたいなという時に使っていただくと、より多くのタチウオにアピールできます」(立野さん)
フォールスピードを使い手の意のままにコントロールできるNEWフォールレバー。
フォールレバーを締め込んでも、手巻き時のリールの巻き取りが重くならないのも嬉しい。
探見丸スクリーン
リールの液晶画面に探見丸の情報をリンクすることができる探見丸スクリーン。
「目線をあまり動かさずに魚の反応を見極められるところに利点があります」(立野さん)
アングラーが必ず確認するリールのカウンター部分に、探見丸の情報が表示されることのメリットは計り知れない。
「魚群の反応が"今映ったよ"という瞬間に、テンヤを落とさないといけない時ってあるじゃないですか。その時に、フォースマスター600なら瞬時に対応ができるんですよね。それって凄いと思います」(吉田さん)
巻上距離アラーム/スピードクラッチ/MUTEKI MOTOR+/Sコンパクトボディ
設定した距離を巻き上げるとアラームで知らせてくれる巻上距離アラームにより、カウンターを確認することなくテンポ良く攻めることが可能。
また、押すだけで自在にオン・オフができるスピードクラッチは、オンの状態での空間がより広くなり使いやすくなった。そして最大ドラグ力は10kgにアップ。電動リールの心臓部であるモーターにはパワフルさに定評のあるMUTEKI MOTOR+を採用。それにも関わらず、格納するボディはSコンパクトボディで小型化されている。
インプレッション
「やっぱり実戦(実釣)で使うのに、性能がワンランク上がったような感じがしますね」(立野さん)
「このリールだけで、カバーできる釣りがかなり増えましたよね。色々な釣りを1台でこなしたいじゃないですか。そんな中で非常にバランスが良い機種だと思っていて。1台選ぶとしたらフォースマスター600ですね」(吉田さん)
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