トップページ >  CONTENT >  釣種から探す >  22エクスプライド解説×黒田健史

2023/04/17

コラム

22エクスプライド解説×黒田健史

22エクスプライド解説×黒田健史
2022年にフルモデルチェンジされたシマノバスロッドの中核を担うシリーズ、エクスプライド。ワン・メソッド、ワン・ロッドともいえる現代のバスフィッシングを網羅するラインナップから、インストラクター、JBTOP50プロの黒田健史が開発に携わった機種を中心に、その性能をあますことなく語る。

王道ベイトフィネス:163L-BFS

「大きな戦力アップに繋がる」。JBTOP50という過酷な実戦テストを黒田さんと共に戦ってきたエクスプライド。ベイトフィネスロッドの163L-BFSは5インチクラスのストレートワームによるネコリグ、ノーシンカー、スモールラバージグなどのカバー攻略、シャッド、スモールクランクの巻きの釣りにマッチする、いわゆるベイトフィネスの王道番手。新たに導入されたカーボンモノコックグリップによる軽量化など、感度の面でもブラッシュアップされている。「派手さはないかもしれないけど、バランスが良くて、なんやかんやで使いやすいよね、つぶしがきくよねというロッドに仕上がっていると思います」。
綺麗なベンドカーブが軽量ルアーのキャストアキュラシーをサポートする。
綺麗なベンドカーブが軽量ルアーのキャストアキュラシーをサポートする。
スピニングタックルでは厳しい複雑な立ち木をクリアして獲ったビッグサイズ。
スピニングタックルでは厳しい複雑な立ち木をクリアして獲ったビッグサイズ。
ベイトフィネス用のスペシャルチューンモデル、アルデバランBFSも2022年にフルモデルチェンジされた。

ベイトフィネス用のスペシャルチューンモデル、アルデバランBFSも2022年にフルモデルチェンジされた。
<タックル>
ロッド:エクスプライド163L-BFS
リール:アルデバランBFS XG LEFT
ライン:フロロカーボン7lb
ルアー:5インチクラスストレートワーム

適応範囲の広いグラスコンポジット:165ML-G

GはグラスコンポジットのG。165ML-Gは、しゃっきりした軽さと使用感でグラスコンポジットロッドのマイナスイメージを解消。クランクベイトが活きる霞ケ浦などのマッディフィールドでの中距離のテクニカルキャストを得意とし、上はミドルクラスクランクからベイトフィネスリールをセットすれば5gクラスの小型クランクまで扱える。また、グラスコンポジットらしい喰い込みの良さは健在。フィネスなクランキングも可能だ。

6フィート5インチの長さと、ソフトなティップが対応ルアーの幅を広げている。

6フィート5インチの長さと、ソフトなティップが対応ルアーの幅を広げている。
<タックル>
ロッド:エクスプライド165ML-G
リール:アンタレスHG LEFT
ライン:マスティフFC12lb
ルアー:ワールドダイバー99SP

ハードボトムのスピードサーチ:167MH

ハードボトムでのラバージグやソフトベイトの釣りにマッチする167MH。同じMHの172MHが込み入ったハードカバーが得意なのに対し、167MHは立ち木や浮きチップなどのライトカバー、あるいはリザーバーのブレイクをフットボールで舐めるようなボトムを引く釣りで効果を発揮する。163L-BFSと同様、カーボンモノコックグリップに代表される軽量化による高感度化の恩恵を受けた番手だ。「トーナメントでも、取材でもメインになってくるようなロッドです」。
バンク沿いのブッシュ系カバーからラバージグで引き抜いた1本。

バンク沿いのブッシュ系カバーからラバージグで引き抜いた1本。
<タックル>
ロッド:エクスプライド167MH
リール:メタニウムHG LEFT
ライン:マスティフFC14lb
ルアー:ラバージグ3/8oz

王道に喰わせをプラス:1610M-S

王道番手ともいえる1610MにMアクションのソリッドティップを搭載した1610M-S。ライトテキサスや高比重ノーシンカーなどの底をとる釣りで、底から着かず離れずをキープしつつしっかり喰い込ませたいシーンで黒田さんは多用しているが、クランクベイトやジャークベイトなどの巻物にもマッチ。Mクラスながら、ライトなフットボールでのスイムジグのような泳がせる釣りでも水中感度を高めてくれる。「(1610Mとは)使えるルアー自体は似てるんですけど、だいぶ性格が違うので、実際に触ってもらうのが1番いいと思うんですけど、そんな面白いロッドに仕上がっています」。
喰い込み性能を向上させたソリッドティップ。

喰い込み性能を向上させたソリッドティップ。
<タックル>
ロッド:エクスプライド1610M-S
リール:メタニウムシャローエディションHG LEFT
ライン:マスティフFC12lb
ルアー:5インチクラスストレートワーム

ヘビーウエイトバーサタイル:172MH

172MHは、スタイル、フィールド、シーズン、シチュエーション不問の使い勝手のよさで、黒田さんも常時携帯しているヘビーウエイトルアーのバーサタイルロッド。ジグなどによるカバー撃ちはもちろん、スピナーベイトにもマッチする。トレースコースを雑妙にコントロールできるレングス設定がカバー攻略では大きなメリットだ。「1610Mとセットでも持っていると何でも出来るというロッド。絶対に外せない1本というのが172MHかなと思ってます」。

スウェジー3/8ozで橋脚のキワを通し、浮き上がってきたところでバイト。
スウェジー3/8ozで橋脚のキワを通し、浮き上がってきたところでバイト。

スウェジー3/8ozで橋脚のキワを通し、浮き上がってきたところでバイト。

シャロースプールが搭載されたメタニウムシャローエディションがショートピッチの釣りにはマッチする。

シャロースプールが搭載されたメタニウムシャローエディションがショートピッチの釣りにはマッチする。
<タックル>
ロッド:エクスプライド172MH
リール:メタニウムシャローエディションHG LEFT
ライン:マスティフFC12lb
ルアー:スウェジー3/8oz

ハイパワーヘビーウエイトバーサタイル:172H

ヘビーカバーやフロッグ、ビッグベイトゲームで活躍する172H。テキサス、ラバージグのような撃ちの釣りで3/8ozまでは172MH、1/2oz以上になると172Hというのが黒田さんの使い分けだ。シンカーウエイトのほか、ルアーウエイト、狙うバスの大きさ、フィールドによってもハイパワーの172Hをチョイスすることはある。「172MHと172Hを使い分けてカバーゲームを成立させるっていうのがオーソドックスな使い分け。非常につぶしの効く1本ですね」。

テキサスリグを撃ち込んだブッシュカバーでのファイトを難なく制してキャッチ。

テキサスリグを撃ち込んだブッシュカバーでのファイトを難なく制してキャッチ。
<タックル>
ロッド:エクスプライド172H
リール:メタニウムHG LEFT
ライン:マスティフFC14lb
ルアー:5インチクラスシャッドテールワーム

キャストしやすいパワーフィネス:270MH+

「僕が1番2番に欲しくて、今回具現化された」というのがパワーフィネスロッドの270MH+。黒田さんが熱望した初代ラインアップからの復活番手だ。ネコリグ、スモラバなどのライトリグをベイトタックルでもためらうようなカバーにガンガン入れていく、試合に勝つための釣りにも直結するスタイルで、硬く(強く)すればするほどキャストしにくくなるデメリットを実戦によるテストを重ねることで解消していった思い入れのある1本。

高比重PEラインとの相性が良く、ライントラブルが少ないのもパワーフィネスの一助となる。
高比重PEラインとの相性が良く、ライントラブルが少ないのもパワーフィネスの一助となる。
ベイトロッドにも劣らないパワーで一気に抜き上げてキャッチ。黒田さんお気に入りだ。

ベイトロッドにも劣らないパワーで一気に抜き上げてキャッチ。黒田さんお気に入りだ。
<タックル>
ロッド:エクスプライド270MH+
リール:ステラ2500S
ライン:ピットブルG5 1.5号
リーダー:マスティフ16lb
ルアー:5インチクラスストレートワーム

新しいPEスタイルの提案:264M+

現在のバスフィッシングにおけるPEラインのメインメソッド、1.5~2.0号でのパワーフィネスと、0.6号以下でのノーシンカーやi字系ルアーを遠投して引いてくるふたつの釣り以外の用途にマッチさせるべく開発されたスピニングが264M+だ。7インチ以上のロングワームに代表される、従来はベイトロッドで扱っていた高比重ワームやスティックベイトの釣りをスピニングのメリットを活かしてより快適に扱えることがコンセプト。マッチする太さは1号と、PEラインを使った新しい釣りのスタイルを提案する。「より釣りの幅が広がるかなという1本です」。
ロングワームのスキッピングなど、スピニングだからできるテクニックが適応する。
ロングワームのスキッピングなど、スピニングだからできるテクニックが適応する。
沈んだブッシュから抜き上げランディング。パワーフィネスでは強すぎる状況で違うアプローチができるのも魅力だ。

沈んだブッシュから抜き上げランディング。パワーフィネスでは強すぎる状況で違うアプローチができるのも魅力だ。
<タックル>
ロッド:エクスプライド264M+
リール:ステラ2500S
ライン:ピットブルG5 1.0号
リーダー:マスティフ14lb
ルアー:7インチクラスストレートワーム

プロフィール

黒田 健史(くろだ けんし)

[インストラクター]

JBTOP50プロ。バスのみならず浜名湖のチヌやシーバスにも精通。国内のバストーナメントを中心に活躍し、上位にランキングされる機会も増えている注目のアングラー。

SNS:

facebook twitter instagram youtube

この記事をシェアする:

この記事で使用している製品

ロッド
エクスプライド

リール

アルデバラン BFS

リール

メタ二ウムシャローエディション

この記事に関連するタグ一覧

関連記事

RELATED COLUMN

弊社では、お客様が常に快適にウェブサイトをご覧いただけるようCookieを使用しています。

 ”同意します”ボタンをクリックすることによって、弊社のポリシーに従ったCookieの使用に同意されたものと見なします。弊社のCookieの使用方法に関して詳しくは、 こちらをお読みください。