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2025/01/24

コラム

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NEWヴァンフォードで挑むリザーバーでのバスフィッシング。黒田健史がセレクト理由を解説!

NEWヴァンフォードで挑むリザーバーでのバスフィッシング。黒田健史がセレクト理由を解説!

ブラックバストーナメントの最高峰・JBトップ50にエントリーしながら、シーバス、クロダイなどのインショアフィッシングも楽しんでいる黒田健史さん。だが軸足はバスフィッシングであり、その魅力はゲーム性の高さにあると語る。タックル選びにも一家言ある黒田さんが、バスフィッシングで使うスピニングリールに求めることとは。

軽いことによるメリットは計り知れない

マグナムライトシリーズでコストパフォーマンスに優れたNEWヴァンフォード。

マグナムライトシリーズでコストパフォーマンスに優れたNEWヴァンフォード。

黒田さんが今回実釣で訪れたのは、とあるリザーバー。春から夏へ移行するところでアフタースポーンといわれている季節だ。スロープの前には100匹を超える稚鮎の群れがあり、そのため選んだのは、この稚鮎のサイズに近い4インチのシャッド系ワーム。これをミドストで使う。
今回は2タックルのロッドにNEWヴァンフォードをセットし、実釣を開始。
黒田さんがバスフィッシングで使うスピニングリールに求めることは、第一に軽いこと。軽いというのは自重だけではなく、巻き出しの軽さ、扱いの軽さも含む。これらによって、ルアーを意のままに操れることが、スピニングリールに求める性能である。また、近年は使うラインやルアーの種類が多くなっているが、これらを使う際、個々に専用のスピニングリールを使うのではなく、同じフィーリングで使えるようにするための汎用性の高さも必要になるという。

セットしたタックルで使用するのはジグヘッドとジグヘッドワッキー。

セットしたタックルで使用するのはジグヘッドとジグヘッドワッキー。

NEWヴァンフォードを組み合わせたタックルで最も使うテクニックのひとつがミドスト。軽さが武器のNEWヴァンフォードは、ボディとローターがCI4+という軽量素材で作られている。これによって自重が軽く、ローターも軽いので巻き出しも軽い。
シャッド系ワームのミドストでは、リトリーブの際に抵抗感がない。これをロッドを小刻みに振ってラインスラックを操作してルアーにアクションを与える。このときバイトはラインに出るが、同時にリールのハンドルを巻いたときの負荷が変化することで分かる。それだけにNEWヴァンフォードの「巻きの軽さ」が釣果に大きく貢献するのだ。また、巻きの軽さはルアーの操作性(ハンドルに力を入れなくていいので、より繊細なロッド操作が可能)にも大きく影響する。

ハンドルを回すときの負荷の微妙な変化でバイトをとる。

ハンドルを回すときの負荷の微妙な変化でバイトをとる。

稚鮎の群れを意識してジャストサイズのシャッドワームを選択。

稚鮎の群れを意識してジャストサイズのシャッドワームを選択。

黒田さんがあえて2500番を選ぶ理由

C3000のスプールを入れて使うことも可能な2500番。

C3000のスプールを入れて使うことも可能な2500番。

今回、黒田さんが使っているNEWヴァンフォードは2500Sと2500SHG。バスフィッシングの場合はC2500でもいいが(PE0.3号だけを巻く場合は、この番手を選択)、黒田さんの場合はさまざまな釣りをし、シーバスやチヌを狙うときにはC3000番のスプールを入れられる2500番を使っている。
2500番の自重は175g。これはひと昔前の最軽量リールと同等の軽さ。ちなみに、現在の最軽量はヴァンキッシュの165g(2500番で比較)なので、その差は僅かだ。

解説中にファーストバスをキャッチ。

解説中にファーストバスをキャッチ。

岩盤を狙うときに使ったのはジグヘッドワッキー。このルアーは、バスがカニやエビと思って喰っている傾向が強いと黒田さんは言う。なだらかなバンクは小魚を捕食しているバスを狙ってシャッド系のミドストで狙う。この二つルアーを使うのは、黒田さんがリザーバー攻略においてメインにしている釣り方だ。
また、エビ喰いでもスジエビを捕食しているときには、虫系ワームが強いという。

【ルアー:ストレートワームのジグヘッドワッキーリグ】
ロッド:エクスプライド265ML
リール:ヴァンフォード2500S
ライン:マスティフFC 4lb

【ルアー:虫系ワームのノーシンカーリグ】
ロッド:エクスプライド265UL+
リール:ヴァンフォード2500SHG
ライン:ピットブル4+ 0.3号

細糸使用時にも安心なドラグ性能。

細糸使用時にも安心なドラグ性能。

ライントラブルが激減したNEWヴァンフォード

NEWヴァンフォードの性能について語る黒田さん。

NEWヴァンフォードの性能について語る黒田さん。

ポイントまでの距離は30m(黒田さん艇のボートポジションの水深は約25m)。狙うのは水深3~5mのブレイクのみで、岸から5m以内の範囲。そこだけを狙ったあとはルアーを回収する。つまり25mは回収することになる。バスフィッシングの場合は、このようにしっかり釣るのは短い距離で、あとのほとんどは回収に費やすケースは多い。そのため黒田さんはハンドルを常に指でつまんで巻くことをしない。ルアーを回収の際にハンドルの回転を速めていき、途中でハンドルから指を離す。そうしてハンドルを惰性で回転させてルアーを素早く回収する。しかし、ラインがスプールへ雑に巻かれるので、ライントラブルが発生する原因にもなる。このライントラブルを低減するのが、NEWヴァンフォードに搭載されたアンチツイストフィンである。

ハンドルを勢いよく回して指を離して惰性を活かしてリトリーブする。

ハンドルを勢いよく回して指を離して惰性を活かしてリトリーブする。

アンチツイストフィンを搭載したことによる影響は大きい。

アンチツイストフィンを搭載したことによる影響は大きい。

NEWヴァンフォードとストラディックの比較

NEWヴァンフォードと比較されることが多いのが、2023年にモデルチェンジしたストラディック。これらのスピニングリールはシマノで中核を担う二機種。その使い分けについて黒田さんは
「ヴァンフォードはマグナムライトローターを搭載したマグナムライトシリーズ。ハンドルが軽く(巻き感、巻出しの軽さ)、自重も軽い。ストラディックはステラをはじめとしたコアソリッドシリーズ。堅牢さが最大のウリになっているシリーズです。だから最優先したいのが“軽さ”であれば、ヴァンフォード。バスフィッシング、ライトソルト、チヌぐらいまでであればヴァンフォードがおすすめ。これよりも太いラインを巻きたい、重たいルアーを使う、長い竿を使う、大きい魚を狙う、シーバス以上をターゲットにするならば、ストラディックとなります。ただ、バスフィッシングでもパワーフィネスで太いラインを使ってカバーを狙う釣りならばストラディックですし、シーバスフィッシングでもPEラインの0.5号や0.6号を巻いてフィネスな釣りをするならばヴァンフォードになりますね」と語る。

堅牢さを最優先する場合は、ストラディックを選ぶ。

堅牢さを最優先する場合は、ストラディックを選ぶ。

今回の釣行を終えて感じること

釣り方を修正して50cmアップをキャッチ!

釣り方を修正して50cmアップをキャッチ!

最初はスロープで稚鮎の群れを見ていたので中層を攻めていったが、途中からハゼ系の底にいる小魚やエビを捕食していることに気付き、これらが集まりそうな岩盤エリアを狙った黒田さん。ルアーは3インチぐらいのワームのジグヘッドリグに変更し、これで数々のバスをキャッチしていった。
「バスフィッシングの面白さは、ちょっとしたことに気付いて釣り方を修正していくと釣果に雲泥の差が生まれるところ。今回ははじめて訪れたリザーバーで、ミドストから虫系といったさまざまなルアーを使い、ラインもフロロカーボン、PEを使いました。今回はバスフィッシングでしたが、ボクはシーバス、チヌといった釣りもするので、今後あらゆる釣りに使いたいし、あらゆる釣りに対応するスピニングリールだと思います。特に感じたのは、ライントラブルの少なさですね」
黒田さんは実釣の最後にこのように語った。

プロフィール

黒田 健史(くろだ けんし)

[インストラクター]

JBTOP50プロ。バスのみならず浜名湖のチヌやシーバスにも精通。国内のバストーナメントを中心に活躍し、上位にランキングされる機会も増えている注目のアングラー。

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ヴァンフォード
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エクスプライド
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マスティフ FC 90m
ライン
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ピットブル 4+ 100m

ライン

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