2023/06/22
コラム
秋の亀山湖×ポイズングロリアス165MH+-SB 川島 勉
「思ったように動かして釣れるのが幸せじゃないですか」。バスフィッシングの楽しさをそう語るのは、ジャッカル×シマノプロスタッフ、川島勉。自身のホームとなる関東を代表する房総半島のリザーバー、亀山ダムをポイズングロリアスのお気に入りの1本で釣る。
ポイズングロリアス165MH+-SB
燃えるような紅葉が映える湖面に浮かぶ川島さんが手にしているのは、ポイズングロリアス165MH+-SB。「比較的短めな竿なんで、結構細かいアクションをつけやすいんですよ」。ジョイントベイトやハネモノなど、表層付近でのただ巻き系ルアーを得意とする川島さんだが、ロッドの高い操作性があるからこそ釣れるのだという。
的確に投げる
ターゲットは岸際でエサを捕食しようとしているバス。当然水深は浅いが、急深のリザーバーではセオリーとなる攻め。淡々と繰り返しているが、バスに気付かれない距離を保ちつつ、適切なスポットに投げ入れる、総合的なキャスト力が必要とされる。思ったように投げて、操作ができる。当たり前のことの積み重ねでバスは釣れる。「超やる気満々だったこいつ。すげえ嬉しい」。手にしたバスを手に破顔した。
繊細に操作する
川島さんがバスにプレゼンテーションしたのは、ふたつのエサ。岸際に寄ってきた水中の生物と、水中ではなく岸際から水面に落下した生物だ。ルアーはジョイントベイト。ただ巻きでも動くが、静と動のメリハリがある動きが秋には効果的だという。「細かい動きをさせても手も疲れないし、とにかく操作性が高いロッドなので、そういうロッドを使ってこういうルアー(ジョイントベイト)を繊細に扱う」。勝負は岸際から数10cm。「いかに自分が思ったようなアクションをつけられるか」。繊細なロッドが釣果に繋がる。
操る楽しさ
第三世代からのリリースとなったポイズングロリアス165MH+-SBは、ビッグベイト対応のストロングモデル、165XH-SBがより軽量のルアーを扱えるようになったイメージだ。6フィート5インチのレングスは、ボートでのキャストを妨げない、いわゆる取り回しのよいと表現される設定になっている。「レンタルボートやリザーバーの込み入った場所にルアーを投げたいっていう人には凄くいい長さだと思います」。
タックルバランス
「自分が思うに、ティップに重みがない竿っていうのは、感度は非常に上がるんで、見えてないバイトも即アワセできる」。ロッドの自重が軽いことも大事だが、リールをセットすることで全体のバランスが取れるロッドは、細かく動かし続けても疲労感を感じない。川島さんは、アンタレスとのセットでそれが実現できているという。バランスの取れたタックルで、意のままに投げる、動かす。岸際のカバーを絡めて3本目をキャッチ。バスの警戒心が薄れるようにルアーを操る。当たり前にそれができるタックルこそが、バス釣りの楽しさをより深い物にする。
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