2023/04/20
コラム
ブーストコンセプト ~伊豫部健が池原ダムでワールドクラスに挑む~
シマノテクノロジーと池原攻略のキー
「日本には色々なリザーバーに生息する小魚がいっぱいいるんだけど、そういった小魚が発するフラッシングが再現できる」。ルアーの原点とも言えるエサを光の反射とホログラムでイミテートしたフラッシュブーストとスケールブースト。「より遠くからのアプローチが必ずバイトに持ち込めると思う」。圧倒的な飛距離と立ち上がりの良さを実現したジェットブーストで、ハイプレッシャー&クリアウォーターの攻略と、3つのブーストを駆使してファーストコンタクトを画策する。
3つのブーストが水中で炸裂
「フラッシュブーストもろはまり」。1本目はワールドクランク73Fフラッシュブースト。「日陰の中と日向の部分でのフラッシュブーストの反射の強弱がたぶん違ってバイトしてきた」。日も高くなり、ワールドミノー115Fフラッシュブーストで、立ち木を絡めたトゥイッチングで2本目を捕獲した後、55cmオーバーを目撃すると伊豫部さんのスイッチが入った。
日陰と日向を意識してトレースしたクランキングで喰わせた。
<タックル>
ロッド:バンタム174MH-G
リール:アンタレスDC RIGHT
ライン:フロロカーボン14lb
ルアー:ワールドクランク73Fフラッシュブースト
「そんな大きくないけど元気」。キョウリンレッドで2本目をキャッチ。
<タックル>
ロッド:バンタム168M
リール:バンタムMGL HG RIGHT
ライン:フロロカーボン14lb
ルアー:ワールドミノー115Fフラッシュブースト
3本目はワールドダイバー99SP。可愛いサイズだったが喜びは不変だ。
<タックル>
ロッド:バンタム170M-G
リール:バンタムMGL HG RIGHT
ライン:フロロカーボン14lb
ルアー:ワールドダイバー99SPフラッシュブースト
ワールドポップ69Fフラッシュブースト
天気の変わりやすいリザーバーならでの雨の中、ワールドポップ69Fフラッシュブーストで連発し、3発目にして最後の1本が最大魚となり実釣終了。結果、今回も狙っていたスーパービッグには巡り合えなかったが、残念ではあっても後悔はない。「凄くエキサイティングも出来たし楽しめたし、一つ学べたなっていう。やっぱり効いているな、すげえなっていう新しい世界も見られたんで、まだまだ夢は続くということで、ここ池原ダムにはまたチャレンジしてみたいなと思います」。そこにデカバスがいる限り、伊豫部さんの夢は繋がれていく。
「感無量やわ」。最大魚でラストフィッシュというドラマを紡いだ。
<タックル>
ロッド:バンタム170M
リール:バンタムMGL HG RIGHT
ライン:ナイロン16lb
ルアー:ワールドポップ69Fフラッシュブースト
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