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2025/08/01

コラム

勝つためにも、楽しむためにも。黒田健史監修・新生エクスプライド ローモジュラスシリーズ×利根川水系

勝つためにも、楽しむためにも。黒田健史監修・新生エクスプライド ローモジュラスシリーズ×利根川水系

「エクスプライドは、バスフィッシングを楽しむためのロッドですが、僕は競技で勝つためにも使っています。だからこそ、一切の妥協がない仕上がりになっています」そう語るのは、バスフィッシング界のトップコンペティター・黒田健史さん。その黒田さんが監修を務めたシマノ・エクスプライドに、新たに加わったのがローモジュラスシリーズだ。ローモジュラス=低弾性ブランクスがもたらす“曲がり”のアドバンテージを、実釣を交えて深掘りしていく。舞台は、関東屈指のバスフィールド、利根川水系・長門川&将監川。雨が降る中、黒田さん自らがそのポテンシャルを引き出していく。

明確なコンセプトを持つ自信作の「165ML-LM」、「165MH-LM」

今回追加されたローモジュラスシリーズは全4機種。うち3機種を黒田さん、1機種を深江真一プロが開発した。

今回追加されたローモジュラスシリーズは全4機種。うち3機種を黒田さん、1機種を深江真一プロが開発した。

ワイヤーベイトを使用するのに最適な「165MH-LM」は、低弾性ゆえのティップの振動が、水中の様子、ルアーの動きを鋭敏に伝えてくれる。
ワイヤーベイトを使用するのに最適な「165MH-LM」は、低弾性ゆえのティップの振動が、水中の様子、ルアーの動きを鋭敏に伝えてくれる。
タイダルリバーらしいターゲットのシーバスがヒット。「これも嬉しい1本です」。
タイダルリバーらしいターゲットのシーバスがヒット。「これも嬉しい1本です」。

タイダルリバーらしいターゲットのシーバスがヒット。「これも嬉しい1本です」。

「165MH-LM」を用いてチャターベイトでキャッチ。「きっちり掛かるでしょ、こんな太いフックが」。

「165MH-LM」を用いてチャターベイトでキャッチ。「きっちり掛かるでしょ、こんな太いフックが」。

シマノのバスロッドの中核を担う「エクスプライド」。バスロッドの王道的な機種を中心に展開しながらも、近年のバスフィッシングにおけるロッドの細分化・複雑化に対応した多彩なモデルが揃う人気シリーズだ。そんなエクスプライドに、新たにローモジュラスモデル(低弾性ブランクス)全4機種が加わった。手返しよくハードベイトを撃ち込んでいくスタイルに向けた専用スペックのモデルだ。そのうち3機種は、黒田さんが監修を務めている。
低弾性ブランクスのロッドといえば、巻き物に適しているのが定番。黒田さんが「黒田のイメージが一番強いのはこれじゃないかな」と語るのが、プロデュースした3機種のうちの1本、「165ML-LM」だ。このモデルは、ジャークベイトをメインに、ポッパーやペンシルといったトップウォーター系にもマッチする、操作性重視のロッドだ。
「スローテーパーで全体がよく曲がります。165MH-LMもレギュラーテーパー寄りに曲がりますが、165ML-LMの方がよりスローテーパーですね。日本で使うジャークベイトなら、この1本でほぼ対応できると思います。キャストがしやすく、アクション時にも手首への負担が少ない。僕にとっては“なくてはならない”ロッドです」
次に黒田さんが手に取ったのは、「165MH-LM」。これは黒田さんが“ワイヤーベイトスペシャル”と呼ぶ一本だ。
今回のモデルは、一般的なMH(ミディアムヘビー)と何が違うのか? 黒田さんはこのロッドを「よく曲がるMH」と表現する。巻いているときにティップが振動し、ブレードの動きをしっかり把握できる。その微細な変化を感じ取ってバイトを捉え、掛けていけるのが特徴だ。MHクラスなので、ある程度の硬さはあるが、ジグロッドのようにただ硬いわけではなく、キャスト時やフッキング後にはしっかり曲がる特性を備える。165MH-LMは、低弾性ロッドならではの魅力を詰め込んだ一本だと黒田さんは語り、165ML-LMとともに“超自信作”として挙げている。

汎用性が特徴のローモジュラスシリーズで唯一の2ピースモデル「168M-LM/2」

バンタム オリバクランクを結んだ168M-LM/2で、すぐにバイトを得てヒットに持ち込んだ。特定のルアーや用途に縛られることなく、幅広いシチュエーションに対応できるこのモデルは、まさに“1本で何でもこなせる”万能型だ。
バンタム オリバクランクを結んだ168M-LM/2で、すぐにバイトを得てヒットに持ち込んだ。特定のルアーや用途に縛られることなく、幅広いシチュエーションに対応できるこのモデルは、まさに“1本で何でもこなせる”万能型だ。

バンタム オリバクランクを結んだ168M-LM/2で、すぐにバイトを得てヒットに持ち込んだ。特定のルアーや用途に縛られることなく、幅広いシチュエーションに対応できるこのモデルは、まさに“1本で何でもこなせる”万能型だ。

ローモジュラスシリーズの中で唯一の2ピースモデル「168M-LM/2」に持ち替えた黒田さん。セットしたのはクランクベイト。「クランクで少し沈めれば喰ってくるのでは?」という読みのもと、キャストを続けると数投目で見事ヒットさせた。この「168M-LM/2」は、今回のローモジュラスシリーズの中で、もっとも汎用性に優れたモデル。「165ML-LM」や「165MH-LM」のように、特定のルアーや用途に特化した設計ではなく、チャターベイト、スピナーベイト、ジャークベイト、クランクベイト、ジャークベイトやミノー、ノイジー系のルアーなど幅広いルアーに対応できる、オールラウンドタイプのロッドだ。
そして、今回紹介してきた黒田さん監修の3機種に加え、深江プロが開発を手がけた「173MH-LM」もローモジュラスシリーズにラインナップされている。このモデルは、スピナーベイト、スイムジグ、バイブレーションなどをフルキャストして広範囲を探る釣りに最適。ビッグレイクなどの広いフィールドで、その真価を発揮する一本だ。
黒田さんは、今回のロッド開発に込めた想いをこう語る。
「いまのバスフィッシングは、どんどん釣り方が細分化されています。『この釣りに特化したロッドが欲しい』という声は、僕自身もよく感じますし、今回のロッドたちは、まさにそういったニーズに応えるために開発しました。きっと皆さんのスタイルにフィットするはずです。釣りの面白さをさらに広げてくれると思いますので、コルクストレートグリップを採用したエクスプライド ローモジュラスシリーズ、ぜひ手に取ってみてください」

プロフィール

黒田 健史(くろだ けんし)

[インストラクター]

JBTOP50プロ。バスのみならず浜名湖のチヌやシーバスにも精通。国内のバストーナメントを中心に活躍し、上位にランキングされる機会も増えている注目のアングラー。

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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ロッド
エクスプライド
オリバ クランク フラット 65F フラッシュブースト

ルアー

オリバ クランク フラット 65F フラッシュブースト

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