2023/03/27
コラム
ただ巻きもひと工夫で釣果が変わる。 堀田&黒田が新作ルアーでマゴチとヒラメを狙う。
ネッサのルアーに新しく2つのルアーが追加された。それが「熱砂 ビーム ブレード ハイアピール21g/32g」と「熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト」だ。今回はタイプの異なるこの2つのルアーを実釣で使用したときの様子を紹介したい。堀田光哉と黒田寛亮はルアーの性能をどのように引き出したのだろうか。
まずは千葉からスタート。内湾サーフの狙い所とは?
ふたりが最初に訪れたのは、千葉県の内湾にあるサーフ。季節は2022年の10月下旬。日が落ちると空気が冷え込んで、秋の気配が色濃くなって来たのを感じられるような時期だった。さっそくこのポイントに詳しい堀田さんが「ここは外洋に比べて波が小さいのが特徴です。小さな変化を重点的に狙うことが重要ですね」と教えてくれた。これに黒田さんが「消波ブロックなどもあるので、切れ目は水も動くしポイントになりそうですね」と言葉を返す。こうしてそれぞれポイントを観察した後、二手に分かれて釣りをスタートした。
ただ巻きの中にもひと工夫を。ヒット率を上げるコツ。
こうして最初に二人が選んだルアーは「熱砂 ビーム ブレード ハイアピール 21g/32g」だ。ふたりともまずは遠投性を確保して広範囲をサーチするために32gからスタート。その点は共通しているのだが、堀田さんはイワシベースのナチュラルカラーを選択し、黒田さんはピンクベースのアピールカラーでスタートすることにした。そうしてまずアタリを捉えたのは黒田さん。「思った通り流れが変化する場所で喰ってきました」とガツンと来た手応えに納得の1匹だった様子。さらに堀田さんもアタリを捉えて同じくマゴチをキャッチした。「ストップ&ゴーで誘いました。早めのリトリーブでリアクションバイトを引き出すイメージがよかったのかもしれないです」とひと工夫加えた誘い方で釣果につなげたことを教えてくれた。
エリアを変えて岡山へ。瀬戸内海にあるサーフの特徴。
今度は釣り場を変えて二人は岡山へやってきた。時期としては11月下旬で千葉県での釣行から1ヶ月ほど経っての釣行だ。さっそく釣りをスタートするのだが、まずは岡山出身の黒田さんから「ここは瀬戸内海なので波が高くないのが特徴です。釣果を出すコツはベイトを探すことになると思います」と堀田さんに情報を共有した。そして「あまり釣行回数が多い場所ではないので楽しみだね」と堀田さん。今度は「熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト」をメインに使用するとのことだが、いったいどのように使いこなすのだろうか。
通い慣れていないサーフを素早くサーチ。よく飛ぶシンペンが活躍。
千葉と同様に二手に分かれて釣行していくのだが、まずは堀田さんの動きに注目だ。日本全国の様々なサーフで釣りをしてきた堀田さんが、慣れていない釣り場に対してどのようにアプローチするのかを見ていきたい。まず堀田さんが行ったのはラン&ガン。2〜3投したら横に動いて、またキャストを繰り返していく。その間に流れの強弱や水深の変化、障害物はないか、などを確かめていくとのことだった。そしてある程度サーフ全体の様子をつかめたら、気になる場所を重点的に狙ってポイントを絞っていく。この慣れないサーフでも素早く釣れそうな場所を見極める速さは、この釣りに精通する堀田さんならではの早業であった。「ブレイクラインと水中の障害物を見つけたので、ここで粘ってみます」ということで、今度は狙い所を絞ってキャストを繰り返す。そうしていると堀田さんの竿先がゴンっ!と絞られたのだが、これは惜しくもヒットには至らなかった。なんとも早い展開に堀田さんの技量を感じられるのはもちろんだが、「熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト」は、慣れない釣り場でもポイントを素早くサーチできるルアーになることがわかった。
沖にあるブレイクラインを攻める。大型ヒラメの手応えに緊張が走る。
一方で黒田さんは、釣り場に対して知見があるので沖のブレイクラインを重点的に探っていく。「40gもあるのでよく飛びますね。ボトムタッチの感触もわかりやすいです」とルアーの使い心地に満足の様子だ。そうして夕マズメに差し掛かったタイミング。ストップ&ゴーで「熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト」を使っていたところ強烈なバイトの手応えとともに、すかさず黒田さんがフッキングを決めた「これはデカイですよ!」そして慎重に釣り上げたのは70cmクラスの大型ヒラメ。「潮が止まっているタイミングだったので、早めに巻いてルアーをしっかりとアクションさせたのがよかったみたいです」とリトリーブに工夫を取り入れていたことを教えてくれた。
マゴチにヒラメと納得の釣果。新作ルアーの性能の高さを実感した。
駆けつけた堀田さんと話しながら「ナイスサイズだね!これはお見事!」と堀田さんも驚きの様子だ。こうして暗くなったところで岡山での実釣も幕を閉じたのだが、結果として千葉と岡山でマゴチとヒラメを釣り上げることができた。「熱砂 ビーム ブレード ハイアピール 21g/32g」も「熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト」もリトリーブが主体のルアーということで、難しい操作を必要とせず使いやすいのが特徴だ。ローテーションの中に組み込むことで釣果を大きく高めてくれるルアーとなるはずなので、ぜひ自身がよく行くサーフでその性能を実感していただきたい。
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