ビームドリフト 125S フラッシュブースト

【水中ルアー動画】熱砂 ビームドリフト 125S フラッシュブースト【ネッサ】

飛距離にこだわったボディ形状

飛距離を出すうえでこだわったのが、横風や向い風といった悪条件下での飛距離です。とくに背中側の形状はキャストした直後の飛行姿勢に影響をあたえることが多いため、このルアーでは背中側への空気抵抗を上手くいなすようなボディ形状を採用しています。

重量の恩恵でボトムタッチがわかりやすくなった

また、単に重量を40gと重ためにするだけでなく、ウェイトバランスを考慮して設計。ボディに対して下部に集約させることで、フォールアクションが安定して発生するようになるだけでなく、遠投した先でもボトムタッチの感覚が手元に伝わりやすくなっています。

タダ巻きのアクション

ボディの形状にこだわったことで、ルアーアクションが多彩になっています。基本的にはタダ巻きでの使用がメインで、この時はフラフラと首を振りながら弱ったベイトを演出します。

喰わせの間を演出するフォールアクション

またフォール時には、シミーフォールと呼ばれるアクションを演出できます。ルアーが沈みながらユラユラと揺れることで、フォール中にもバイトを誘発します。

ラインを少し張って沈めるテンションフォールでは、真下に向かってユラユラと沈んでアピール。ラインテンションを掛けないフリーフォールでは、ややバックスライド気味にユラユラと沈みます。どちらもバイトを引き出す上で有効なテクニックであるため、タダ巻きと組み合わせると効果的です。特にフォール中は内蔵されたフラッシュブーストとの相乗効果で、一際目立ったフラッシング効果でアピールします。

小さなカップの役割とは

そしてスリムな顔に設けられたカップは、ルアーのレンジキープ性能を向上させています。特にカップの下顎にあたる部分は、水の抵抗を受けて海面が荒れている状況でも、レンジキープがしやすい設計です。この彫りの深さが重要で、手元にルアーの操作感を伝えつつ、飛距離に悪い影響を与えないような深さを追求しました。

そして大型のターゲットにも十分に対応できるよう、貫通ワイヤー構造を採用。ブリサイズの青物や座布団クラスのヒラメなど、大型のターゲットがヒットしてもルアーが破損してしまうリスクを軽減しています。

変化の少ないサーフの釣りにおいて、水中にある流れを見つけて重点的に攻めることはヒット率を高める上で重要です。その点を踏まえるとこのルアーは、フォールアクションでボディをユラユラと揺らしながら沈んでいくシミーフォールでアクションするため、ルアーにスレたヒラメにも効果的にアピールしやすくなっていると感じます。また小さなリップが水の抵抗を受けて手元に伝達してくれるため、引き抵抗の強弱から水中の様子が感じ取りやすいのも使いやすさを感じる要素です。サーフでシンキングペンシルを使う機会が少なかった方にも使いやすいルアーであると思いますので、ぜひローテーションに加えて、ヒラメの釣果アップに繋げてみてほしいですね。

飛距離にこだわった設計になっているので、風の強いタフなコンディションでもルアーが気持ちよく飛んでいきます。この設計は、できるだけ強振してしっかりと遠投を繰り返したい私のスタイルにはピッタリで、これまで届かなかったブレイクラインの攻略も可能になりました。またルアーの自重が40gと重ためになっているのも使いやすさを感じる要素です。このルアーは、基本的にストップ＆ゴーで使用することが多いのですが、この自重のおかげで巻き始めと巻き終わりの瞬間にしっかりとアクションにメリハリをつけることができます。このメリハリをつけたアクションは、潮が緩いタイミングでは特に効果的で、ルアーが動き出した瞬間か、止めた直後のフォールの瞬間にバイトが出ることが多いです。特にサーフでシンキングペンシルを使い慣れていない方には操作しやすいルアーだと感じます。もちろん流れの早いシチュエーションでもしっかりと探れるルアーですので、表層を中心にサーチしたいときには様々な状況で活躍するルアーになると思います。