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2023/03/17

コラム

大型キスを狙ってデッドスローで攻めた、冬の日本海

皆さん、こんにちは、神奈川の伊藤幸一です。
今年初の釣行記となります。宜しくお願い致します。

当初は、恒例の年末釣行の予定でしたが、仲間の2人が、流行り病に罹り、敢え無く中止。リベンジの1月下旬の釣行も大雪による通行止め連発で、またまた中止。そういった状況でしたので、どうしても行きたくなり、飛行機で1泊の弾丸釣行となりました。
米子空港に到着すると、生憎の雨模様。予報通りですが、風は比較的弱く、釣りはできそうなコンディションです。

釣り場に向かうと、すでに多くの投げ釣りキャスターが竿を出しています。状況を尋ねると、まずまず釣れていて、良型も混ざるとのこと。期待が高まります。
早速、タックルやウエアの準備をします。ロッドは、スピンパワー405BX+、リールは、今一番のお気に入りキススペシャル45をセットします。ラインは、キススペシャルEX4・0.6号、テンビンは、無垢オモリタイプのブラテン30号、仕掛けはオリジナルで、スナズリ・フロロカーボン2.5号60センチに、掛けキス6号チモトに夜光塗料、ハリスには、夜光ビーズを通してあります。エサは、イシゴカイ(ジャリメ)を使用します。

雨模様なので、アウターには、ゴアテックス・ウォームレインジャケット(RB-01JU)、ウォームレインパンツ(RB-01PU)を着用して、帽子は、ドライシールド+レインキャップ(CA-012V)、足元は、ドライライトシューズ(FH-017U)防水タイプで完全防備です。

空いている場所を探して、キャストしてみます。エサのジャリメを1匹掛けにして、ファーストキャストは、6色先へ投入しました。着底を確認し、真冬の日本海なので超デッドスローで虫エサが移動するくらいのスピードです。時折、仕掛けを止めて、シロギスに見せて、喰う間を与えるようなサビき方です。水深は、6色付近で12mくらいと思います。少しずつ手前へ動かし、誘いを入れていると、6色のオレンジが少し入ったところで、「クックッ!」と軽く抑え込む魚信のシロギスからのコンタクトがありました。仕掛けを止めて、しっかりと喰い込む間を与えて、30秒ほどじっとしていると、「グッグッ!グッグッン」と鈎掛かりした魚信に変わりましたので、巻き上げに入ります。魚の重さに加え、潮の流れが抵抗となって、結構な巻き上げ抵抗ですが、キススペシャル45のインフィニティドライブ、サイレントドライブ搭載の本領発揮です!一気に掛け上がりを越して、仕掛けを水面まで持ち上げました。どうやら、20センチクラスの良型が2連の様です。慎重に護岸をかわし、取り込むと22センチ・20センチの2連です。ファーストキャストから、こんな良型に会えるなんて最高です!

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その後のキャストでも、20センチ前後の良型が、単発から2連程度で釣れてきてくれるので、楽しい釣りが展開となりました。ただ、22センチ以上が、出ないのが少し気になります。そこで、エサのジャリメの中でも比較的、大き目の個体を選んで、頭をカットしてハリスまでコキ上げて、キャストで外れないように装着しました。7色手前で着水し、7色目のブルーのラインからゆっくりサビきます。6色半付近で、小規模な掛け上がりを感じ、じっと仕掛けを止めて待っていると「クックッ」とシロギスがエサにアタックしてくる様な感触を感じました。すかさずラインのテンションを少しだけ緩め、喰いこみをアシストします。すると、「グッグッ!グゥーン」と竿先が入り込みます。鈎掛かりを確信したので、巻き上げると24.5センチ。大型と呼べる25センチに5mm足りないですが、満足できるサイズです。

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25センチオーバーは、翌日に期待して、ロッドを仕舞いました。
翌日は、午前中は、強雨と強風で、釣りは断念。ホテルの窓から様子を見ていました。予報では、昼前には、小雨になり釣りはできそうな予報となりましたので、フィールドに向かいます。
昨日と同じタックルで、フィールドに入りました。まずは、遠めから探る作戦で、7色~6色間を引いてみます。早速、数回のアタリがあり巻き上げると、20センチクラスの単発でした。「あれっ?3連くらいで、来ていても良いくらいのアタリだったのに?」と独り言・・・。次も同じような釣れ具合です。

もしかして仕掛けが合っていないのでは?と感じたので、ここで掛けキスから攻めキスに変更します。今日は、シロギスの吸い込み力が弱いのかも?という読みです。
これが正解だったのか、喉奥に掛かり、だいぶ連で来てくれるようになりました。結果、護岸の抜き上げでも外れる頻度が少なくなりました。
ただ、今日も22センチオーバーが少ないので、思い切って近くを攻めてみることに。意外と大型は近い距離に居ることも多いので、5色付近へキャスト。

仲間とラインが交差していたので、処理をしている間に、ラインが4色付近まで来ていました。せっかくなので、丁寧に探っていると、4色目のピンクが入ってきたところで、力強い前アタリを感じました。大型を予感させる前アタリでしたので、数十秒待っていると、「グッグッン!グゥイーン!」と一気にスピンパワーの穂先を50センチ以上も引っ張り込まれました。「これは!来たぁー」と独り言を言いながら、キススペシャル45のハンドルを慎重に巻きます。水面に顔を見せたのは、まさしく大型のシロギス。どきどきしながら、護岸の高さと仕掛けの長さを計算し、慎重に抜き上げました。相当大きいなぁー!早速、スケールに当てるとジャスト28センチ!「やったー!」、遠路飛行機でやって来た甲斐がありました。嬉しい!
その後は、このサイズを上回るシロギスは出なかったものの、25センチも追加でき、山陰の海と仲間に感謝し、大満足な釣行となりました。

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プロフィール

伊藤 幸一 (いとう こういち)

インストラクター

地元 湘南の浜を中心に全国を釣り歩くトーナメンター。シマノ ジャパンカップ 投げ 第26回・第29回・第34回 優勝。

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